横浜中華学院で「スマートフォンのリスクについて」アクティブラーニング型ワークショップ

2017年2月4日(土)、横浜中華学院におじゃまして、弊社代表取締役の柳沢富夫以下7名の講師により、「スマートフォンのリスクについて」のテーマでアクティブラーニング型ワークショップをさせていただきました。

今回は、学校法人横浜中華学院の杜文劍先生(進路指導)からの要請で実施されました。杜先生は日頃から学校教育におけるICTの役割に関心を持っていらっしゃいますが、今回は特に保護者の話などから児童生徒の生活におけるスマートフォンの重要性と危険性に注目、外部講師を招聘し、この問題を親子で一緒に話し合いながら考えを深めよう、というねらいでした。

中学生64名、小学生48名、保護者30名が参加し、2会場に分かれて同時進行での実施となりました。まずは学院の先生からのイントロダクション。

小学部会場、陳志文先生(生活指導部長)


中学部会場


杜文劍先生(進路指導)

続いてメイン講師から全体説明。


小学部会場、上村光治


中学部会場、柳沢富夫

いよいよワークショップの開始です。5〜6名ずつのグループで、アイスブレイクに続いて、リスクと思われる事柄を付箋に書いて洗い出します。

 
リスクの洗い出し

各グループ内で、議事進行をするリーダー、記録と時間管理をするコントローラー、参考データを分析するデータアナリストなど、あらかじめ役割が決まっています。保護者は各グループに1〜2名で、子どもたちの話を聴き、意見を引き出す役です。


データを読み解くリテラシーが大切

数を競いましたが、最多賞は中学部で90台、小学部で70台が出ました。グループのみんなと一緒に考えることで、意見がどんどん出てくるのですね!

後半は、リスクを「緊急度」「重要度」の2本の軸で分類、優先順位をつけて、優先度の高いものから対策を話し合いました。

5W1Hで考えていく

最後は発表です!グループの個性によって発想も様々。
 

しめくくりは馮彥國校長先生からのお言葉です。

皆さん、今日考えてことをここだけで終わらせず、おうちに帰って家族で話し合ってくださいというメッセージでした。

2コマの活動を終えて、生徒たちの反応は「少し緊張した」、「こんなに脳みそぐるぐる回ったのは初めて」など。保護者たちの反応は概ね「よかった」「子どもたちの思いを聴き出すのは難しかった」「思いついたことを付箋に書いていくという方法で大人しい子が考えを発信できたのも良かった」という意見もありました。

生徒が自主的に思考し、判断し、発表するというスタイルの授業をもっと見たいという声があがり、早くも、来年度も保護者と一体となって行うアクティブラーニング形式の活動ができませんかと、お声かけいただきました。 国籍民族を問わず伸び伸びした横浜中華学院の子どもたちに、また会えるのが楽しみです!