Posted by admin - 7月 18th, 2009
昨日は大英図書館で仕事終わってから、またHenry VIII展をじっくり見ました。何度見てもさまざまな面が見れて、面白いですよ。
夕方Sohoで中華料理をたべ、劇場切符の販売所に行くと、Billy Eliottの当日券があるというので、購入したところ、劇場がVictoria Palace Theatreという離れたところ。地下鉄でGreen Parkで降りると、週末なのでVictoria線が動いていない。仕方なくそこからタクシーで劇場へ。
映画Little Dancerをミュージカル化したこの作品、音楽はElton John作曲、演出は映画The Hoursの監督、要するにゲイ・コンビ、バレエを扱ったミュージカルだけに、さまざまなほのめかしがあります。
サッチャー政権の不況下、労働条件を巡って警察ともめるニューキャッスルの炭鉱夫の息子Billyが、突然バレエの才能を示し、難問を乗り切ってロンドンのローヤル・バレエ学校に入るまでを描いた作品です。
超満員で最後は全員立ち上がるほどの興奮ぶりでした。すべてに合格点だが、とくに12歳の主人公を演じる少年が、バレエ、タップ、床体操、歌唱と、すさまじい才能を示していました。夢で一緒に「白鳥の湖」を踊る大人のバレエ・ダンサーもうまかったですよ。
これもお薦めです。日本にも来るでしょうかね。
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Posted by admin - 7月 17th, 2009
Carmen Blacker博士の訃報に接したばかりですが、今日加藤誉子さんの御尊父ご逝去を知りました。ML管理人古川さんのご祖父の急死の報もありましたし、胸塞がる思いです。合掌。
今日は久しぶりにTate BritainにPRBの懐かしい名画を見に行ったのですが、不思議にもJohn WaterhouseのLady of Shalottの大きな絵が見つかりません。聞いてみるとRoyal Academyでの回顧展に行っているとの話、あわててFortnam & 、Mason前のBurlington Houseに行って20世紀のPRBと呼ばれるWaterhouseを堪能しました。不思議なことに、無料なのにがらがらのTateにも、有料なのに超満員のここにも、日本人の姿はほとんどdありませんでした。
20世紀にも関わらず、徹底してモダニズムを排除し、後期ロマン派のバーン・ジョーンズを継承する神話的世界に耽溺した頑固者、そのためつい20年前までは誰も顧みなかった画家Waterhouseは、21世紀になって大変な人気です。おそらく現在、日本の女子学生がもっとも好むPRB画家でしょう。
キルケやマーメイドに用いられた、海の濃緑色は、怪しく見る人をさそいます。漱石が「三四郎」の美祢子に言及させた「マーメイド」は2度わが国に来ましたが、よい作品です。7点描いたはずのLady of Shalottは、2点が展示されてました。
昨秋イギリスにいながらバージョーンズ展を見逃すという大失態を演じた自分としては、Waterhouseの数々の絵画に出あえて幸せでした。
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Posted by admin - 7月 16th, 2009
昨日は雨降らず暖かい一日で、ケンブリッジ訪問にも最適でした。こんかいのミッションは雄松堂書店の依頼で学生用の古書を大量に買い込む仕事、楽しいかと思ったら、自分用に買うのではないため、まったく違う自分がいました。
驚いたのは不破先生と私がBrewer夫妻に献呈した「騎士道とジェントルマン」がわずか6ポンドで見つけたことです。数十冊を3-200ポンドの範囲で買い込みました。中にはMorris, Defence of Guenevere初版で革装のものもあります。11月末に日吉で行われる中世学会での特別セールには、お小遣いを貯めて、早めにお越しください。Henry Newbolt詩集などは数ポンドでしたよ。
街を歩いていると、次々と友人から声をかけられました。Kari Ann Schimidt, Nigel Morgan, John Kerrigan, Jenny Fellows, David Hallなどです。
ロンドンに戻って、昔HUMIで良く通ったシンガポール・中華料理店で辛い夕食、9時半にバタンキューでした。
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Posted by admin - 7月 15th, 2009
今日は四季の気候がさまざまに変化する ロンドンで、Westminster Abbey と Victoria & Albert Museumに行ってきました。Russell SquareからWestminsterまで1時間強で歩きました。
前者は197年のCaxton 500年祭で来て以来です。60歳以上13ポンドという高い入場料、ところがオーディオ解説がJeremy Ironsの素晴らしいBritishで堪能しました。Poes’ CornerにCaxton Memorialが見あたらなかったので、そばの関係者に訪ねると、わざわざ現場まで連れて行ってくれましたが、工事中で見られず、その代わりにWillam Tyndale (英訳聖書の訳者)の記念碑に案内してくれました。ちゃんとした英語を話すといいことがありますね。
VAではやはりMorris関係の展示をじっくり見ましたが、ヴィクトリア朝の工芸の流れがよくわかりました。きっと諸井さんも一日過ごしたことでしょう。
13日にケンブリッジの福沢研究家Dr Carmen Blackierが85歳で死去したことをTimes で知りました。福沢研究のパイオニアでした。日本語では奥ゆかしく、英語ではアグレッシブに話す人でした。合掌。
奇しくも13日はBrewer教授の誕生日でもありました。
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Posted by admin - 7月 12th, 2009
学会最後の日、日曜日でも一日中発表がある。基調講演のBarbara Shailor教授は、20世紀のBiblioclastとしてのOtto Ege(ぜひネット検索してほしい)の狼藉を紹介。20世紀のインテリができるだけ多くの人に中世写本の美しさを伝えるために次々と写本を破壊して、一枚物を作って販売したという。それらの情報を集めて再構成しようという動きの中での講演だった。
我が家にも数点彼から出た零葉があると伝えると満場からどよめき。中年ながらファッションセンス抜群のShailor女史は東京に来て見たいという。大歓迎だ。Roxburghe Clubの起源について発表した中年女性は研究動機に、祖先が最初のメンバーだったからという。なるほどここはイギリスだからなあ。
ランチの後は昼寝して、最後のセッションへ。1830から寒い芝生の上でクロケー。今回も参加したが引き分けだった。19:30からGala Dinner,昔と違って正装姿は少ないが、ちゃんとブレザー姿で出た。Tシャツ姿で隣に座ったRob Yeager教授から、Terry Jonesとの邂逅に関して驚くべきエピソードを聞いた。
世話をしてくれたEmma Cayley, Sue Powellに皆からプレゼント進呈、Driver会長にみなでサインして激励のメッセージを送った。この学会の素晴らしさがよく出ていた。もっとも楽しい学会だ。
23:00には就寝、06:00に起床。きっとみな徹夜で飲んだはずだ。
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Posted by admin - 7月 11th, 2009
蜷川公演はいつも派手で楽しいですよ。みなでお出かけください。私も必ず行きます。
11日は土曜日ということで古いReed Hallは結婚式で使用、学会発表は隣接するQueen’s Buildingで行われた。午前中の旧図書館の貴重書展では、ヘンリー8世の命で解散させられたSyon Abbeyが細々とDevon の田舎で活動を続け(まったく知らなかった)、ばらばらになった昔の有名な蔵書を少しずつ買い戻した10数点を見ることができた。1541年に出た小さな本があり、購入直後に修道院が破壊されたことに、胸塞がる思いだった。
午後からのLinne Mooneyらの基調講演も、また若手の発表もすさまじい創見に満ちたもので圧倒された。とくに米軍Naval AcademyのJoseph Gwara教授は、ここ数年STCのWynkyn de Worde200点ををEEBOで調べた結果、STCにある出版年代と印刷者を変える必要あり、との発表は砲撃的だった。その研究手段は大陸で用いられることが少ないwの形状で、聴衆を唖然とさせた。司会のSue Powell教授と、早くPaul Needham, Lotte Hellingaを交えてシンポジュウムをやりたいね、という話で盛り上がった。
今回は特に若手による新たな方法論が提唱されており、これに一番きちんと肉薄できる「高宮学派」の若手が誰もいないのはもったいないことだ(参加者のコメント!)。みな試験監督の真っ最中だからなあ。しかしこれではせっかくの学問が遅れてしまう。残念無念!
夜は大聖堂の前にあるPizza Expressに40名が集まって、おいしいピザとワインを楽しんだ。隣はアーサー王学会のJane Taylor教授、美しいOxford Englishを堪能した。
23:00就寝、06:00起床。これからイギリスはずっと雨らしい。
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Posted by admin - 7月 10th, 2009
昔はイギリスでの国際学会といえば、宿泊設備も食事も粗末なものでしたが、今回などは大したものです。しかも私のように招待された基調講演者はすべて無料です。学会運営に大学から補助がでているのでしょう。
さて、今日のランチはみなが一度で食べられないスケジュールのためか、紙袋に入ったピクニックランチで、中身はといえば
サンドイッチ(卵とマヨネーズ)、オート麦を味つけて固めたケーキ、チップス(むろん塩とヴィネガー味)、リンゴ一個、オレンジジュース、それにミネラル・ウォーター
かなり胃に応えますね。
見ているとみな食が進むのでびっくり、空気がいいせいか、よく歩くせいか、こちらも気をつけないと。
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Posted by admin - 7月 10th, 2009
散歩してから朝食に行くと、いつものようにLinnr Mooney教授が真っ先に食べている。Martha Driver教授の様子を聞くと、初期段階の乳がんで小さな腫瘍が5月に見つかって切除、念には念を入れたリハビリをしているとのことだった。よく検査をしていたのに、こういう事態も起こるらしい。NYでは訴えられるのを嫌う医者が時に過剰なリハビリをやらせるそうだ。
09:00少し前に、発表会場のReed Hallに行くも人影はまばら、みな忘れているのかと思っていると、09:10には超満員になり驚く。Mooney教授の司会で基調講演The Takamiya Collection of Medieval Manuscripts: Reminiscences of Forty Years of Collectingをやった。前半は12歳の神保町訪問から順に説明して、蔵書の外観に触れた後、主な写本を紹介した。去年ヨーク大学の大学院でやった講義を拡張したものだったが、ジョークに対する聴衆の反応はすごくて驚かされた。終わると2,3情報の追加があり、ありがたかった。とくにNigel Morgan教授は物知りなのに驚いた。面白い講演の後はみなが声をかけてくれる。Robert Yeager教授が今までで一番よかったとほめてくれた。これで第一関門突破である。
一つの仕事が終わると今までの疲れがどっと出た。それでも勇気を出して次の同時セッションに参加すると、Mary Morse教授による妊娠した女性の腹にまくガードル状の祈祷文を書いた写本に関する面白い発表、しかも段々有名になってきたJoseph Gwara教授がカバンから取り出して、Wynkyn de Wordeが印刷したガードルがあることを写真で示すと、会場から歓声が上がった。発表後Morse教授に対して、今朝の講演でも触れたように、高宮蔵書にもガードルとして使われた写本があり、長さはマリア様の身長と同じ、裏面には2列のロザリオが書かれ、妊娠した女性が身につけると早産しないですむと書いてあることを告げた(詳しくは安東教授記念論文集の拙稿を参照のこと)。
Finger buffetのおいしい昼食が終わると、希望者が参加してチャペルでDriver教授の回復を祈るミサが行われ、関係者が聖書から朗読、また讃美歌が歌われた。こちらはカメラマンとしてせっせと写真を撮った。後でDerek Pearsall教授から、英国国教会では写真撮影は禁止されているぞ、冗談を言われたが。
14:00からみな徒歩でExeter大聖堂へ。ドイツ軍に壊滅的な攻撃を受けた市街だが、大聖堂だけは生き残った。雨が土砂降りになって、みなずぶぬれ。以前Scotch Houseで買ったジャンパーの防水がまったく効かないのに絶望!
希望者10名はバスで街の郊外に引っ越した文書館の修復工房へ見学。ここにすばらしいシュミーズ製本があって写真に撮った。大聖堂に戻って有名なExeter Bookなどを見学、一般の古書展示でもシュミーズ製本が3種も出ていて感激した(画像検索でChemise binding参照)。
帰りも徒歩で30分。行きはNigel Morgan, 帰りはMargaret Conollyと一緒に情報交換しながら歩いた。ディナーではワイン2本をふるまった。
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Posted by admin - 7月 9th, 2009
12;30に登録が始まった初期書物学会には暗雲が立ち込めていた。会長のMartha Driver教授は乳がんの手術後のリハビリと闘っており、創立以来初めてYouTubeでのあいさつとなった。定期的に検査しており、ずっと陰性だったのに、初期段階のがんが発見されたという。10日午後には急遽病気回復を祈る教会ミサが行われる。
わが恩師Ian Doyle博士の名前も最終プログラムから消えた。すでに所属のない博士は長距離の旅ができないとのこと。Takamiyansの参加はいつも注目されるが、今回唯一の名前のあった加藤誉子氏は、厳父の病状思わしくなく、一時帰国のため、プログラムから消えた。Derek Pearsall教授も愛息を失った。
それにもかかわらず学会は熱のこもった発表で始まった。内容はすごいが、時間超過がおbただしい。CCCCのParker on the Webが9月にアップされるとか。Rebecca Rushforth, Nigel Morganの二人が来ていたので、質問も浴びせた。
中世音楽のコンサートが終わったのが22:00、外は寒い。30分後には寝て、04;00に目覚めた。
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Posted by admin - 7月 8th, 2009
1130に搭乗したJL401便B777-300のビジネス席は超満員で驚く。例によってビジネスマンの中年男が多い。一日にロンドン行きを二便飛ばしているJALが、夏にもかかわらず一便のみにしているから、混むのは当然か。フルリクライニングのビジネス用チェアはANAのものよりデザインンが新しいが、コントローラーがANAのとまったく同一だから、製作会社もおなじなのだろう。
担当の金田さんというCAがご挨拶にくる。今日のCAの中ではもっとも感じがよく、大学院を狙うHさんと似たところあり。早速食事メニューを見ると、和洋定食の後は、ANAのような朝食がなく、各自いつでも注文できるアラカルトがずらりと並ぶ。食いしん坊にはたまらない。私はまず豪華な和定食をおいしく食べるも、デザート前に眠気が襲い、爆睡状態へ。イギリス人CAが二人いるのもよい。
映画は避けて2チャンネルあるクラシック音楽を聴きながら、4時間ほど眠っただろうか。その後は学会資料に目を通しながら、おいしいリゾットやら、鮭茶漬けをいただいた。National Treasureという以前に見たかった議会図書館を舞台にした冒険映画?を楽しんでいると、定刻の50分前にヒースローに着陸。ところが到着予定のスポットがふさがっているために20分待たされ、16:00に機外へ。
前回と同じく入国審査場がひどい混み方、人員配置が下手なのか、検査のやり方が厳しくなったのか。ここでは大きなブロックが2つあるが、まず列内にイスラム、ヒンズー教徒が多く並んでいるブロックは避けた方がよい。多くの家族連れなので、審査に時間がかかるからだ。
17:00に荷物を受け取った後、珍しく判断ミスを犯した。直接ウェスト・カントリーのExeterに行く予定で、ロンドンに戻らず、最寄りの Readingにタクシーで向かったのだが、ヒースロー・レディング間の距離が50km以上あったこと、高速道路M4がラッシュアワーで1時間以上かかったことだ。素直にヒースロー・エクスプレスでパディングトンに出て、そこからペンザンス方面への特急に乗ればよかったのに。レディングへのタクシー代は110ポンドだった。
レディングからエクセターまでは途中トーントンに停車するだけの特急で2時間ほど、片道75ポンドだった。民営化されてFirst Western Railwayで快適に西へ、西へと列車は進む。晴れてきたので、いつまでも落ちない夕陽のおかげで、緑の田園を行くと、羊や牛が子連れで草を食んでいる。夏のイギリスの最高の風物詩だ。
20:30過ぎにExeter到着、ここでの学会は1975年の国際アーサー王学会以来。タクシーで坂を上って大学キャンパスに到着。Holland Hallという寮にチェックン、うまくインターネット接続もできた。
22:30に就寝、5:00に起床。まあまあのスタートだ。朝の冷気が心地よい。
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