ようやく届きました!

オックスフォード大学ボードリアン 図書館で開催されているトールキンの展覧会のカタログがようやく届きました!

ちょっと無理して、コレクターズエディションです。

予習して、この秋展覧会に訪問する準備をします。

 

ブルーアー先生逝去

英国中世文学研究に多大な寄与をされた研究者、Derek Brewer先生が亡くなったとのお知らせが、大学のゼミのOB会のメーリングリストに投稿された。Brewer先生の弟子とも言える、私の恩師高宮利行先生からのメールだ。高宮先生がオックスフォード大学で講演をされている時に逝去されたとのこと。

ブルーアー先生は、私の専門とした「指輪物語」で有名なJ.R.R. トールキンとも交流があったと聞いていたので、学生時代からどうしても会っておかなくては行けない先生というイメージを抱いていた。

1987年にそのチャンスはあって、ケンブリッジのEmmanuel Collegeで開かれたお茶会のようなイベントでご挨拶してから、授業に潜りで出させていただいた思い出がある。

その後、慶應大学での講演で来日された時にも再会できて、確か学生時代慶應の授業で使った先生の著作本にサインをしていただいたはず。どこかにしまってあるはずだ。

ご冥福をお祈りいたします。

トールキンのガウン

痛快!稀覯本ディーラーの業界裏話の翻訳本です。恩師の慶應義塾大学文学部英米文学科の高宮利行教授が翻訳しました。我が愛するトールキンの「ホビットの冒険」のサイン入り献呈本なら、7万ポンドの価値があるそうだ。同じコレッジに在籍しながらサイン本をもらわなかった事を悔いている著者だが、私からすると接点があっただけもうらやましいの一言。「ライ麦畑でつかまえて」のサリンジャーとのもめ事や、「ピーター・ラビット」の最良の状態の初版本は、子供たちには逆に読まれていないはず、読まれていたら雑に扱われるだろうから、という指摘には、ついうなづいてしまった。ちなみに「「ライラの冒険」シリーズは我らが文学の古典だが、ハリー・ポッター・シリーズは・・・」とある。ここも痛快!

丸谷才一の書評はこちら

トールキンのガウン―稀覯本ディーラーが明かす、稀な本、稀な人々
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IPTV: Tolkien, Documentary

英国オックスフォードの古英語学者でもあるトールキン。「ホビット」「指輪物語」「シルマリリン」等の出版物でも知っている方も多いでしょう。インターネット上での動画が集められたIPTVです。

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