Monthly Archives: 5月 2009

東海七福神巡り

東海七福神
東海七福神

サイクリングシリーズ!
今日は五反田を出発して、品川宿を中心に東海七福神を巡ってみました。

思ったより勾配もすくなく、気持ちのよいサイクリングになりました。歩いて行く事も可能ですが、今回は自転車で巡りました。

まずは品川神社(東京都品川区北品川3-7-15)からスタートです。東海七福神のコース看板があり、これからの道筋の概略を頭に入れる事ができます。旧東海道と国道15号線が途中まで平行に走っています。いつもは自動車で国道15号を走ってしまって、途中の街並を味わえていませんでしたが、今回は歴史を感じながら旧国道を進みます。

品川神社
品川神社

品川神社は国道15号に面しています。五反田からは御殿山を超えて行く方法と、目黒川沿いに大崎経由で抜けて行く方法があります。御殿山の坂は結構きついので、今日は楽をして目黒川沿いを選択しました。昔は小さな町工場や缶詰工場などもあり、大型のトラックも出入りしていた地域ですが、最近の再開発で見違えるように変化してしまった大崎駅と五反田駅の間の高層ビル群を抜けて走るのも、なんか都会に住んでいる醍醐味を味わえる感じがします。

品川神社の入り口到着。
急階段が圧巻です。お祭りの時にはこの急階段を御神輿を担いで法被を着た男達が登り降りします。また、出店も階段途中にも出て気分を盛り上げてくれます。

品川神社
品川神社

階段下には七福神の一人、大黒天の像が設置されています。この東海七福神巡りの気分を盛り上げてくれるモニュメントになっていますね。

インドでの大黒天は戦闘神でしたが、中国では唐の時代に善い神になり台所の守り神に変化、日本では神話で登場する大国主命と同一視され、富や豊作をもたらす神として民衆に浸透していったそうです。国も違うと神様の性格も変わってくる面白い例だと思います。大きな布の袋を肩にした姿がチャームポイント。きっとおいしいものをたくさん食べていたのでしょうね。俵の上に乗って打ち出の小槌を振っているようです。食べる事には困らないという台所の神の影響が見て取れます。しかし、お腹は成人病を疑わせる程成長しているようです。私も気をつけないと。ということで、サイクリング、サイクリング!


品川神社
品川神社

階段を登り終わる直前の左手に富士山登山口?があります。途中の階段には3合目、5合目などの雰囲気を盛り上げてくれる道標が埋め込まれていたりして、茶目っ気たっぷりの演出です。単に岩を盛り上げて少し高台にした塚にしただけなのですが、結構急な階段になっているので、滑らないように気をつけてください。きちんと鉄の鎖でできた手すりまで付けられています。登ってみると景色も抜群なので、ミニ登山気分を味わえる趣向になっています。カロリーを結構放出できるチャンスです。

品川神社
品川神社

本堂までは少し長めの参道が用意されており、少し行くと右手に神楽殿まで用意されています。縁日の時にはこのあたりの広場は出店でいっぱいになります。5月の静かな午後、今日は人も少なくて、暑くもなく寒くもなく、なんか悠久のひと時を味わう事ができました。

子供用にブランコとパンダのスプリング遊も用意されています。隠れた公園のようになっていますね。

品川神社前の横断歩道を渡って、北品川の商店街に入って行きます。つきあたりの道が旧国道になります。雰囲気のある商店街です。

左に曲がって少し行くと右手に次の目的地が見えて来ました。

一心寺
一心寺

一心寺(品川区北品川2-4-18)です。油断している間に見過ごしてしまう程、商店街の中にとけ込んでいるお寺でした。解説によると中国の長寿の神、寿老人の出番です。でも寿老人の像がみあたりません。

代わりにご本尊でもある千葉成田山からの不動明王像が入って左手にみつかりました。右手にはこのお寺の由緒らしきものが書かれていて、ようやく寿老人の文字を発見。ここが東海七福神のひとつであることがわかります。今回はお寺ですので、お参りの仕方は神社とはことなるのですよね。七福神を祭っているのは神社ばかりではなく、お寺だってこともあるわけです。つい、間違えてしまいそうになります。

品川一心寺の寿老人
品川一心寺の寿老人

自分で撮影できなかったので、他のサイトから引用します。

http://www.ji-sha.com/teratabi/jisya/jisya_info.php?key_id=031313109090055018121&sub_key=000001

一心寺の本堂を旧国道から見ながら振り返ると、小道があります。地図によると、どうやら次の目的地はこの小道を行くようでしたので、自転車で入り込みます。

養願寺
養願寺

と思ったら、すぐに次の目的地養願寺がみつかりました。小道がちょっとした広場になっているところに到着。建物右手に品川区の設置した解説ボードを発見して養願寺(品川区北品川2-3-12)であることを確認しました。なにしろ、門もないし、本堂だけの作り、お寺が民家の中に浸かってしまったような感じです。しばらく本当に養願寺なのか迷ってしまいました。

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養願寺

ここではどうやら虚空蔵尊が祭られているようです。密教でも重視され、胎蔵曼荼羅の虚空蔵院の主尊ということらしい。私が曼荼羅に凝ったのは大学時代でした。懐かしい響きです。

品川養願寺の布袋
品川養願寺の布袋

東海七福神では布袋様がいることになっています。残念ながらどこにあるかわかりませんでした。後で調べたらどうやら本堂の阿弥陀如来三尊とともにあるらしい。左のサイトから取り急ぎ引用させていただきました。

http://4travel.jp/traveler/ralphin_2006/album/10118435/

布袋は調べてみると中国の僧侶だったのですね。大きな袋を背負った太鼓腹の姿が有名です。何を入れる為の袋だったのでしょうね?常に袋を持って歩いていたから布袋という名前がつけられたそうです。どうやらお恵みものの残りを入れて歩いたとか。生ものだっら腐ってしまうけど平気だったのでしょうか?それとももっと恵まれない人に分け与えていたのかな?などど変な空想にふけってしまいます。

荏原神社さて、次は荏原神社(品川区北品川2-30-28)です。旧国道に戻って右折、すぐに目黒通りとの交差点につきます。そこを渡ると商店街の敷石も整備された道になっていきます。坂を少し下ると目黒川にぶつかります。目黒側を右折する、神社に通じる朱塗りの端が見えて来ます。

荏原神社
荏原神社

りっぱな造りですね。以前お祭りに一度だけ来た事がありましたが、出店のコーナーだけ覚えていて、本堂などはゆっくりと見ていませんでした。

朱塗りの端の先には鳥居があり、鳥居のすぐ左手横にありました。ヱビス様です。夷、戎、胡、蛭子、恵比須、恵比寿、恵美須様は唯一の日本の福の神ですね。

といっても諸説ありようでして、詳しいところはまたお調べください。荏原神社は目黒川沿いにあります。昔は神輿ごと東京湾に入っていったそうですが、最近は船に乗せられてお台場まで行って担がれるそうです。そうヱビスは海から来た何か不思議なもの(イルカ、クジラ、ジンベイザメ等の死骸?)を讃えたということもあるようですね。少なくとも鯛を抱えていますので、さぞやおいしい鯛を食べていたのでしょう。

荏原神社のヱビス様夷、戎、胡等は朝廷からは遠い国々のもの、人などを表す言葉ですから、やはりペリーの来航のようなものを恐れていたあのでしょうか?いかにも島国らしい逸話です。商売繁盛を願っている訳なので、きっと貿易の神様なのでしょうね。今の日本経済を支えているのかもしれません。外需依存に頼りすぎるのも問題ですが・・・

ちなみに荏原神社のトップページ、フルフラッシュでお金かけてますね。京都の八坂神社と関係しているようです。荏原郡(品川、大田、目黒、世田谷)で最も由緒正しき神社だったとか・・・皇室、源氏、徳川とも縁が深いようです。品川宿の目黒川沿いでみなさん一休みされたのかもしれませんね。品川宿の本陣は昔、北と南に2軒あったそうですが、現在残っている北本陣跡は聖蹟公園になっていて、目黒通りとの交差点付近にあります。

さて、朱塗りの橋を渡って、次の目的地を目指しましょう。次は青物横丁の駅を超えますのでしばらく距離があります。旧街道をしばらく走ると右手に「品川宿の松」がある公園があります。静岡の浜松から寄贈された80年ものの黒松だということです。趣がありますね。このあたりにはまだ畳屋さん等も残っていて懐かしい雰囲気です。

品川寺
品川寺

しばらくして品川寺(ほんせんじ)(品川区南品川3-5-17)の木々が右手に見えて来ました。品川区で一番古いお寺だそうです。


品川寺
品川寺

弘法大師が開山して本尊は観世音菩薩(観音様)。入り口には大きな地蔵菩薩坐像(男性?)がありました。観音様は女性姿のイメージがありますが、本尊と対になっているのでしょうか?それと変身?

観音様はいろいろと変化するそうで、次第に性別はないもとみられてもいるようです。33の姿に変化するので、西国三十三所観音霊場、三十三間堂というような名称がつけられたのですね。ちなみに品川寺は江戸三十三箇所観音霊場の31番目だそうです。

また、大きな梵鐘もあり、その周囲の江戸六地蔵があるのが有名のようでした、

品川寺

今回はなにしろ七福神。毘沙門天はご本尊として祭られているようです。境内が工事中でじっくり見る事ができませんでした。高野山伝来の由緒正しきものだとか。ここの毘沙門天は宝くじが当たるという噂があるらしいです。今度宝くじを買ったらぜひお参りに行こうと思います。


品川寺おもしろかったのが、銀杏の木。古めかしい太い枝(根?)が地面に向かってまっすぐ伸びています。なんか自然の偉大さ、命を感じる光景なのですが、一目見たときは馬の・・・のようで。

さて、次に目指すは天祖諏訪神社(品川区南大井1-4-1)です。青物横丁から鮫洲を抜けて、立会川を目指します。小さな川で汚染されているのか、青みがかった水の色に少し引いてしまいましたが、清掃の方々が小舟に乗って4人で川掃除をしていたのが印象的でした。立会川の橋を渡るとすぐ右手に大きな鳥居があり、その奥を入って行くと諏訪神社でした。ちょっと見過ごすと、通り過ぎてしまいますので要注意。
天祖諏訪神社
昔は2つの神社だったらしい。天祖神社と諏訪神社が合祀されてできたのが天祖諏訪神社。合祀した際に浜川神社から福禄寿を遷したとのこと。境内には池の中の小島に厳島神社が祭ってある。うーん複雑だ。
福禄寿は、背が低くて、長頭で長い髭、、杖に経巻を結んで、鶴を伴っている像ということで、中国の道教から来ている神様のようで、その姿が特徴的で、楽しみにしてたが、モニュメントらしきものはなし。本堂に飾られていたのだろう。
他のサイトから引用します。
さて。次は最後です。
しばらくすると左手に公園が見えて来ます。品川区民公園です。バーベキュー等のできる施設や自転車で回れるコースなどもありますね。園内にはしながわ水族館。しばらく来ていませんが、子供を連れて来たことがあります。鈴が森の刑場の横を通ると、旧街道は国道15号と合流します。この交差点を左に曲がると大井競馬場ですね。国道15号を横切り反短側に移り、京浜急行の大森海岸駅を過ぎて、しばらくすると最後の神社、磐井神社(大田区大森北2-20-8)に到着です。もう品川区ではないですね。
磐井神社
磐井神社はこの土地に湧いていた磐井のわき水が起原になっているそうです。また打つと鈴の音がする石があるそうで、鈴が森の地名の起原にもなっているそうです。
境内にある笠島弁天が祭られています。弁才天は元々はインドの神様で、女性の神様です。才能豊かで音楽や学芸の神様ですが、日本に伝来して土着の水神である市杵島姫命と結びつけられて水の神様になり磐井神社にも祭られるようになったのでしょう。「才」と「財」が混同されて弁財天、そして鎌倉の銭洗弁天などのように発展したのですね。
吉田さて、ようやく東海七福神を巡る事ができました。
少し疲れたので、帰り道は寄り道をして、立会川のそば屋「吉田」に寄って、ずるっと江戸の味を楽しんできました。

日比谷公園から大崎へ、そして悠久の果てに

ring天気が良いのでサイクリングシリーズ!

今日は少し強行軍にチャレンジ。

五反田から品川、芝公園を通過して日比谷公園へ。
高校時代に得意だった体操のつり革演技。デートの時に格好を付けて女性の前でチャレンジしたつり革を再発見。その時も確か腹筋がつった気がしますが・・・

きっと新しくなっているんだろうけど、懐かしい思い出です。今は絶対できない!

beer

日比谷公園に来た訳は実はおいしいビールを飲むため。ここの日比谷茶廊ではおいしいドイツビールも飲めます。「エルティンガー」を独特の高いグラスで一杯いただきました。携帯していった漱石全集第三巻の中から、倫敦塔を読みながら至福の時間を味わいました。

kintaii

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夕方は大崎のバージンカフェで金大偉氏のミニコンサートがあるということだったので、ビールは一杯だけにして退散。田町を抜けて大崎へ、自転車を走らせます。再開発で大型ビルが林立している大崎の中心地に向かって、何か不思議な感じの都心ツーリングです。戻って来たのは結局地元なのですから。

中国をテーマとした金大偉さんのパーティーは業界人で一杯。なかなか好評だったのではないでしょうか?ラフな格好に野球帽の姿の私には少し似つかわしくない雰囲気もあり、前半の演目を聞いてから帰宅してしまいました。

kinntaii

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今年のゴールデンウィーク旅行は北京?


ごまかしました!
不景気だし、新種のインフルエンザも出現して世の中大騒ぎだし、今年は地元にいながらにして海外旅行をした気分を味会おうということで、北京料理屋の銀座全聚徳へ。

全聚徳へ始めて行ったのは新宿店。親戚の元外務省勤務だった金子さんに連れて行っていただきました。その時全聚徳で食べた北京ダックの味に魅せられて、一度にファンになりました。その後、銀座にもある事を知り、仕事関係で食事会を開いた事があります。つまり私にとってはこれで3度目の北京ダックです。豪華!

ここの北京ダックは肉まで食べる満足感の出る食べ方です。最初に出てくる最も脂ののった皮の部分は砂糖をまぶして食べるという特殊な食べ方をします。

今回は国産の鴨をまるまる一匹と、前菜、スープ、野菜料理、天津,等を個別に追加して楽しみました。北京に旅行に行った気分になろう!というテーマでの食事会でしたが、銀座の一等地での食事会も気軽に行けて、なかなか良いアイデアだったのではと自分では思っています。

サイクリング:清盛公前方面

kayser今日は天気も良いので、サイクリング。

先日いただいた中国産ワインを夕食にいただこうと思い立ち、おいしいパンが欲しくなった。カイザーのパンの出番と思い立ち、自転車でお買い物と洒落込んだ。

五反田から品川方面、旧国道に上がって、三田方面へ。途中で左折して坂を下り目的のカイザーへ。帰りは白金の裏を通って、関東病院に抜ける。結構このあたり坂が多いんですよね。

ワインとパン、おいしくいただきました。

ワインは1994年産のカベルネ・ ソーヴィニヨン。中国北京近郊のワイナリーだそうです。

パッケージが高そうなボトリングでした。価値もわからず、一気にいただきました。

chinese wine

chinese wine

うみほたる通過、木更津

宝家ゴールデンウィーク真っ最中、高速道路も込んでいるのだけれど、どうしても家族からドライブをせがまれる。どこに行こうか。考えたあげく、なるべく混雑のないコースを計画した。

午前10時、世田谷を出発して首都高速3号線に。これは結果的には間違いだったかもしれない。渋谷から溜池あたりがやはり渋滞していたので、若干の時間ロス。一般道を抜けて大井南あたりで高速に乗るべきだった。

湾岸は順調に抜けて、うみほたるを横に観ながら東京湾アクアラインを一路木更津方面へ。うみほたる渋滞に少し巻き込まれたが、完全に止まってしまうような渋滞ではなかった。うみほたるを抜けたあたりで、木更津の料理屋「宝家」を予約。12時代は流石に込んでいたが、13時に予約を入れるとまったく問題なく入れた。この時期あさりがおいしい。あさりづくしの料理をゆったりといただきお腹を満たした。

あさり狸?食後少し木更津市内を回ってみたが、何か裏寂しい。アクアラインは商圏も東京に奪われてしまったのかもしれない。但し、木更津港にあった「活き活き亭」は活況だった。駐車場が満杯でなかなか入れなかった時間帯もある。私達は食事の時間を外したので、なんなく入場できたが。隣の公園で海を眺めたり、お土産屋であさりを購入して帰路に立つ。

帰りは一般道16号を一路千葉方面へ。途中お土産屋で千葉のお菓子を購入したり、幕張に寄って、アウトレットでトイレ休憩。車椅子の父が同上しているので、こういう時には大型ショッピングモールが便利だ。

幕張からも一般道で帰ろうかと思ったのが失敗。357が全く動かない。30分程格闘して、高速道路に乗り直したらなんてことはない。すーっと東京まで帰って来れた。

駒沢のファミリーレストランで軽く食事をして、父母を実家に送って帰って来た。近場のドライブだったが、結構充実していた。