自由学園初等部でプラスチック容器包装リサイクル推進協議会の出張授業をコーディネートしました

2025年10月30日、有限会社ラウンドテーブルコムのコーディネートで、SDGsの視点を入れた「わたしたちのくらしとプラスチックパッケージ」今年度3校目の出張授業が実現しました。

提供いただいたのは、プラスチック製容器包装の特定事業者を主な会員とする事業者団体のプラスチック容器包装リサイクル推進協議会様。容器包装リサイクル法に基づき、プラスチック製容器包装の効果的・効率的な再商品化(リサイクル)システムを構築し、その円滑な運用体制を整備しながら、3R+リニューアブルの推進・普及・啓発に努める団体です。当日は会員企業から、パッケージにかかわる仕事をしているメンバーで、環境にやさしいパッケージのことをみんなに知ってもらうために活動している「プラっと探検隊」を中心に10名が、初開催の自由学園初等部を訪れ、4年生の教室で31名に、プラスチック製容器包装と環境問題について授業を行いました。

㈱エフピコ、TOPPAN㈱、日鉄リサイクル㈱、マルハニチロ㈱、山崎製パン㈱といった、有名企業の社員の方々から直接お話を聞ける貴重な機会に、小学生たちは興味津々で楽しく学んでいました。

特に後半の体験タイムでは、実際の商品サンプルを手に取り、同協議会の環境配慮パッケージ事例検索システム「プラっとサーチ」を使って、商品の見た目だけではわからなかった環境にやさしい工夫を調べ、ワークシートに記入する作業に熱心に取り組みました。

質問タイムの後、アンケートに答えた子どもたちからは、

  • プラっとサーチを知らなかったが、とても面白かった。
  • 知っている商品が環境にやさしい工夫をしていることを知らなかったのでびっくりした。
  • これからもプラっとサーチを使ってみようと思ったのは、環境にやさしい工夫がたくさん載っていて面白く、自分でも環境にやさしいことをしたいと思ったから。

など、驚きや感謝の言葉がたくさん寄せられました。

企業が容器包装の改善に不断の努力をし続けて来ていること、これからも新たな視点、新たな素材の研究をし続けていくことを、子どもたちに知ってもらう貴重な場となりました。

自由学園初等部は、「生活即教育」を理念に、自然豊かな環境での実体験を重視し、学びと生活を一体として捉える独自の教育を行う学校です。6年間同じクラスで過ごす少人数制と、子ども自身が考え動く「自労自治」の精神を軸に、観察・傾聴・実践を大切にした主体的な学びを育みます。知識の習得だけでなく、人との関わりや日々の暮らしの中で育つ力を重視する、家族的で落ち着いた雰囲気が特徴です。

今回訪問した企業人たちは、出張授業終了後、自由学園の広大なキャンパスの一部を先生方にご案内いただきながら、独特な教育システムについてお話を伺うこともできました。

有限会社ラウンドテーブルコムでは、このような企業と学校現場をつなぐ取り組みをしています。