
2025年3月30日(日)慶應義塾大学三田キャンパス第一校舎101教室およびZoomのハイブリッドで『デジタルきっず育成と「まちおこし」』を開催しました。
午前の部では国際的学習プログラム研究委員会による「地域通貨 x SDGsポイント」ワークショップ、午後は「第62回CoderDojo品川御殿山」、「第1回ZA Summit」という一日です。

まず、会場をご提供いただいた慶應義塾大学文学部 原田範行教授より、開会挨拶。

続いて、有限会社ラウンドテーブルコムが開発・運営する「SDGsアクティブローカルポイントシステム:L-TanQ」を活用する「地域通貨 x SDGsポイント」ワークショップです。
未来の仕事や社会を自分たちでつくろう! このワークショップでは、SDGsと地域社会をテーマに、身の回りの課題を解決する新しいアイデア(商品・サービス)を考えます。自分たちが考えたアイデアには、地域での価値(ローカルポイント)やSDGsの視点からの価値(SDGsポイント)をつけて、データベースに登録。2次元コードや商品コードを使って、クラスや学校の中で交換・流通させ、自分たちだけの小さな経済・サプライチェーンを体験します。学園祭や地域の商店街と連携して、リアルな社会とのつながりも感じられるプログラムです。
昼食休憩を挟んで、午後いちばんは、第62回を迎えるCoderDojo品川御殿山です。


いつものように自己紹介の後、思い思いにプログラミングを楽しみ、最後に発表タイム。スペシャルゲストにJTBコミュニケーションデザインの林航太郎さんを迎え、小中学生が初心者でも中級者でも参加できるコンテスト「プログラミングスタジアム」をご案内いただきました。

続いて、第1回ZA Summit を開催しました。
今年度からWeb3時代に相応しく幕を開けたZAという新しい企画に参加してくれた、3つの学校からプロジェクト成果発表をしていただきました。
愛媛大学附属高校からは、3年生の中原杏海さんが、自ら主体となって率いたプロジェクトで学校や学年の枠を超え、地域の中高生・大学生にSDGsの課題を知る・考える・行動する学習イベントを開催するという素晴らしい探究学習の成果を報告してくれました。続いて、同校教諭の上床孝樹先生から、中原さんの活動をさらに広げて、同校が開催する国際会議にも導入し、全国・海外から参加した高校生たちにも提供できたことや、一連の活動を経て生徒たちに起きた変化についてデータを用いて発表していただきました。


続いて秋田県立湯沢翔北高校 教諭 佐藤聖仁先生から、学園祭での活用事例と、その後、学校から外へ出て地域企業と共同開発したり、地域のお祭りにも導入されたりした展開について発表をいただきました。

そして、品川区立冨士見台中学校からは櫻井隆太先生が、市民科授業でSDGsカリキュラムとして実施した学習のプロセスと成果を報告してくださいました。

最後に、未来の扉を開くデジタルきっずたちを育成し、地域に貢献する素敵な大人たちのプレゼン大会です。
CoderDojo品川御殿山のメンターとしてもお世話になっている、東京大学大学院生の野田坂秀陽さんから、学びと社会がつながる楽しさについて。

クラスター株式会社の西尾美里さんから、メタバース・プラットフォーム事業を通じたSDGs実現への取組、等について。

ネットワンシステムズ株式会社の山形昌子さんから、イノベーションセンター netone valley での社会・地域貢献活動について。

そして、株式会社日本総合研究所の青山温子さん・木下友子さんのお二人から、子ども社会体験科「しくみ〜な」と金融アプリのご紹介。


一日の最後の締めくくりは、弊社CEO柳沢富夫より、総括をさせていただきました。

慶應義塾大学旧図書館前で記念撮影。素晴らしい先生や生徒の皆さんと出会えた一年でした。ZAの2年目も、新しい出会いが楽しみです!


コメント
“開催報告 – デジタルきっず育成と「まちおこし」 第1回ZAサミット他” への1件のコメント
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