品川区立冨士見台中学で「地域通貨×SDGsを体験しよう」を開催!

9月26日(月)品川区立冨士見台中学校の9年生(中3)が、みんなで考えた品川区を盛り上げるSDGs関連商品・サービスを使って、有限会社ラウンドテーブルコムが開発した地域通貨とSDGsポイントの二層構造のシステム「L-TanQ」の世界観を体験するワークショップを行いました。

昨年度は同じワークショップを、紙に印刷した商品データシートや集計用紙を使って行いましたが、今回はタブレットを使って「L-TanQ」にログインし、ポイント交換から集計まで全てオンラインで行いました。生徒は皆、タブレットを使いこなし、事前学習や当日のディスカッションの記録、事前事後のルーブリック記入なども当社が運営するLMS「PM義塾オンライン」を活用したので、完全ペーパーレスな授業の実施が可能となりました!

夏休みの宿題から始まり、9月以降4回の授業で生徒たちはSDGsについて学び、それぞれのテーマを掘り下げてプロジェクト化し、SDGs商品・サービスを創造してきました。今回のワークショップでは、自分たちの商品・サービスが他の人たちにどう受け取ってもらえるか、より多くの人に届けるにはどうしたらいいのか、といったことをシミュレーションゲームで学びます。

3クラスで計15の「店舗」を設置、交代制で買い物ゲームが始まりました。

はじめに事務局から基本ポイント(SDGs学習への参加賞として)が配布されます。

各グループの店舗では、皆さん本気で商品・サービスをアピール、あちこちで活発に「商談」が起こり、ポイント交換が行われていました。

市場がクローズしたら、集計を確認。取引ごとに貯まっていたSDGsポイントが17の項目にどう反映されたかを見ます。はじめに事務局からもらったポイントが、いつのまにか何回転もして、いろいろなSDGs項目に反映されていたことが見えてきました。

結果を見ながら、グループごとに振り返りディスカッション。各グループから次のような感想(よかったこと、足りなかったこと)が寄せられました。

  • 他のお店に貢献することが出来た。
  • 初めは安い商品の方が売れていたが、高い商品のメリットを話すようになったら高い商品も売れるようになった。
  • 1つの班に2つの商品を売ることで、2倍の売り上げができた。(親和性のある商品の組み合わせが重要)
  • 商品の値段が高かった分ひとつ売れるだけでたくさんの利益が出るから売れてよかった。(薄利多売の反対)
  • 紹介をする際に分かりやすいプレゼンができたと思う。
  • 各班にそれぞれのSDGsに貢献する商品の案がたくさんあって貢献する方法は無限大だと思いました。まだ工夫が足らない商品もありましたが今回のように小さな考えが少しずつ世界に役立つと良いと思いました。

その後、ディスカッションの反省を踏まえて、もういちど商品を作ってみることに挑戦しました。

冨士見台中学校のSDGs学習は、この後も10月に4回の授業があり、班ごとにポスターを仕上げて発表会が行われる予定です。SDGs学習の伝統が着実に受け継がれているのが嬉しいですね!


コメント

“品川区立冨士見台中学で「地域通貨×SDGsを体験しよう」を開催!” への2件のフィードバック

  1. […] 品川区立冨士見台中学校9年生(中3)のSDGsに関するPBLカリキュラムの中で、地域通貨のワークショップを有限会社ラウンドテーブルコムが提供しましたが、今年度のカリキュラムを終えて、事前事後で意識と行動の変容を測定するルーブリック・データ、そして生徒さんたちの成果物であるSDGsプロジェクト宣言ポスターが、弊社が運営するLMS「PM義塾オンライン」に提出されました。 […]

  2. […] L-TanQも品川区立冨士見台中学でSDGsを学習するカリキュラムとして採用されており、2024年度も新たなバージョンで展開が期待されているところ。 […]