Second Life

Second Lifeが盛り上がって来ましたね。
http://secondlife.com/world/jp/
日本語版も登場の予定とか。
聞くところによると、昨年の3月15万人だった参加社が6月には20万人、そして現在は300万人もの参加者がいるようです。日本の大手企業もこの空間で のマーケッティングを開始しているようですし、バーチャルユニバーシティの実験も既に日本大学のいくつかが取り組んでいるようです。

バーチャルな空間の中で、土地を購入したり、ビジネスもできてしまうということです。
米ドルとの交換もできるようになったバーチャルマネーが参加者には魅力のようです。
日本ではデジタルハリウッドが中心に動いている模様で、今後この三次元空間での建築物や物品のデザインがビジネスに繋がってくる可能性もあるようです。美大のカリキュラムに取り入れても面白いかもしれません。

日本でどのように普及していくかが楽しみです。

2014年の未来予測

話題の未来予測ムービーの日本語字幕版です。
学校現場で教材として使えるでしょう。
http://www.probe.jp/EPIC2014/

英語版ですが2015年版が下記サイトにあります。
http://www.albinoblacksheep.com/flash/epic

やはりiPodの生み出す世界がイマジネーションをかき立てますね。
みなさんならどんな未来を予測しますか?

参考サイトとして
http://nikkeimedialab.jp/blog/2005/05/post.html
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0507/06/news099.html
をあげておきます。

ドライブレコーダーの可能性

ドライブレコーダの開発が盛んだ。
都バスには100万円/台もする機器が税金を使って取り付けられるとの報道もあった。

今日、私は一般消費者向けの新製品を目にすることができた。
特徴は小型化と高画質。GPS内蔵。低価格。
49,800円で販売される予定とのこと。
最終的には10,000円の末端価格を目指すという。

この製品、今後の市場拡大が予想される。
2004年10月から国土交通省の主導で「ドライブレコーダ」の調査・解析が始まっている。将来法制化も検討中とのこと。商用車の事故情報等を解析して事故を減らす目的なのだろう。使い方によってはヨッパイ運転防止なんてことも考えられるかもしれない。

また、GPS機能付きでのデータ入力装置+ビデオカメラという観点からすると、何やら学習のネタにもなりそうな感じだ。例えば、子供達に持たせて、 学校周辺のビデオ撮影と共に情報収集。GISソフトと絡ませて、地理学習なんていうのも可能かもしれない。いずれにしてもちょっと触ってみたい気が起きる 製品だった。

TV2.0

TV2.0元年になるかもしれませんね。
弊社で紹介したソリューションで世の中が変わって行くかもしれません。
Pod Castingを拡張して携帯や家庭のテレビへの動画配信技術が揃って来ました。

その秘密は下記のサイトで論じられています。
これからも様々なICT技術が世の中を動かしていく原動力になっていくことでしょう。

メディアを全世界の人が構築できる時代に突入です。

http://bptv.nikkeibp.co.jp/

01 Virtual SchoolのSNSを公開しました!

01 Virtual School のソーシャルネットワーキングサイトを公開しました。
TLC(Tokyo Learning Centre)プロジェクトの一貫として01 Virtual Schoolへの参加者の為のソーシャルネットワーキングサービスを開始しました。http://01sns.roundtable.co.jp
参加には紹介者が必要です。
有限会社ラウンドテーブルコム
(http://www.roundtable.co.jp/)のコミュニティサイトに登録(無料)して紹介してもらうか、
新しい学校の選択肢:01バーチャルスクール
(http://01school.roundtable.co.jp/)
に参加登録(無料)をしてみてください。紹介者がみつかるはずです。

携帯電話の教育活用プロジェクト

今や携帯電話の普及率はうなぎ上り。それは子供たちにも言えるようで、高校生になると90%以上が所有しているという。

そのわりには学校現場での活用はまだまだ。Xoopsが携帯電話対応になっていることも知らない人が多すぎる。ということで、そんな話が聞けるかと思って、カンファランスに出てきた。

金沢大学の中川先生がまたまたがんばっていらっしゃる。さすがに企業(Sky株式会社)からのサポートもあり、りっぱな会議室での講演会だった。

中身は全国30校程で実践してきたプロジェクトの報告会。学習コンテンツとしての携帯電話活用から、保護者とのコミュニティ作りまで、様々な視点で実践例をご紹介いただいた。

少し物足りなかったのが、視点が確定していないこと。なぜ携帯電話なのかということだ。携帯電話の特性をしぼりきれていないような気がした。結局学校現場での理想のICT端末という視点で、現状では携帯電話がコストパフォーマンスが良いという点に落ち着いた感じ。

携帯電話の本質とは一体どんなものなのだろう?情報の流れ方として、対象が限定されて、詳細な情報が流せて、即時生のある情報が流せて、本人確認も しやすく、同時一斉的な情報の流れを創り込めるという点で携帯電話が優れているという意見があったが、ここが最も今回勉強になったかもしれない。

だとしたら、授業でも、保護者とのの情報交換でも、学内での情報交換でも、このあたりにフォーカスした実践研究が欲しかった。小さくなったビデオカメラやパソコンでもできる内容を、ツールを変えて実践したという例や、モラルの問題などは、時間の無駄ではないのか?

例えば、先生達みんなが携帯を使った授業をした場合に生じる通信料の仮想計算などもしてみたら良かったのではないだろうか?経済的に見合わない実践 例を増やしても継続できるものではない。学内のネットワークがファイアーウォールがあって使いにくいという点が、携帯を使う理由だとしたら、それは単なる 一部のあたらし物好きの先生のマスターベーションに終わってしまうかもしれない。

携帯電話、携帯ゲーム機、PDA、パソコンなどの持ち込み等を、学校内での使用を認めた場合の学校運営、授業運営に最近興味がある私は少し先を行き過ぎているのだろうか?

HUMI Projectの10年

もう10年も経ってしまったのですか。インターネット草創期からのプロジェクトです。
7億円で慶應がグーテンベルグの聖書を購入して始まったこのプロジェクト、私の恩師の高宮教授が中心に活動しているプロジェクトということもあり、久々に大学を訪問してきました。

10年間のインターナショナルな活動が実を結び、図書館、大学等のプロフェッショナルからの評判を戦略的に勝ち得たプロジェクトに発展しています。

Humanity Multimedia Interfaceという名付けの親が高宮教授だったという裏話も高橋名誉教授からお聞きすることができました。

また、このプロジェクト通じて、福沢諭吉先生がFukusawaというようにsaを使って日本語の「ざ」を表していたサインを使っていたという発見もありました。蘭語を学んでいた福沢先生らしいサインの仕方という見方もあります。

若手の研究者の活動の場にも繋がっているようです。しかも学部を超えてのコラボレーションが起きている事はとても意義のあることだと思います。
午前中最後の発表は文学部と理工学部の共同研究という形で、文字認識システムによる、聖書の分析手法の発表がありました。文学部からはなかなか技術を追え ない部分の研究が理工学部では初歩的な研究であることもわかりました。このあたりは、横断的な研究をもっと積極的に押し進める事が必要であると痛切しまし た。もっと早く結論が出せたはずです。

一方で、最近ではコンピュータではまだ人間のせいぜい幼稚園児の知能程度しか勝ち得ていないという論もあるようですが、コンピュータを活用した学術 的アプローチには限界があるのではないかとも私は思い始めています。だとしたら、デジタルアーカイブの研究というのは何を到達点として研究の価値があるの かを今一度見直す必要があるということです。

確かに、それまでアナログで研究してきた研究者にとっては、圧倒的な労力を削減する手段にはなるわけですが、それはあくまでも技術が解決してくれた 産業上の効率性があがったということに他なりません。つまり問題はこれからなのでしょう。時間がかかる作業から人間が解放された時に、一体人間は何を見つ けられるのか。このあたりを見据えた今後の研究が期待されるわけです。

一方で、このプロジェクトが始まってから後に出現してきたグーグルの話も出てきました。この点は単に歴史的事実として放っておくにはもったいない情 報だと思います。もっと突っ込んだ議論が必要だと思います。グーグルの企業姿勢と一般的に行われている大学でのIT技術を活用したプロジェクトでは立ち位 置で大きな違いがあるからです。(もともとはグーグルも大学のプロジェクトだったのかもしれませんが。)

グーテンベルグの聖書はメディア革命の象徴です。グーグルについても同じ事が言えるでしょう。彼らは既存のメディアをも包括して変革してしまう程の 力を持ち始めたと言えます。つまりネット革命がメディア革命に繋がっていることを意識しているか否かです。大学での研究はもっと公開されるべきでしょう。 一部の図書館、大学、知識階級に公開されて認められたという視点ではグーグルにはなれないわけです。

今後どのようにこのコミュニティを拡げて行くのか、このプロジェクトを通じて、大学を世界的なメディアにできるか否かは、今後の大学の経営者、研究者に課せられた大きな目標になるのかもしれないと、実はこのプロジェクトが起きた10年前から考えていた私の私見です。

オープンコースウェアーの活動もこのプロジェクトの兄弟プロジェクトで動き始めていますが、このあたりがもっと力を合わせて活動して行って、世界をリードするコンテンツが慶應からフリーで発信されることを期待しています

OH!君

多摩美術大学情報デザイン学科で担当した「インターネット放送」の授業が、別展開をし始めた。

学生が制作したコンテンツはPodCastingの技術で公開されている。私のiPodにもこうしたコンテンツが満載だ。

ある時にある人に、こんなコンテンツを私の教え子が制作しているんです、と紹介したところ、これは面白いということになり、その方の知り合いの地方放送局の東京支社長をご紹介いただいた。

先日、プレゼンテーションさせてもらったところ、大変気に入った学生のコンテンツがあり、その世界にこの放送局が持っているキャラクターを入れて動かして欲しいとの依頼。早速学生と相談して、制作して提出した。

なんと、次は放送局の社長面接になるらしい。

「放送と通信の融合」という課題は、業界では危機感のあるテーマということか。本気で考えてる現場が、放送局にもあった。

Resalio Linux

面白いシンクライアントシステムに出会った。

某学校法人のICT環境リプレースについて、いろいろと検討していたところ、個人情報の観点からとメンテナンスの観点から、やはりシンクライアントのソリューションが浮上してきた。

以前、私はSunRayシステムを導入した経験があるが、どうやらその後シンクライアントもいろいろと発展してきているらしい。

もちろんSunRayにしても端末がよりスマートになり、使いやすさが増している(Windowとの相性についても)ようだが、今回のはLinuxを使ったソリューション。

「Resalio Linux」総合シンクライアント・ソリューションである。

USBメモリーにLinuxの起動ディスクを用意して、パソコンそのものをシンクライアント化してしまおうという設計だ。
パソコンにUSBメモリー(512MB)を刺して起動すると、シンクライアントとして立ち上がる。サーバーへのアクセス認証をすませれば、今まで使ってい たパソコンは既にシンクライアントになっている。少し古い機種(5年程までの機種までか?)にも対応しているということなので、リプレースを検討している 団体には朗報かもしれない。

しかし、問題なのはその起動時間。USBメモリー内のOSをそのままパソコン側に一旦コピーしてから起動するというシステムなので、どうしても起動に1〜2分程かかってしまう。小中学生には不向きだろう。意識のある高校生以上は可能性があるかもしれない。

良い点はOSのクラックが殆どできないということ。毎回起動するとはまっさらのOSから立ち上がってくるという仕組みだ。旧式パソコンの有効利用を検討される方は、ターゲットになってくるだろう。

100クライアント、2980000円から。
http://www.mptech.co.jp/jp/index.html