五反田バレー地区のIT企業など東京の7企業/団体から10名が、SDGs未来都市・岩手県岩手町の未来を応援するために馳せ参じるツアーが、いよいよ始まりました!
10月18日(火)東京都の品川産業支援交流施設SHIPにて開催した、「いわて町ラボ東京セッション」から発展したイベントで、参加者のほとんどがオフラインでは一ヶ月ぶりの再会となりましたが、その間もリモートで交信が続いていましたので、すでにOne Teamという気がします。
11:45 am 新幹線いわて沼宮内駅直結のプラザあい2階、観光案内所で集合。ここからは、岩手町みらい創造課の遠藤さん、岩手町政策アドバイザーの藤倉さん、株式会社シンカ(sinKA inc.)の羽山さんが案内してくださいます。町がご用意くださったマイクロバスに、レンタカー、自家用車など数台が連なり、出発です。
まずは、「蔵御膳 らく丸」にてメンチカツ等の昼食。明治の蔵を活用した地産地消のレストランで、夜は居酒屋として丸くなる(楽丸)という、素敵な空間です。
昼食後は、
- 街の駅
- フューチャーセンター予定地
- 空き家、空き店舗、未利用蔵の状況等
を徒歩で見学。20代女性5人が運営するシェアハウス(空き店舗活用)は時間の都合が合わずとのことで訪問が叶わなくて残念でしたが、中心商店街の新たな交流の場として、築百年余り経過した旧家の母屋や蔵を改装して作られたコミュニティースペースなど、地域の皆さんの取り組みは素晴らしいです。
岩手町には「4つの駅」があります。IGR /JR「いわて沼宮内駅」の他に、道の駅「石上の丘」、街の駅「よりーじゅ」、そして北上川の源泉とされる弓弭(ゆはず)の泉のすぐそばにある川の駅。
岩手町では、令和4年度に旧東北電力沼宮内サービスセンターと隣接地の旧町立図書館跡地を利用して、「岩手町フューチャーセンター」の整備を行います。そちらの場所も視察させていただきました。
表通りから外れると、歴史を感じさせる建物群。(何故、ボートが・・・?)
岩手町には北緯40度線が通っていますが、北緯40度線上には、北京、ナポリ、マドリード、ニューヨーク、など魅力的な都市が並んでいる他、バラの生育に適した土地が多いのだという情報も今回いただきました。実際、この辺りには庭でバラを育てているご家庭が多いのだとか。
再び表通りへ。沼宮内は盛岡から南部地方への中継点として商人や馬喰でかつては大いに賑わい、この旧・上路旅館も月200人は泊まっていたそうです。
空き店舗や空き駐車場の活用方法も求められています。
その後は車で、道の駅に隣接する「石神の丘美術館」へ。ここでは、館長でもある岩手町の佐々木光司町長が案内役を務めてくださいました!
岩手町では、ケイト・ハドソンさんというイギリス人のアーティストが、夫である彫刻家の片桐宏典氏とともに創作の拠点(浮島彫刻スタジオ)を構え、30年前から活動を続けているなど、イギリスをはじめ海外とアートを通じての繋がりが盛んです。
2020年に設置された西野康造「Harmony with the Breeze 2020」は人気の彫刻ですが、その隣りに今回は新しいオブジェが立っていました。見る方向によって景色が透けて見える面白い作品です。アーティストは西野康造氏の友人で、作品が並んで立っている様子は感慨深いですね。
アートの森の眺めの良いスポットで、佐々木町長を囲んで全員で記念撮影しました!
石神の丘の道の駅でお土産も購入後、今夜の宿「モビリタコート岩手」へ。
スポーツ文化センター「森のアリーナ」を中心に、岩手町の文化・スポーツ施設が集まっているエリアです。中でもホッケー場は町の重要な資産です。「ホッケーのまち」と呼ばれる岩手町は、ホッケー競技のオリンピック選手を5人輩出し、東京オリンピックホッケー競技アイルランド女子チームの事前キャンプ受入れも行いました。
ホッケー場を眺めながら到着したモビリタコート岩手は、ICT(情報通信)技術を活用した非接触型宿泊施設です。トリプルスマート(スマートチェックイン・アウト、スマート決済、スマートロック)を採用しています。
初めての体験でドキドキのスマートチェックインを済ませたら、夕食&懇親会のため中心市街へ戻ります。会場は「ごはん屋美庵(ビアン)」。地元の美味しいお料理とお酒とともに、店中に飾られたこだわりのグッズや、通称「沼宮内まつり」といわれ、町がも最も盛り上がるお祭りで練り歩く、人形や造花などで飾られた南部風流山車の絵柄などのコレクションは圧巻です。
ここでまた一段と交流を深め、ほろ酔い、お腹いっぱい、そして頭の中は岩手町で仕掛けたい面白いアイデアでいっぱいになって、モビリタコートに帰り着くと、頭上には素晴らしい満天の星!明日もきっと充実したツアーとなるでしょう。