出迎えてくれたT君は、翌日のドライブの為大型のレンタカーを用意してくれていた。ドイツに駐在しているが、担当はヨーロッパ全域らしい。ビジネスはほとんど英語で事足りるようだ。転勤前はかなりドイツ語を勉強していたようだが。T君は奥さんと二人での生活をデュッセルドル郊外のMeerbuschという街で過ごしている。W君も遅れて到着。
日本にいたら住居費、車も支給されないが、ドイツに来たらいきなり生活がグレードアップしている。海外赴任もそう悪くはなさそうだ。何しろ給与がユーロで支払われるのは、今はお得。社用車もベンツだ。
T家は日本でもドイツでも私たちにとっては飲み屋のような存在。奥さんが飲める人なので、出てくるおつまみがタイミング、量とも抜群だからだ。ドイツ到着一日目の食事会は案の定T家での和食宴会になった。ドイツビールもこのあたりではミュンヘンとは異なり、デュンケル系の小さなグラスで飲むスタイル。結構和食にも合う。なにしろ煮物から始まり、おにぎりは出てくるはで、我が家族もまたここで一息。T家の近くに取ってくれたホテルはヨーロッパ特有の田舎町のパブがやっているようなこじんまりとしたホテル、Hotel Zur Krone。散歩をする為にホテルに地図を頼んだところ、親切に地図を貸してくれた。残念ながらインターネットは繋がらなかったが、パソコンをT家に持ち込んで、メール等のチェックをすることができたので何の不便もない。私は日本との仕事のメール、娘はしきりにSNSへの書き込みをやっているのが印象的だった。