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~みらいへのとびら~ ZA企画キックオフイベント デジタルきっず育成と地域貢献の仕組みを考察!【オンラインイベント(無料)】

~みらいへのとびら~ ZA企画キックオフイベントデジタルきっず育成と地域貢献の仕組みを考察!

いまデジタルきっずの活躍が注目されています。パンデミックを経て、移住や観光などヒトの流れが再開している一方で、少子高齢化・過疎化など社会問題と向き合いながら、地域のコミュニティやビジネスが新しく生まれ変わるために、次世代デジタル人材の育成とデジタルリテラシー向上が喫緊の課題です。政府によるスーパーDXスクール設置の動きも見逃せません。本セッションでは、教育とテクノロジーで社会を変革する有識者をお招きし、近い未来を担うこどもたちがテクノロジーを活用して地域貢献を体験する学びについて考察します。

荒木 貴之 氏
社会構想大学院大学 実務教育研究科 教授
ネットラーニングホールディングス 学びのDX総合研究所 所長

小澤 康司 氏
立正大学 心理学部 臨床心理学科 教授
日本キャリア・カウンセリング研究会 会長

海老根 秀之 氏
関東学院大学 人間共生学部 共生デザイン学科 准教授

柳沢 富夫 氏
関東学院大学 理工学部 情報ネット・メディアコース 非常勤講師
有限会社ラウンドテーブルコム CEO

オンライン(zoom)参加無料

2023年12月11日(月)16:00〜18:00

16:00 -16:15  オープンバッジが実現する学び方、生き方のデジタル化(荒木貴之)
16:15 – 16:30  地域人材に求められる映像でメッセージを伝える力(海老根秀之)
16:30 – 16:45  好きを仕事にして地域貢献するこどもたちの未来(小澤康司)
16:45 – 17:00  ~みらいへのとびら~ ZA企画への招待(柳沢富夫)
 ZA:こどもたちがバーチャルな「しごと」「まちづくり」体験を通じて、実際の地域にある課題に気づき、行動に繋げる学習プログラムです。
17:00 – 18:00  登壇者&参加者の交流タイム ご質問・ご相談にお応えします!

有限会社ラウンドテーブルコム国際的学習プログラム研究委員会
E-mail:ilprc@roundtable.jp
Website:https://www.roundtable.co.jp

下記のフォームよりお申し込みいただきました方に、当日のzoom参加用URLを、前日までにメールにてお知らせいたします。

    2023年12月11日開催
    ~みらいへのとびら~ ZA企画キックオフイベント
    
デジタルきっず育成と地域貢献の仕組みを考察!

    【オンラインイベント無料】

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    肩書き(部署・役職・学生の場合は学年等)

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    2022年度国際的学習プログラム研究委員会 ゲスト登壇者、協力校&委員

    ゲスト登壇者
    小澤康司 立正大学 心理学部 教授
    後藤真太郎 立正大学 地球環境科学部 教授
    横山和成 立正大学 地球環境科学部 特任教授
    月川 敦子 品川区立環境学習交流施設「エコルとごし」
    根本俊吾 品川区立富士見台中学 市民科教諭
    松浪琢也 大日本印刷(株) モビリティ事業部 新事業開発部 地域DX開発チーム
    地舘浩二 岩手県岩手町 みらい創造課
    森善隆 (一社)五反田バレー 事務局/コグラフ(株) 代表取締役
    御友重希 Cepic/ SIH(デジ田/デジ電応援団員)

    協力校
    立正大学(産学連携)、品川区立富士見台中学、東京インターハイスクール、三重県立昴学園、自由学園、青稜中学校・高等学校、江戸川区立松江第二中学校

    協力団体
    墨田区立みどりコミュニティセンター、TOKYO UPGRADE SQUARE、三重県多気町、三重県明和町、三重県度会町、三重県大台町、岩手町みらい創造課、グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン、エコルとごし、五反田バレー、CePic、戸越銀座エリアマネジメント、とごゑの会、立正大学ボランティアサークルRisVo

    協力企業
    大日本印刷、JTBコミュニケーションデザイン、アップルツリー、contronym、REALITY XR cloud、playknot、アオミネクスト、リードエッジコンサルティング、ヒューマンアカデミー、ANANEO、OpenSkyBlue、広済堂ネクスト、DMM.com、コグラフ、ローソン

    委員
    柳沢富夫 (有)ラウンドテーブルコム、関東学院大学
    上村光治 ホワイトボックス
    木村京子 (有)ラウンドテーブルコム(サステナビリティ推進担当)

    学生委員
    鈴木大吾(慶應義塾大学理工学部4年)
    野田坂秀陽(東京大学農学部4年)

    立正大学品川キャンパスで5回目のSDGsイベントを開催!

    2023年2月26日(日)立正大学品川キャンパス13号館 9階 共同研究ラウンジにて、立正大学研究推進・地域連携センター、(有)ラウンドテーブルコムの共催イベント『共に創ろう 持続可能な社会 第5弾 〜SDGsプロジェクトをデータで見える化する!〜』を開催しました。

    国連の設定したSDGs(持続可能な開発目標)を達成するために、世界中で取り組んでいるすべ てのSDGsプロジェクトをデータで見える化し、環境・社会・経済の変革を推進しましょう!というイベントです。

    品川キャンパスのメイン会場の他に、品川区環境教育施設「エコルとごし」、岩手県岩手町からもリモートで登壇いただき、オンラインでパネルディスカッションも行う、ハイブリッド型の開催となりました。

    • 司会ご挨拶:立正大学 地域連携コーディネーター 杉本 将輝
    • 基調スピーチ
      『地球環境の危機を理解しSDG sに参加しよう!』立正大学 心理学部 小澤 康司 教授)
      『熊谷キャンパス周辺の日本農業遺産とSDGs活動』立正大学 地球環境科学部 後藤 真太郎 教授
    • 企業・地域のSDGsプロジェクト紹介 Part 1
       品川区立環境学習交流施設「エコルとごし」 月川 敦子
      ※エコルとごし x (株)ローソン x 青稜中学校・高等学校の取り組みについて
       品川区立冨士見台中学校 主任教諭 根本 俊吾
       大日本印刷(株) モビリティ事業部 新事業開発部 地域DX開発チーム 松浪 琢也
    • 企業・地域のSDGsプロジェクト紹介 Part 2
       SDGs未来都市 岩手町との関わり 岩手町みらい創造課 課長 地舘 浩二
       (一社)五反田バレー 事務局/コグラフ(株) 代表取締役 森 善隆
      「土壌からのSDGsへの取り組み」 立正大学 地球環境科学部 横山 和成 教授
      ※自由学園等で実証中の取り組みについて
    • パネルディスカッション(質疑応答含む)
      司会:(有)ラウンドテーブルコム 代表取締役 柳沢 富夫
      パネリスト:
       登壇者全員
       デジ田応援団員、CePiC/SIH メンター共同代表 御友 重希 (前内閣官房 デジタル田園都市国家構想実現会議事務局 内閣参事官)
    • 『SDGsアクティブローカルポイント活用で、SDGsアクションの見える化を!』 (有)ラウンドテーブルコム 代表取締役 柳沢 富夫
    • 閉会ご挨拶:立正大学 心理学部 小澤 康司 教授

    産官学民が連携して取り組むSDGs、2015〜2030の折り返し地点を越えました。原点に立ち返り、これまで何が達成できて、これから何をしていかなければいけないのか、私たちは今、問われていると再認識できました。

    共に創ろう持続可能な社会第五弾!〜SDGsプロジェクトをデータで見える化する!〜

    国連の設定したSDGs(持続可能な開発目標)を達成するために、世界中で取り組んでいるすべてのSDGsプロジェクトをデータで見える化し、環境・社会・経済の変革を推進しましょう!

    日時:2023年2月26日(日) 午後1時〜4時30分 (開始10分前より入室可)

    ※途中参加OKです。 参加方法:Zoom

    ※お申込みいただいた方にメールでURLを通知します。

    定員:80名(申込先着順・参加費無料)

    1. 基調スピーチ
    ・『地球環境の危機を理解しSDG sに参加しよう!』(立正大学 心理学部 小澤 康司 教授)
    ・『熊谷キャンパス周辺の日本農業遺産とSDGs活動』(立正大学 地球環境科学部 後藤 真太郎 教授)

    2. 企業・地域のSDGsプロジェクト紹介 
    ・品川区立環境学習交流施設「エコルとごし」 × (株)ローソン x 青稜中学校・高等学校 プロジェクト
    ・品川区立冨士見台中学校
    ・大日本印刷(株)
    ・岩手町みらい創造課
    ・コグラフ(株)((一社)五反田バレー)
    ・立正大学 地球環境科学部(自由学園等で実証中のプロジェクト)

    3. パネルディスカッション 〜SDGsプロジェクトをデータで見える化するために〜
    ・登壇者全員
    ・CePiC / SIH (デジ田 / デジ田応援団員)

    4. 『SDGsアクティブローカルポイント活用で、SDGsアクションの見える化を』(有)ラウンドテーブルコム 柳沢富夫

    主催:立正大学研究推進・地域連携センター、(有)ラウンドテーブルコム

    協力:(一社)グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン、エコルとごし、(株)ローソン、青稜中学校・高等学校、品川区立冨士見台中学校、大日本印刷(株)、岩手町みらい創造課、(一社)五反田バレー/コグラフ(株)、自由学園、 (一社)CePiC、(一社)戸越銀座エリアマネジメント、とごゑの会、立正大学ボランティアサークル RisVo、国際的学習プログラム研究委員会、SDGsポイント研究所@ジャパン、(株)ホワイトボックス

      2023年2月26日(日)開催
      共に創ろう持続可能な社会第五弾~SDGsプロジェクトをデータで見える化する!~

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      メッセージ本文

      ご紹介団体、認知ルート

      岩手町ツアー2日目とワークショップ

      五反田バレー地区のIT企業など東京の7企業/団体から10名が、SDGs未来都市・岩手県岩手町の未来を応援するために馳せ参じたツアー2日目。

      ICT(情報通信)技術を活用した非接触型宿泊施設「モビリタコート岩手」では、朝食は各部屋のボックスに届きます。地元のパン屋さんの美味しいパン、県内の牧場のヨーグルトなどで、朝から豪華な食事に感動でした。

      朝食後、周辺を散歩。昨夜の星空も素敵でしたが、朝露に光を浴びた彫刻作品が自然の緑色の中に配置された光景、そして向こうに見える岩手山の山頂が雪をかぶった姿は、これまた美しいものでした!

      朝9時スタートで、また町が用意してくださったマイクロバスにレンタカーと自家用車を連ねて、2日目の午前中は廃校視察ツアーです。

      • 旧・浮島小学校
      • 旧・水堀小学校
      • 旧・東部知中学校

      という3校を見学します。

      まずは、浮島小学校。木の温もりを感じる校舎は、いわて沼宮内駅と西根インターチェンジの中間に位置して比較的アクセスも良さそうです。周囲はなだらかで、水田、畑、酪農が点在しています。

      ここには、片桐宏典さんの石の作品「浮島の夢~蜃気楼」があります。そして、中には大量の土器や出土した郷土品が保管されていて驚きます。貴重な資料なので、ぜひ整理して地域の歴史文化研究に活用できると良いですね。当時の小学生が受賞したコンクールの表彰状や、パソコンルームのホワイトボードなど、そのままになっていて、ここで学んでいた小学生たちの生き生きとした声が今にも聞こえてきそうです。

      続いて、水堀小学校。いわて沼宮内駅から車で10分、国道4号線に隣接しています。積雪や災害の影響を受けにくく、安定した物流環境が確保できそうとのことです。光ファイバーが整備されているので、高速通信環境も可能です。

      ここにも石の作品、荻野弘一さんの「木人」です。何やら動き出しそうな可愛いキャラクターですね。

      この後、途中で「北緯40度公園」に立ち寄りました。人間が健康的で文化的な生活を営む上で最も適しているといわれる北緯40度線は、岩手町を南北に走るJR東北本線の御堂駅ホーム南端と、これに平行する国道4号線を東西に通過しています。 北京、アンカラ、ナポリ、マドリード、ニューヨークなどの都市が、この線上にあります。その北緯40度の名を冠した公園は、冬なので少し殺風景に見えましたが、音楽フェスなどをしたら楽しそうだと思いました。

      ここにも、ジョルジェ・チパヤック「OBLAK(雲)」という石の作品がありました。

      最後に訪ねたのは、東部中学校。小学校と隣接しているため、2校合同での大型利用を想定する事業への活用が期待できます。葛巻町と隣接する岩手町東部地域の中心に位置し、バス路線も整備されているそうです。中学校なので、技術室などの特別教室もあります。

      もちろん、ここにも石の彫刻。郭徳茂「錛(かんな・くわ)」という作品です。台座に彫り込まれているイラスト(?)は謎。

      廃校ツアーを終えて、午後のワークショップ会場である岩手広域交流センター「プラザあい」へ。JR東北新幹線とIGRいわて銀河鉄道の駅舎に直結の3階建ての駅ビル、2階の会議室が会場です。

      会議室へ入ったら、地産のお弁当で昼食。

      献立を一つ一つ解説してくださった遠藤智恵子さん、ありがとうございます!

      ワークショップでは、東京の7企業/団体からの10名が5名ずつ2テーブルに分かれ、それぞれに地域から数名ずつ(議員、農家、IT企業の方など)と、社会課題に取り組む株式会社sinKAの若手にも入っていただき、岩手町の課題を分析し、住民にとっての豊かな暮らし、SDGs・地域活性のためのアイデアを共創しました。

      結論として2テーブル共通のゴールは、「データを蓄積し、地域の資産にする」データの利活用によって、地域で暮らしたくなる環境を創出する、というところに集約されました。

      テーブル1:地域課題の解消(ワークショップ参加者からの意見整理)

      • 教育/廃校施設
        • 経営者やエンジニアなどストレスフルな環境で勤務する ビジネスパーソンにワークショップからの バイタルデータのを取得・蓄積
        • IT人材育成、CoderDojoのようなテクノロジー、アート等に 楽しく触れられるイベントや講座を定期的に開催 (STEAM教育イベント参加者の教育効果データ)
        • 品川/五反田バレーの企業等との産業交流拠点施設(未利用スペースを活用した五反田バレー等との共創活動)
      • 防災
        • 防災拠点 廃校施設利用 メッシュWiFi活用
        • 防災時のデジタルマップによる災害箇所SNS連携、支援側の情報連携利用
      • マイナンバー普及
        • 岩手町あいポイント/商店街カードを代替 一本化し、 マイナンバーカードのiDMなどを使って、SDGsポイントを発行。
      • 中山間地域へのサービス提供
        • 引きこもりがちなゲーム中毒の子供をユニコーンキッズに育成 →メタバース情報も地図情報に連携
        • 買い物難民を対象とした公民館等へのドローンによる 配送サービスを連携サービス(NTT東日本/西濃運輸が企画課と調整・協議中)
      • 医療・ヘルスケア
        • ワーケーションや研修はイベント的に 農業体験ツアーとかを組み合わせたり、
        • 自然に触れ合えたり星空が見えることで (主にIT系企業の)メンタルヘルス改善を狙う。

      <テーブル1:まとめ>

      • 魅力的な教育と選択肢のあるまちへ
      • 小さな交通(二次交通)による充実

      テーブル2:地域魅力の発信(ワークショップ参加者からの意見整理)

      • リビングラボ(SDGsプロジェクト)
        • 「すべてのSDGsプロジェクトを可視化する→ポイントシステムの検討」
        • DNPの地図を活用した情報のインターフェース化
        • (情報の集約がshinkaの村山真子達の女性同居チームに起きている)
        • 健康ポイントの見える化
        • プロジェクト参加の証明書、ポイント化
        • 町民の様々な活動、企業等の活動を> メニュー化。
        • デジタルアイデンティティウォレットの活用、助け合いアプリ
        • NFTの活用 広域連携、ブロックチェーンによる信用信頼
      • 企業参加
        • 開発/試行中のデジタルマップを基盤サービスの一つに。
        • あらゆるデータをマップに集積
      • 農業(食)
        • 規格外の野菜を美味しく食べて もらって有効活用・ファン化など
      • 地域資産(祭・地理・植物・アート)
        • 人口減により祭りの維持 ⇒外貨獲得のため、お祭りのNFT化と広域連携
        • 紫色(ブルーベリー、ラベンダー [北緯40度]薔薇)を中心とした 街づくりと情報発信

      <テーブル2:まとめ>

      • ポイント・デジタルを活かした経済循環
      • 地域資源活用

      これによって、本質的な要求=「安心して暮らせる環境(地域やコミュニティへの信頼感)」「アクティブな環境(暮らしたくなる環境)」「最適化した仕組み(場の整備・共有・使い勝手の向上)」「選択肢の充実(自分で選んだ充実感)」「トライしやすい環境(次のサービスが生まれてくる場)」の満足を図ります。

      具体的には、

      1. SDGsポイントシステム
      2. 廃校活用(品川・五反田バレーの企業等との産業交流拠点施設)

      に向けて、今後もチームで連携して取り組んでいこう!という機運が盛り上がりました。

      17時。ツアーの全行程を終えた一行は、ワークショップ会場と直結のいわて沼宮内駅から各々帰路につきました。寒い季節の岩手でしたが、心は熱く燃えていました!

      岩手町ツアー始まりました!

      五反田バレー地区のIT企業など東京の7企業/団体から10名が、SDGs未来都市・岩手県岩手町の未来を応援するために馳せ参じるツアーが、いよいよ始まりました!

      10月18日(火)東京都の品川産業支援交流施設SHIPにて開催した、「いわて町ラボ東京セッション」から発展したイベントで、参加者のほとんどがオフラインでは一ヶ月ぶりの再会となりましたが、その間もリモートで交信が続いていましたので、すでにOne Teamという気がします。

      11:45 am 新幹線いわて沼宮内駅直結のプラザあい2階、観光案内所で集合。ここからは、岩手町みらい創造課の遠藤さん、岩手町政策アドバイザーの藤倉さん、株式会社シンカ(sinKA inc.)の羽山さんが案内してくださいます。町がご用意くださったマイクロバスに、レンタカー、自家用車など数台が連なり、出発です。

      まずは、「蔵御膳 らく丸」にてメンチカツ等の昼食。明治の蔵を活用した地産地消のレストランで、夜は居酒屋として丸くなる(楽丸)という、素敵な空間です。

      「蔵御前 らく丸」外観
      「蔵御前 らく丸」内観。配膳を待ちながら軽く自己紹介タイムです。

      昼食後は、

      • 街の駅
      • フューチャーセンター予定地
      • 空き家、空き店舗、未利用蔵の状況等

      を徒歩で見学。20代女性5人が運営するシェアハウス(空き店舗活用)は時間の都合が合わずとのことで訪問が叶わなくて残念でしたが、中心商店街の新たな交流の場として、築百年余り経過した旧家の母屋や蔵を改装して作られたコミュニティースペースなど、地域の皆さんの取り組みは素晴らしいです。

      岩手町沼宮内の大町商店街で、集いの場として再生されたコミュニティースペース「わくわくサロンじょい」
      「じょい(じょ居)」とは「田舎の家の居間」という意味だそうです。
      よりあい市場「輪 WA」

      岩手町には「4つの駅」があります。IGR /JR「いわて沼宮内駅」の他に、道の駅「石上の丘」、街の駅「よりーじゅ」、そして北上川の源泉とされる弓弭(ゆはず)の泉のすぐそばにある川の駅。

      町の中心部である大町地区にある、生産者、商業者、消費者の交流の場としての街の駅「山見の里よりーじゅ」
      「山見」とは沼宮内伝説にちなんで里山に登り、地域を眺めながらごちそうを食べる慣わしのことで、ここは町の交流活性化と歴史文化発信の拠点となっています。「よりーじゅ」は伝説で大蛇を鎮めたとされる寄寿姫。

      岩手町では、令和4年度に旧東北電力沼宮内サービスセンターと隣接地の旧町立図書館跡地を利用して、「岩手町フューチャーセンター」の整備を行います。そちらの場所も視察させていただきました。

      「岩手町フューチャーセンター」建設予定地

      表通りから外れると、歴史を感じさせる建物群。(何故、ボートが・・・?)

      岩手町には北緯40度線が通っていますが、北緯40度線上には、北京、ナポリ、マドリード、ニューヨーク、など魅力的な都市が並んでいる他、バラの生育に適した土地が多いのだという情報も今回いただきました。実際、この辺りには庭でバラを育てているご家庭が多いのだとか。

      再び表通りへ。沼宮内は盛岡から南部地方への中継点として商人や馬喰でかつては大いに賑わい、この旧・上路旅館も月200人は泊まっていたそうです。

      創業60年以上の老舗の食事処「奈良屋」

      空き店舗や空き駐車場の活用方法も求められています。

      その後は車で、道の駅に隣接する「石神の丘美術館」へ。ここでは、館長でもある岩手町の佐々木光司町長が案内役を務めてくださいました!

      出迎えてくれたのは、イギリスとの国交の始まりを記念して植えられたという木。
      岩手町では、ケイト・ハドソンさんというイギリス人のアーティストが、夫である彫刻家の片桐宏典氏とともに創作の拠点(浮島彫刻スタジオ)を構え、30年前から活動を続けているなど、イギリスをはじめ海外とアートを通じての繋がりが盛んです。

      2020年に設置された西野康造「Harmony with the Breeze 2020」は人気の彫刻ですが、その隣りに今回は新しいオブジェが立っていました。見る方向によって景色が透けて見える面白い作品です。アーティストは西野康造氏の友人で、作品が並んで立っている様子は感慨深いですね。

      アートの森の眺めの良いスポットで、佐々木町長を囲んで全員で記念撮影しました!

      石神の丘の道の駅でお土産も購入後、今夜の宿「モビリタコート岩手」へ。

      スポーツ文化センター「森のアリーナ」を中心に、岩手町の文化・スポーツ施設が集まっているエリアです。中でもホッケー場は町の重要な資産です。「ホッケーのまち」と呼ばれる岩手町は、ホッケー競技のオリンピック選手を5人輩出し、東京オリンピックホッケー競技アイルランド女子チームの事前キャンプ受入れも行いました。

      ホッケー場を眺めながら到着したモビリタコート岩手は、ICT(情報通信)技術を活用した非接触型宿泊施設です。トリプルスマート(スマートチェックイン・アウト、スマート決済、スマートロック)を採用しています。

      初めての体験でドキドキのスマートチェックインを済ませたら、夕食&懇親会のため中心市街へ戻ります。会場は「ごはん屋美庵(ビアン)」。地元の美味しいお料理とお酒とともに、店中に飾られたこだわりのグッズや、通称「沼宮内まつり」といわれ、町がも最も盛り上がるお祭りで練り歩く、人形や造花などで飾られた南部風流山車の絵柄などのコレクションは圧巻です。

      ここでまた一段と交流を深め、ほろ酔い、お腹いっぱい、そして頭の中は岩手町で仕掛けたい面白いアイデアでいっぱいになって、モビリタコートに帰り着くと、頭上には素晴らしい満天の星!明日もきっと充実したツアーとなるでしょう。

      品川区立冨士見台中学のSDGsに関するPBLまとめ

      品川区立冨士見台中学校9年生(中3)のSDGsに関するPBLカリキュラムの中で、地域通貨のワークショップを有限会社ラウンドテーブルコムが提供しましたが、今年度のカリキュラムを終えて、事前事後で意識と行動の変容を測定するルーブリック・データ、そして生徒さんたちの成果物であるSDGsプロジェクト宣言ポスターが、弊社が運営するLMS「PM義塾オンライン」に提出されました。

      SDGsに関しても、協働学習(PBL)に関しても、意識と行動のレベルが良い方向に変容していることがわかります。

      ポスターは、今年も中学生らしい素直で元気なアイデアがたくさん出てきました。ぜひ地域の人や企業なども巻き込んで、具体的な活動へと発展してほしいですね

      (生徒名を匿名にしてあります)

      いわて町ラボ東京セッション@品川SHIPを開催

      10月18日(火)東京都の品川産業支援交流施設SHIPにて、「いわて町ラボ東京セッション」を開催しました。

      岩手町から佐々木光司町長、地舘浩二みらい創造課長、藤倉潤一郎政策アドバイザーらにお越しいただき、五反田バレー地区のIT企業など東京の12企業/団体が集結しました。

      SDGs未来都市の岩手町が取り組む課題を聞き取り、それぞれの企業/団体が提供できるソリューションをプレゼンテーションする、というイベントでした。

      終了後は同じ敷地内のALOHA TABLE 大崎へ移動、熱いディスカッションが続き、参加者どうしの交流も深まりました。さらに、近隣にある参加企業へソリューションのデモを見学に訪問するグループもありました。

      以下、登壇者一覧と、許可いただきました企業/団体のプレゼンテーション資料へのリンクを掲載させていただきます。(敬称略)

      1. シナネンホールディングス株式会社
        成長戦略部 部長 高橋 大輔
        資料
      2. 大日本印刷株式会社
        モビリティ事業部 新事業開発部 地域DX推進チーム 松浪 琢也
        資料
      3. OPTY ECO株式会社
        代表取締役 島崎 理一
        資料
      4. コグラフ株式会社
        代表取締役 森 善隆
        資料
      5. 立正大学
        研究推進・地域連携センター 杉本 将輝
        資料
      6. 立正大学(代理)
        有限会社ラウンドテーブルコム サステナビリティ推進室 木村 京子
        資料
      7. 株式会社CAMI & Co.
        代表取締役 神谷 雅史
        紹介ページ
      8. 株式会社リードエッジコンサルティング
        セールスマネージャー 太田 団
      9. 株式会社広済堂ネクスト
        アートビジネス本部 若柳 哲平
      10. 一般社団法人ブライドジャパン
        理事 林 枝都和
        紹介動画
      11. 三友株式会社
        技術事業部 ITソリューション部 部長 川岸 佑伯
        資料
      12. 有限会社ラウンドテーブルコム
        代表取締役 柳沢 富夫
        資料

      また、このイベントは、グラフィック・クリエイター池田萌絵さんのご協力により、素敵なグラフィックレコーディングとしても記録を残すことができました。

      次回はぜひ岩手町で!と皆様、再会を楽しみにしています。

      品川区立冨士見台中学で「地域通貨×SDGsを体験しよう」を開催!

      9月26日(月)品川区立冨士見台中学校の9年生(中3)が、みんなで考えた品川区を盛り上げるSDGs関連商品・サービスを使って、有限会社ラウンドテーブルコムが開発した地域通貨とSDGsポイントの二層構造のシステム「L-TanQ」の世界観を体験するワークショップを行いました。

      昨年度は同じワークショップを、紙に印刷した商品データシートや集計用紙を使って行いましたが、今回はタブレットを使って「L-TanQ」にログインし、ポイント交換から集計まで全てオンラインで行いました。生徒は皆、タブレットを使いこなし、事前学習や当日のディスカッションの記録、事前事後のルーブリック記入なども当社が運営するLMS「PM義塾オンライン」を活用したので、完全ペーパーレスな授業の実施が可能となりました!

      夏休みの宿題から始まり、9月以降4回の授業で生徒たちはSDGsについて学び、それぞれのテーマを掘り下げてプロジェクト化し、SDGs商品・サービスを創造してきました。今回のワークショップでは、自分たちの商品・サービスが他の人たちにどう受け取ってもらえるか、より多くの人に届けるにはどうしたらいいのか、といったことをシミュレーションゲームで学びます。

      3クラスで計15の「店舗」を設置、交代制で買い物ゲームが始まりました。

      はじめに事務局から基本ポイント(SDGs学習への参加賞として)が配布されます。

      各グループの店舗では、皆さん本気で商品・サービスをアピール、あちこちで活発に「商談」が起こり、ポイント交換が行われていました。

      市場がクローズしたら、集計を確認。取引ごとに貯まっていたSDGsポイントが17の項目にどう反映されたかを見ます。はじめに事務局からもらったポイントが、いつのまにか何回転もして、いろいろなSDGs項目に反映されていたことが見えてきました。

      結果を見ながら、グループごとに振り返りディスカッション。各グループから次のような感想(よかったこと、足りなかったこと)が寄せられました。

      • 他のお店に貢献することが出来た。
      • 初めは安い商品の方が売れていたが、高い商品のメリットを話すようになったら高い商品も売れるようになった。
      • 1つの班に2つの商品を売ることで、2倍の売り上げができた。(親和性のある商品の組み合わせが重要)
      • 商品の値段が高かった分ひとつ売れるだけでたくさんの利益が出るから売れてよかった。(薄利多売の反対)
      • 紹介をする際に分かりやすいプレゼンができたと思う。
      • 各班にそれぞれのSDGsに貢献する商品の案がたくさんあって貢献する方法は無限大だと思いました。まだ工夫が足らない商品もありましたが今回のように小さな考えが少しずつ世界に役立つと良いと思いました。

      その後、ディスカッションの反省を踏まえて、もういちど商品を作ってみることに挑戦しました。

      冨士見台中学校のSDGs学習は、この後も10月に4回の授業があり、班ごとにポスターを仕上げて発表会が行われる予定です。SDGs学習の伝統が着実に受け継がれているのが嬉しいですね!

      江戸川区立松江第二中学でSDGs出張授業

      江戸川区立松江第二中学で、SDGsをテーマとした出張授業を2年ぶりに対面で実施することができました!

      10月には群馬県みなかみ町でファームステイなども含む校外学習が予定されているのに先駆けて、SDGsの現在地や、世界や日本でどんな取り組みが進んでいるのかを知り、自分たちができることを考えてみるのが、今回の目的です。

      有限会社ラウンドテーブルコムから講師2名が出張して「SDGsの今」を見据えて、自分事に落とし込めるような情報を提供してきました。
      「日本の国とSDGs」「日本の企業とSDGs」「日本の地域とSDGs」「日本の学校とSDGs」「自分とSDGs」をいうテーマで事例を紹介しました。
      さらに、最後には各自が2030年までにできる可能性のあるプロジェクトについての宣言文を記入してもらいました。

      2年前は感染症対策のため1クラスのみ対面で行って他のクラスへ配信という方法でしたが、今回は体育館に3クラス集まることができたので、より一体感が高まったと思います。また、2年前は紙と鉛筆だった生徒たちが、今回はタブレットを使いこなしているのも嬉しい驚きでした。生徒たちは興味津々で事例を参考にしながら自分たちのプロジェクトを考える姿が見られました。

      次はぜひ「行動する」ステージへ!