Daily Archives: 2007 年 8 月 28 日

2007ヨーロッパ旅行02サン・マロ

避暑地の海岸沿いのホテルに宿を予約してあったので、田舎道を一路、サン・マロへ。実はインターネットで調べて、この街にカジノがある事が判明。ラスベガ スに何度か一緒に行ったことがあるK君も一緒だったので、一儲けしておいしい海産系のフランス料理を堪能しようという目論見だった。
ホテルについてみると予想した以上に景色の良い海沿いのホテル。既に海水浴客は少なかったが、海を眺められるホテルのバーで6時間程のドライブの疲れを癒 しながらビールを飲み干した。ホテルのコンシェルジェに聞いて近くのレストランへ。これから儲けるぞ!と語りながらK君がシャンパンと料理をご馳走してく れた。各自、量はあまり食べられないので、アラカルトでオーダーしたが、これが思いもかけず絶品だった。ようやくおいしいフランスに到着した気分を味わっ て、いざサン・マロの市内へ。

 

徒歩で10分程海沿いを歩いてカジノを探す。ようやく街の入り口に発見したが、様子がおかしい。豪華な避暑地のカジノを期待 していたのだが、なんとそこは場末のゲームセンターのようだった。一応入場にはパスポートの提示が必要。唯一ディーラがいたルーレットもオーソドックスな ゲームではなく、こどものおもちゃのようなものだった。数字も12程しかなく、投げるボールもゴムボール。それでもせっかくだからと妻と娘は少しだけチャ レンジ。一方K君と私は一気にやる気が失せてしまって、結局何もせずに退散してきてしまった。あの食事はこのままおごりで良かったのだろうか?


サン・マロの旧市街はなかなかの雰囲気を持っていた。夜のそぞろ歩きをしながら、ストリートパフォーマンスみたり、ウィンドーショッピングをしたり。最後 にカフェに入って、カフェオレを堪能。フランスの田舎もなかなか良いかもしれない。タクシーの数が少なかったので、既に寒くなって来た海岸沿いを早歩きで ホテルに向かった。

 

2007ヨーロッパ旅行02モン・サン・ミッシェル

翌朝、7時半ホテル前出発。今日はパリから離れて、一路世界遺産のル・モン・サン・ミッシェルへの巡礼の旅。W君が車でレンタカー屋まで見送ってくれる。8時にレンタカー屋へ。K君の希望により結局W君と同じトヨタ。カーナビ付き。このカーナビが少し癖があった。まず目的地のル・モン・サン・ミッシェルがどうしても入力できない。現地のHertzの担当者に頼んでもだめだった。レンタカー屋から出ると、本来ならすぐに曲がらなければいけない角を行き過ぎる。結局一番交通量の激しい凱旋門のラウンドアバウトにいきなり突入。今回乗車した4名は全て免許を用意してきたが、こういうややこしいところはなぜか私に順番が回ってくる。他の3人はパリ初体験だから仕方ないが。ラウンドアバウトに入ってしまえば、後ろを気にしなければなんとなく突っ込める事が判明。ぐいぐいと押し切る。何しろ東京の交通渋滞に慣れているわけだから、こちらにも自信がある。しかし、またまたカーナビのせいで高速の入り口も一度行き過ぎたので、市内を走り回る。ようやく高速に乗ったと思ったら、インターチェンジで曲がりそこね、結局スムーズに高速で走り始めたのは9時半頃。カーナビがどうやら50メートル以下の距離は認識しないらしいということが後で判明。後は400キロをひたすら走ることになる。高速A13に乗ってしまえば後は楽だった。途中ドライブインに入り朝食。フランスパンとエスプレッソがうまい!ここで片見君に運転を代わる。再度ドライブインに入り。妻に、さらに娘に運転を代わり、全員が海外での運転経験を積む事ができた。
A84からN175後は案内板に沿って行けば、カーナビは必要なかった。途中の田舎道は英国の西部の田舎のような雰囲気を醸し出していて気持ちがよい。そういえばこのあたりの人間がきっと英国に移り住んでいったんだよなと一人で納得。しばらくすると周辺の平らな地平線の上にル・モン・サン・ミッシェルがモンティパイソンの描いたお城の書き割りのように見えて来た。この景色は圧巻。なんでこんな地形ができたのだろう。平坦の地形の端っこにいきなり山のような教会だ。石を積み上げた人の苦労が忍ばれる。聖地としてはうってつけの場所だ。昔ティンタジェル城にゼミの後輩のW君と旅に出た時に感じた感動に近い。西の端の観光地に惹かれるのはなぜだろう?

門を一旦入ると小さな小道が教会まで続く。観光客でごった返していた。入り口左には有名なレストラン。オムレツが名物だ。一旦教会を観てからと思い、頂上 を目指す。途中景色の良いポイントもあり、かわいい中庭もありとなかなか満足できる観光地だろう。聖マイケルの魔物を退治している銅像をあちこちにみて、 一巡りしたらお腹が減ってきた。入り口まで戻る前に途中のレストランでプレーンのオムレツを頬張った。ボリューム満点。他の3人は入り口付近でさらにアイ スクリームを堪能。後で聞いたら、このボリュームが多すぎて一苦労だったようだ。