【地域連携】高校魅力化×放課後の居場所――岩手県立沼宮内高校の校内公営塾「沼BASE」に向けた「i-TanQ」トライアル提案

岩手町が推進するSDGs未来都市の取り組みや高校魅力化プロジェクトの一環として、岩手県立沼宮内高校内に開設された校内公営塾「沼BASE(ヌマベース)」。

テスト勉強や進路相談だけでなく、地域の大学生スタッフが常駐し、放課後の安心できるサードプレイスとしても機能しているこの拠点に対し、有限会社ラウンドテーブルコム(RTC)ではAI学習カレンダー「i-TanQ」のトライアル導入に向けた対話を開始いたしました。

これまで岩手町で育んできた連携の歩みと、今回のトライアル提案の背景についてご紹介します。

背景:SDGs未来都市・岩手町と沼宮内高校での継続的な関わり

RTCと岩手町・沼宮内高校とのご縁は、町が主催した高校生参加型の共創ワークショップ(岩手町SDGs未来共創プロジェクト)への参画が大きなきっかけとなっています。

生徒たちが町の未来や地域資源について主体的に考え、アイディアを形にしていく熱量を間近で体感した経験をもとに、その後も岩手町における教育・地域創生に関する情報交換を継続してまいりました。

今回、沼宮内高校の魅力化推進や地域連携のコーディネーターとして現場に入られているスタッフの方とオンライン面談の機会をいただき、放課後の校内公営塾「沼BASE」における生徒たちの日常や、抱えている課題感について詳しく伺うことができました。

沼BASE向けに提案した「i-TanQ」の伴走モデル

「沼BASE」には岩手大学などの大学生スタッフが常駐し、高校生に寄り添う温かいサポート体制が整っています。

今回のトライアル提案では、現場のスタッフの負担を増やすことなく、生徒が主体的に学びや居場所を活用できるよう、以下のような連携イメージをご案内しました。

  1. 大学生スタッフとの対話を後押しするAIコーチング まずはAIに対して日々の勉強の悩みや「やってみたいこと」を言語化させ、そこから「この疑問、今日いる大学生の先輩に聞いてみよう」「志望理由の書き方を先輩に相談してみよう」と、現場のリアルな対話へ自然に橋渡しする設計。
  2. 岩手町の地域資源・SDGs探究へのヒント提示 総合的な探究の時間や自主的な地域活動において、岩手町の産業(農業・キャベツ、彫刻、スポーツなど)やSDGsの指標と結びつけた問いを投げかけ、生徒自身の思考を一段深める壁打ち機能。
  3. 「勉強」と「居場所」のグラデーションに対応する4段階モデル 放課後疲れて一息つきたい時の「おしゃべりコーチ」から、推薦入試の小論文や高度なデータ分析に挑む「実践・学習コーチ」「サイエンティストコーチ」まで、生徒のその日の状態に合わせた柔軟な伴走。

今後の展望:現場のペースに合わせた活用可能性の模索

現在は、現場のコーディネーターや関係スタッフの皆様に実際のシステムに触れていただくためのテストアカウントをご案内し、沼BASEの実際の運用動線の中でどのように機能し得るか、ご意見をいただきながら活用可能性を模索している段階です。

公営塾という先進的な現場において、人の手による温かい支援とデジタルの気軽さがどう調和できるのか、引き続き現場の声に耳を傾けながら丁寧に対話を深めてまいります。

【本件に関するお問い合わせ】 有限会社ラウンドテーブルコム 高校魅力化、校内公営塾、地域サードプレイスにおける探究学習支援については、お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。