有限会社ラウンドテーブルコムは、2025年10月18日、慶應義塾普通部「複言語」授業内で、「言語・音楽・映像を融合させたAI活用ワークショップ〜音楽づくりのワクワクと映像づくりの第一歩を〜」を提供しました。
慶應義塾普通部「複言語」は中学3年生の土曜日の3・4時間目に実施される選択授業のひとつとして開講されているユニークな講座です。「複言語(多言語)」「複言語・複文化」的学びを意図した授業で、例えば英語・ドイツ語・イタリア語・韓国語など、複数言語を学ぶ時間を設け、言語の違いや文化の違いを探究するPBL(Project Based Learning)型の授業形態が取られています。「複数言語を学ぶ」ことだけでなく、言語を通して文化・プロジェクトを探究するスタイルが特徴で、その一環として、今回の出前授業が実現しました。
🏫 AI活用ワークショップ:中3対象(2コマ100分)
🎯 テーマ:
言語・音楽・映像を融合し、「伝えたいこと」をAIで表現してみよう。
🔶【前半:70分】ハンズオンワーク「ことばのない気持ちをMVにする」
▪導入
- 「ことばにできない気持ちって、あるよね?」という問いかけ
- 音楽・映像も“もう一つの言語”だという話(実例や体験談も)
- 目的:「AIを使って、音・映像で“伝わる”を体験してみよう」
▪AI体験デモ
- Sunoで音楽生成
- Nano Banana等で画像生成
- 動画生成AI(Sora等)で言葉から映像を作るプロンプト例
- AIが「感情」や「言語」をどう変換してくれるか
▪制作ワーク
- 2〜3人ずつのチームに分かれて、「今の気分」「伝えたい想い」を音楽〜画像〜動画にしてみる
▪発表と共有
- 「どんな気持ちを伝えた?」「伝わったと思う?」
🔷【後半:30分】ライブデモ「コードという言語で、世界をつくる」
▪導入
- 「コードは世界共通の“第四の言語”」という話
- テキストでプロンプトを書くだけで、AIと一緒に“何か”を作れる
▪講師によるライブ制作
- Gemini CLIと制作中の「i-TanQ|学びを記録するAIカレンダー」アプリの制作プロセスを披露
- 言語×感情×技術がどうつながるか
▪Q&A/ふりかえり
- 生徒との対話:「AIを使ってこんな表現してみたい!」を
- 倫理や注意点、AIリテラシーにも触れる
- 最後に「これからどんな言語・表現にチャレンジしたい?」
✨まとめ:ねらいと効果
- 言語と感情を軸に、AIを使って多様な表現に触れることができる
- 複言語×PBL的なアプローチの具体化
- 「好き」や「気持ち」を作品に昇華することで、自分の表現に自信が持てる