桜亭の朝ご飯。
鮭とたまご焼き。豆腐の味噌汁に御新香。外国人バッグパッカーにはうけるだろうな。掘りごたつになるであろう居間で頂く。
ビデオのクリーニングテープをコンビニで探すが見つからない。宿で聞いたイオンのショッピングセンターを目指す。バスで四つ目位。
無事にテープ発見。クリーニング完了。ビデオデテープも交換して動き出す。
ついでに近くの名所を探すが、平城京跡は前回見たので、唐招提寺を目指すことにした。少し運動不足なのでこの際歩いてしまおうと決意。これは疲れる旅になった。
歩いて唐招提寺を目指すと、歩かないとわからな石碑や川に出会う。これは御褒美か?
600円の拝観料を払って中に入るとお馴染みの金堂だ。鮪やふき替えられた瓦を見て瓦道の鈴木社長を思い出す。彼らが解体した場所だ。
盧舎那仏座像、千手観音像、薬師如来像に久しぶりに再開。中学の修学旅行以来か?
金堂の鮪にはカラスが一羽ずつ止まり、瓦屋根には鳩が2羽。新しい瓦は気持ちが良いのだろうか?
奈良県文化会館にはバスで一本。既に当日券を求めるお客さんも会場入り口で見受けられた。
リハーサルも一通り終わり、あとはプロのアーティストにおまかせしよう。大学生の撮影部隊も一通り覚悟ができたようだ。
舞台が始まるともう、一人の観客として自分がいて十二分に楽しんだ。
金春流の能では、井筒、野守、三輪と奈良をテーマとする演目が展開される。昆曲は日本人にもわかりやすい三打白骨精。途中で日本語でのサービスもあり、気を使っていただいた演出。
舞太鼓と金大偉氏の映像演出は圧巻。音と映像が心の奥底に響き渡るような空間を生み出していた。
全体的には大成功イベントになったのではないだろうか?学生にとっても素晴らしい体験だったようで、後日感動の感想が寄せられた。
会場の撤収では私たちが最後まで残り、会場の鍵を占めるところまでお手伝い。関東学院の学生も良く手伝ってくれた。主催者側の仕事も少しはこなし、金大偉さんから誘われて反省会に突入。この日は銭湯に行くことはなかった。