今年もアップルストアー銀座で審査発表会をします

2003年度からこつこつと続けている、ジュニアクリエーター達の為のコンテスト「BBCoach Project」の第二次審査会を今回もアップルストアー銀座でお世話になることになりました。
コンテストを通じてプロジェクトマネジメントも一緒に学べてしまうお得なコンテストです。
昨年はこのコンテストで入賞した学生が国際平和映像祭でも再会、そして入賞までしてくれるという快挙もありました。また続々とコンテスト経験者が難関大学のAO入試にも挑戦、みごと合格通知を受け取ったというお知らせを送ってくれるようになりました。確実に一歩ずつですが、社会にも貢献できてきているコンテストに育ってくれていると思います。一人でも多くの方々にこのコンテストのすばらしさを伝えて行きたいと願っています。今後ともご支援、ご指導よろしくお願い致します。

第九回BBCoach Project第二次審査会
日時:2012年3月31日(土)午後1時から3時
場所:アップルストアー銀座
〒104-0061 東京都中央区銀座3-5-12
サヱグサビル本館

今年度もスタートします!BBCoach Project。

プロジェクトマネジメントも学べてしまうWebコンテストのBBCoach Project。今年も開催です。2003年度からスタートしたこのコンテストも今回で九回目を迎える事になりました。

遠隔でのチーム作り、異年齢でのチーム構成、世界に発信できるコンテンツの制作と、少しハードルが高い企画なのですが、なんとか続けています。

今年はとてもうれしい再会もありました。

2005年度に「クオリア賞」を受賞した学生が、このコンテストをきっかけに映像を作り続けてくれて、今年から始まった国際平和映像祭でも見事「審査員特別賞」を受賞してくれました。戸山高校から早稲田大学に進学していた慶野君と久しぶりの再会をした時、このコンテスト続けて来て良かったと感じました。なにしろ映像を作りづけるきっかけがBBCoach Projectだったそうです。今後の活躍を期待しています。

また、昨年に引き続き、このコンテストの受賞者が倍率の高い推薦入試を乗り切って続々と大学に合格してくれているという実績も出始めました。やはりプロジェクトマネジメント学ぶ、体験するという機会は貴重な学習の機会なのではないかと思います。

社会に出るとチームでの活動が主流になるのに、このチームでの作業体験が少なすぎる現在の学校教育の現場にはまだまだ改善の余地があるのではないでしょうか?

少しずつですが、理解してくれる先生方も増えて来ています。

この学び方を継続して経験している学校は、少しずつその参加方法にも工夫が生まれて、改善が継続しています。おそらくこのあたりも学校のレベル向上に役立ってくれているのではないかと思います。

どなたでも参加できます。

少しでも興味ある方はご連絡ください。

埼玉県の校長先生の研修会

NPO法人プロジェクトマネジメント・インキュベーション協会の活動として、埼玉県総合教育センターの依頼で、新任校長先生の研修会にプロジェクトマネジメントを導入していただいた。

協会メンバーの献身的なボランティア活動で、何度も何度もバージョンアップしながら開発してきた。全体概念としてのPBIS(Project Based Innovation for School)メソッドの紹介と、VVM(Value, Vison, Method)のワークショップ、へリポート模型構築を利用した簡易プロジェクトマネジメントの体験ワークショップと、フルコースメニューを作り上げた。

埼玉県の小中高、特別支援学校の校長先生達が約300名も結集した研修会をコントロールするのは大変だった、仲間達と協力して、なんとか「あらゆる人々がプロジェクトを実行するマネジメント力を習得し、日常生活、学校、仕事のあらゆる場面で活用する」社会の実現を目指す活動の足跡が教育現場にも残せたと思う。

今後も、現場の声をヒアリングしながら、バージョンアップを繰り返し、新たなメソッドの定着に努力していきたいと願っている。また新たな挑戦が生まれた日だった。

「語り部ロボット」

http://www.aoniyoshi.us/layerbox/110805-kataribe.htm

「語り部ロボット」というアイデアを提案したところ、いよいよ動き出すことになった。

  • 地域の物語の取材体験
  • ロボットへの物語の移植
  • ロボットにお話をしてもらう為の準備
    (アクションを与える為の脚色)
  • プレゼンテーション体験

が特徴となった、ワークショップを展開することになった。

舞台は奈良、田原本町。
http://www.town.tawaramoto.nara.jp/

たくさんのお話が残っているようだ。

暑い夏の日、子供たちと一緒に、言葉の紡ぎ出す、空想の世界の旅をしてこようと思う。

「PM桃太郎」に続いて、NPO法人レイヤーボックスとのコラボ。

2017/1/20追加
最終日の模様がYouTubeにありました。

「成功の秘密」教室@ジョルダンを開催します。

下記のとおり「成功の秘密」教室を開催します。

ちらしはこちらから

【実施内容】

  1. 誰もが知ってる「桃太郎」の物語を題材に、 分かり易くプロジェクト・マネジメントの要素を学びます
  2. 親子で夏休みの「家族冒険旅行」計画を設定し、 プロジェクトの企画~遂行を一緒に体験します

【実施概要】
日 時:2011年7月30日(土) 13:00~16:30(12:45開場)
会 場:ジョルダン株式会社 セミナールーム

*応募概要*
※小学生~大学生までの各年代を
対象に、プロジェクト・マネジメント の教育・普及事業に広く携わる
★当日の進行(予定)★
1.桃太郎の物語を解説(講義形式)
2.家族冒険旅行の計画
(家族ごとのワークショップ形式)
3.各家族の計画発表!
※都合により内容が変更となる場合がございますので、 予めご了承下さい。
●対象年齢:小学校高学年(4~6年生)~中学生までの親子    「10組」
●募集締切:2011年7月21日(木)
●受付方法:専用WEBサイトのフォームより申し込みメールを送信(PC・スマートフォン・フィーチャーフォン対応) ※締切後に、参加可否及び詳細案内を返信します
●申込サイト:http://school.cptv.jp/workshop
●記載項目:保護者:氏名/電話番号(携帯電話) お子様:氏名/学年 同伴者:氏名/年齢(1組あたり、親子含め最大5名まで参加可)
●注意事項:必ず、保護者の方同伴でのご参加となります。 応募者多数の場合は抽選となります。 *頂いた個人情報は、本開催のご連絡に関してのみ使用致します。

【お問い合わせ先】
■ジョルダン株式会社 TEL:03-5805-1147(10:00~17:00/土日・祝日休み)
■コンパスティービー株式会社 MAIL : info@compasstv.net

新たなワークショップの開発に成功しました

小中学生、高校生、大学生、ファミリー、社会人と幅広い方々を対象とした、ワークショップの開発に成功しました。

名付けて「PM桃太郎」。

今回は、下記チーム構成及び日程でワークショップを実施しました。
共催:特定非営利活動法人 Layer Box/奈良教育大学社会科教育 岩本研究室
後援:奈良県/奈良県教育委員会
協力:田原本町観光協会/(有)ラウンドテーブルコム

 

誰でも知っているポピュラーな昔話を題材にカリキュラムを構築。

いつの間にか、社会では共通国再言語となりつつある、プロジェクトマネジメントの考え方、書類作成、チームでのコラボレーション作業等を体験できます。

そして、うまくできると、素敵な達成感の得られます。

難しい概念を説明するのではなく、作業を中心としたゲーム性のある時間を体験していていただきました。

ワークショップは2時間×2日の合計4時間で編成。
カリキュラム内容は準備段階でバージョン7まで改良を重ねました。

しかし!
前日になり、集客していただいた担当者から、両日とも参加できる方がごく一部であることがわかりました。残念・・・

それでもめげる事無く、急遽内容を修正して、一日でも楽しめるカリキュラムに作り替えて本番を迎えます。

参加者は、小学生、中学生、高校生、そしてそのファミリー、自治体職員、大学の先生方、NPO職員等、幅広い年齢層が集まりました。
本来小学生をターゲットにイメージして開発してきたので、大丈夫だとは思っていましたが、大人がやっても結構楽しめる内容として受け止められたようです。

[前半2時間の内容]
1 まずは、桃太郎のお話の振り返り
今回は地元奈良の田原本町版の「桃太郎-完結版」を使って、参加者全員で輪読。
同時にデジタルブックに加工して来たコンテンツをプロジェクターで映写。

ここからは参加者一人一人の作業として、こちらで用意したフォーマット書式に、実際に記入してもらいました。

2 この話の骨子をまとめる形で、ストーリー全体を内容を整理してもらう。
誰の為に、何を頼まれたのか?
どこで、何をするのか?
何を得るのか?
いつ頃の話なのか?
費用は?
おじいさんやおばあさん、村の人の影響は?
なぜ行動したのでしょう?何が必要だったのでしょう?

等の項目を埋めて行きます。

実はこれを埋めて行くと、この物語をプロジェクトとしてみた時の、「基本計画書」が書けてしまう訳です。

なぜなら、桃太郎は成功物語だから。
プロジェクトマネジメントは成功する為の知識体系なんですね。

3 次に役割について考えてもらいます。
リーダーは誰だったのか?
その他のキャラクターにはどんな役割があったのか?

4 さらにその役割の作業を細かく分析してもらいます。

5 物語を時系列的に並べ替えたマッピングを作ります。
細かく書いた作業内容等を埋めて行く作業になります。

6 いつの間にか、ガントチャートの概略ができあがってしまいます。

7 最後に私が分析した物語のマッピングチャートをご紹介しました。
各キャラクターの関係図、その作業内容、そして時系列(誕生、成長、自立、旅、苦難・戦い、帰還、結末)の中での物語の進行を一枚のマップで表現してみました。成功物語の骨格が浮き彫りになります。

[後半2時間の内容]
ここからは、チームを結成してもらいます。
リーダー、記録係、制作者に役割分担をしてもらい、その役割について説明します。
リーダーにはチームを引っ張って行く為の議事進行及び決断、そして最終発表をしていたきます。
記録係にはこちらで用意した書式への記入とチームでの自己評価をする為の基本データ作りと評価表の作成が課されます。
制作者にはチームで完成すべき、絵本を作ってもらいます。脚本、色鉛筆を使った絵の製作など。

大前提のルールとして「もし、桃太郎がプロジェクトマネジメントを学んでいたら?」というテーマを与えます。

絵本の一部を作成しても良いし、全体を作成しても構いません。
また、田原本町版の絵本の一部を拝借しても良いというルールにしました。

さらに品質の評価ポイントして、ストーリ性、量、丁寧さ。
コストとして、道具や脚本製作費、色鉛筆の色数等に一定の金額を当てはめて、全体の上限金額を指定しました。
また、納期期限として一定の時間を設定して、時間内で完成を目指していただけるよう、配点をしました。もちろんオーバーすると点数は低くなります。
8 まずは、チームの役割分担のディスカッション。

9 さらに役割の作業確認の為に、作業内容を整理して、記録に

10 次に、作品完成までのラフスケジュールを作成してもらいます。

11 そして、実際の製作に入ってもらいます。
ここで肝心なのは、チームとしてどんな物語を目指すのか、何を目的とした物語にするのかを議論してもらうことです。

12 議論に伯仲してなかなか製作に入れないチームもいれば、簡単に物語の骨格ができあがって、分担作業をし始めるチームもありました。実際の作業をしている間に、いろいろと変更する点も出て来ますが、リーダーの決断力が問われるところです。そして記録係はその詳細な活動を記録していきます。

13 最後に自己評価表に記載されている配点に従った、チームの活動の採点と作品の自己評価を行います。

14 リーダーに完成した絵本とチームの活動についての発表を行ってもらいます。

全体を通して、次の事が言えると思います。

達成感の得られたチームは、全ての作業をきちんと分担して緻密なデータを残せたところ。

参加者の中では、普段コミュニケーションの取りずらかった親子がしっかりと話し合って一つの作品を作り上げる共有体験が出来た事を喜んでくれたり、新社会人向けの研修にも活かせるのではないかと検討していただく方がいました。また、私自身も大学の授業でも応用できると確信しました。

素敵な時間を共有していただいた、参加者の方々に感謝です。

今後もバージョンをアップを重ねて、さらに完成度の高いワークショップに仕上げて行きたいと思っています。