イギリス旅日記

Posted by admin - 10月 11th, 2009

日曜日はホテルの朝食も30分遅れで7:30から。さほど魅力的とはいえぬイングリッシュ・ブレクファストをいただくも、ライ麦パンのトーストはいつも懐かしく「ああ、イギリスに来たな」と実感する。

9:00頃ホテルを出て、さほど寒くない朝の散歩に。大英博物館の周りにあるアンティークの店などをウィンドー・ショッピング。10:00に博物館がオープンするとまず目指したのが今昔の時計のコレクション。ここがすごいのは、17世紀の時計でも正確に時を刻んでいることだ。最新の腕時計はカシオのもの、3千万年使って誤差1秒というすぐれもの(人間がまだ存在するかな?)、たまには日本の技術の真髄を見るのは小気味良い。

その後いつものパターンで、ローマン・ブリテンやアングロサクソン時代のコーナーへ。少し前に発表された、サットンフーをしのぐ遺物が発見されたニュースに即した展示を期待していったが、時期尚早だったようだ。

街に出て、少し買い物をしてからホテルに戻ると12:00、さすがにファンクラブの面々は正確で、オクスフォードから来た張替さん、ヨークからの高橋さん、ロンドン在住の長嶋さん、それに慶應のロンドン・オフィスの佐藤由紀子さんが集まると、初対面なのにすぐおしゃべりが始まった。

まずみなで出かけたのが、近くの中華料理屋、皆は私が推薦した鴨そば、私は焼きそばにローストポークを乗せたものを食する。しばらくするとわが古書友人のアーサー・フリーマン氏が別の席へ。あいさつに行くと「おまえはまだ我が家に遊びに来ないな」と怒られた。

中華の店を出て、あらかじめネットで調べておいた古書展へ。ホリデイ・イン・ブルームズベリーで開催されている地方の古書店組合の展示即売会だ。品揃えはすばらしかったが、まず最初に見つけたのが「スコットランド印刷術事始め」、16世紀のスコットランド刊本研究でオクスフォードで博士論文を書きつつある張替さんに聞くと、ほしいというので立て替えて払っておいた。もちろん値段はかなり引いてもらった。

私が買ったのはA.B. Emden, An Oxford Hall in the Middle Ages, 1927で著者の献辞入り。15ポンドを12ポンドにしてもらってほくそ笑む。値引き交渉は実に楽しい。古書店の経営者はみな英語がきれい、要するに学歴があるので、話していて気持ちよい。

一時間ほどして、全員集合、みな買い物をしたので紙袋を持っている。次に、徒歩5分で行けるローヤル・ナショナル・ホテルでやっている他の古書展へ。ここの方が出展者も多く、探しやすいが、古書の質は低い。 それでもマッグズ書店の製本販売目録20ポンドを17ポンドで購入。その中に掲載されていた18世紀のケンブリッジのムーアの製本に近い古書が出ていたので、業者に50ポンド引かせて買ってしまった。挙句の果てに「業者の方ですか」とまで言われてしまった。子の製本業者を特定するのが楽しみだ。

15:40に本日の古書ツアー終了、みなさんお買い物で満足げのご様子。古書展に日本の若い女性たちがこんなにたくさん現れたのは初めてではなかろうか。

さて、時間もちょうどアフターヌーン・ティーによいころだ。実はファンクラブのMLでこの談義が続いていたので、ぜひよい機会をと狙っていたのだが、朝ネットでパークレーンホテルのアフターヌーン・ティーを予約しようとすると、すでにずっと先まで週末は満杯だった。そこで近くのホテル・ラッセルに行くことに。19世紀のよい雰囲気のホテル、そこのパブに行ってみると、値段表に二人分のアフターヌーン・ティーがわずか15ポンドとある(パークレーンは一人48ポンド!!)。これを4人分頼んでみると、たしかにスコーン(というよりマフィン?)、ケーキ、それにサンドイッチが出てきた。アール・グレイと一緒に楽しんだ。途中でそこに現れたのは、再びアーサー・フリーマン氏だった。

18:00近くにお開き、その後みなと別れてから、張替さんの論文の話を一時間ほどした。以上の話の裏付けは、他の参加者にお任せしようか。雨がほとんど降らないよい日曜日だった。

Leave a Reply

Blog Home