【授業事例】小学校特別支援学級でSDGsお店やさんごっこ|地域通貨を使った探究学習

前回の授業では、SDGsの基本を学び、自分たちが解決したい課題について考えた品川区立宮前小学校さくら学級(特別支援学級)の皆さん。

2026年3月3日、今回はその集大成として、自分たちが考えた「未来を明るくする商品」をシステムに登録し、地域通貨(ローカルポイント)を使って売り買いする「おみせやさんごっこ」のワークショップを行いました。

自由な発想から生まれた「未来を明るくする商品」

子どもたちが事前に作成した「商品ラフシート」には、大人では思いつかないようなクリエイティブなアイデアが溢れていました。

  • 海のゴミを吸い取るソーラー式の「Sea(海)クリーナー」
  • 回すと地球のゴミがなくなる「ちきゅうが良くなるちきゅうぎ」
  • 空を自由に飛べて移動が楽しくなる「空とびスニーカー」
  • シマエナガと触れ合いながら自然保護の募金ができる「シマエナガ3Dアプリ」

これらのアイデアを有限会社ラウンドテーブルコムのSDGsアクティブローカルポイントシステム「L-TanQ」へ登録。自分のアイデアが「商品」として画面に並ぶと、皆とても誇らしげな表情を浮かべていました。

驚いたのは、中休みの時間です。1時間目の授業が終わっても「もっと商品を良くしたい!」「ポイントの設定を変えてみたい」と、ギリギリまで自分のアイデアをブラッシュアップする児童の姿がありました。この「自発的な意欲」こそが、本プログラムが目指す学びの姿です。

熱気あふれる「おみせやさんごっこ」

中休み後は、いよいよ本番のポイント交換ゲームです。 今回は、事務局から付与された5,000ポイントを元手に、クラスメイトの「お店」を回ります。(先生方も「お客」になって買い物に参加)

「これください!」「いらっしゃいませ!」と元気な声が教室中に響き渡りました。QRコードをスキャンしてポイントを支払うと、買い手から売り手に「ローカルポイント」が移ると同時に、買い手と売り手の双方に「SDGsポイント」が貯まります。

ゲーム開始時からゲーム終了時へ、全体ポイント数の変化がわかります。

誰一人取り残さない「SDGs」の実践

担任の先生からは、「ふだんの授業ではなかなか乗ってこない子も、今日は自分から積極的に動いて参加している姿が見られて本当に良かった」と嬉しいお言葉をいただきました。

また、最後にはさくら学級の代表児童から心のこもったお礼の言葉をいただき、終了後には校長先生からも直々に感謝のお言葉を頂戴しました。

一人ひとりが自分らしく参加し、誰かのアイデアを「おうえん」することで世界が良くなる。そんな「SDGsの好循環」を、子どもたちのキラキラした瞳の中に感じることができた一日でした。

宮前小学校の皆さん、素敵な時間をありがとうございました!