2025年12月1日、有限会社ラウンドテーブルコムCEO柳沢富夫・他1名が東京都・渋谷区の東京インターハイスクールを訪問し、学習コーチ全員を対象に1時間半の白熱研修を実施しました。
東京インターハイスクールは、アメリカの高校卒業資格が取れる American High School です。生徒一人ひとりが担任の学習コーチ(先生)と一緒に、自分の目標に合わせた学習計画を実践(学習)して卒業します。インターネットを利用して日本全国、世界中から入学して卒業することができます。柳沢にとっては、前身のアットマーク・インターハイスクール創設に携わり、初代学長も務めた、深い思い入れのある学校です。
今回の研修は「学習コーチングを全世界へ」と題し、AIをフル活用して、東京インターハイスクールのサービスの核心を学校の資産にする、そしてさらにステップアップ、普及させて、全て子どもたちの資産にすることをゴールとする刺激的な内容でした。
- 教育現場では、どんなデータが蓄積されていますか?
- データが生み出すナレッジとは?
- データはどこにありますか?
という問いで始まった前半、実は1960年代から現代の潮流を予測していた「情報社会論」から、ハワード・ガードナーの「多重知能論」に根ざす究極のアダプティブ・ラーニング、それを支える学習コーチングがビジネス・コーチングとどう違うのか(「待つことの勇気」)、そして2020年以降、文部科学省が推し進めている「教育データの利活用」まで。
多様な子供たちを「誰一人取り残すことのない、公正に個別最適化された学び」へと導く、まさに東京インターハイスクールのコーチたちが日々取り組んでいることの意義が再認識されました。
そして後半は、ラウンドテーブルコムの「学習コーチビジネスモデル」について理解を深めていただきました。学習者がカレンダー入力するとAIがコメントする、ラウンドテーブルコムの「AI学習コーチサービス(i-TanQ)」と、東京インターハイスクール創立25周年の歴史を持つ「プロフェッショナル学習コーチサービス」によって蓄積された、学習者とコーチのコミュニケーションログをRAG化することで、学校独自の学習コーチAIを育成できるという発想に、コーチたちは目を輝かせて聴き入っていました。
最後に、コーチ全員がi-TanQにログインし、学習ログの入力とAIコーチによるフィードバックを体験しました。活発な質問や意見が飛び交い、大きな手応えを感じた時間でした。
今後は、現場で生徒たちへのコーチングにi-TanQを活用していただける可能性も出てきました。
この盛り上がりが、より多くの学校に広がっていくことを期待しています。

