今時の高校生の携帯事情

NPO法人Canvasからの告知メールのお誘いを受けて、KDDIの主催する「シンポジウム2011みんなの携帯サミット」をのぞいてきた。日曜日の午後なのに会場は結構一杯になっていた。

前もって高校生達からのヒアリング調査も実施した上での、高校生を交えてのパネルディスカッションの部分を拝聴させていただいた。高校生の携帯2台持ちの状況などは予想できたが、既にガラケーからの離脱、スマートフォンへの移行が急速に伸びていることは少し驚き。50%近くの高校生がiPhoneも含めスマートフォンを持っているとのこと。これは今後のe-Learningの環境づくりにも大きく影響を与える数字となってくるだろう。

久しぶりにCanvasの石戸奈々子さんのお顔を拝見、さらに懐かしい埼玉県総合芸術高校に転任されていた、西澤廣人先生も登壇されていた。早速メール交換。中村伊知哉氏とゆっくりお話する機会ができずに残念。また次回を期待しよう。

今年度もスタートします!BBCoach Project。

プロジェクトマネジメントも学べてしまうWebコンテストのBBCoach Project。今年も開催です。2003年度からスタートしたこのコンテストも今回で九回目を迎える事になりました。

遠隔でのチーム作り、異年齢でのチーム構成、世界に発信できるコンテンツの制作と、少しハードルが高い企画なのですが、なんとか続けています。

今年はとてもうれしい再会もありました。

2005年度に「クオリア賞」を受賞した学生が、このコンテストをきっかけに映像を作り続けてくれて、今年から始まった国際平和映像祭でも見事「審査員特別賞」を受賞してくれました。戸山高校から早稲田大学に進学していた慶野君と久しぶりの再会をした時、このコンテスト続けて来て良かったと感じました。なにしろ映像を作りづけるきっかけがBBCoach Projectだったそうです。今後の活躍を期待しています。

また、昨年に引き続き、このコンテストの受賞者が倍率の高い推薦入試を乗り切って続々と大学に合格してくれているという実績も出始めました。やはりプロジェクトマネジメント学ぶ、体験するという機会は貴重な学習の機会なのではないかと思います。

社会に出るとチームでの活動が主流になるのに、このチームでの作業体験が少なすぎる現在の学校教育の現場にはまだまだ改善の余地があるのではないでしょうか?

少しずつですが、理解してくれる先生方も増えて来ています。

この学び方を継続して経験している学校は、少しずつその参加方法にも工夫が生まれて、改善が継続しています。おそらくこのあたりも学校のレベル向上に役立ってくれているのではないかと思います。

どなたでも参加できます。

少しでも興味ある方はご連絡ください。

未来から過去へ

デジタルコンテンツエキスポが開催されている日本科学未来館へ。雨上がりの中結構人が出ていた。入り口にはSONY-PCLが美ら海水族館を上映。ジンベイザメの悠々たる泳ぎは圧巻。やはり水の中は3Dに適しているかもしれない。いつか自分でもダイビングしながら3D映像の撮影に挑戦して見たいと改めて思った。

もう一つの目的は日食グラスをゲットしておくこと。来年の5月21日は金環日食が日本の人口密集地域で観測できる。恐らく近くなってくると、日食グラスも在庫切れをおこすかもしれないと思い、早めに入手しようと思っていた。日本科学未来館ならきっとあるだろうと思っていたら案の定売店で販売していた。

車で移動して御茶ノ水へ。古書会館での洋書フェアをのぞく。このギャップの感覚がたまらない。未来を予測しての思考と過去への思慕が重なった秋の一日だった。

大使経験者の講演会

元バングラデシュの大使を経験された金子義和氏を招き東京女子大で講演会を企画した。

もともと一人の学生から外務省に行きたいという希望を聞かされて、何か出来ないかと考えたのが始まりだった。

普段聞けない外交官としての体験談は、学生にとっても私自身にとっても新鮮だった。

英語だけではなくもう一つ得意言語を身につけておく事の大切さを教わった。人がやっていないことに挑戦する姿勢も学生にとっては良い刺激になったのではないだろうか。

歴史的な日本の行動の中心で緊迫感のある国際交渉を続けてきた人の話はを聞いて、自分はこの国に役に立つことができたのか、今一度反省しなければならないとつくづく感じた。

Steve Jobs 死す

常に挑戦を続けて来た経営者、Steve Jobsが亡くなりました。Macintoshファンとして、お悔やみを申し上げます。

SE, SE30, LC475, LC630, Power Macintosh 7100, iMac, Power Mac G3, Power Mac G4, Power Mac G5, Mac Book Pro, iPod, iPod Touch, iPad。

素敵な製品ありがとうございました。

台風の中の若手映像作家達

日本の学生の海外留学生が減っていると聞く。

でもここには私達が想像する以上のアクティブな学生達が集まっていた。

朝から大型台風が接近しているというニュースで、このイベントも中止になるかと思ったら、なんと予定通り開催。

台風が東京に接近する少し前に、早めにUFPFF国際平和映像祭のファイナリストの発表会場である横浜BLITSに向かう。まったく雨にぬれずに会場につくと、友人の金大偉氏がオープニングショーのリハーサルを行っていた。今回も和太鼓と映像のセッション。奈良で成功していたので、これは感動ものになると確信。

ファイナリストはスペインからもやって来ていた。海外にまで取材をしてきたチームから、国内で活動しているチーム、また学内だけで映像を作り込んで来たチーム等様々。それぞれが気持ちのこもった作品を紹介してくれた。

グランプリを受賞したのは慶應義塾大学のチーム。カンボジアの地雷撤去作業そのものを映像に納めていた。世界一周の航空機チケットとユーレイルパスを賞品としてゲットしていた。学生の時にこんな体験ができるなんて、なんとうらやましい。私は社会人になってから自分でお金を貯めて同じセットを購入して旅に出たんだよな。

それにしてもファイナリストに選ばれた学生達は学歴が高かった。東大、早稲田、慶應・・・

早稲田の学生の慶野君は2005年度にBBCoach Projectで入賞した学生だ。しかも茂木健一郎氏からいただいた「クオリア賞」。今回もなんと審査員特別賞をいただいていた。BBCoach Projectで映像作品を初めて制作して、それ以来作り続けているようだ。とてもうれしい。大学でも映像を研究しているとのこと。今後の活躍が楽しみだ。

来年度はぜひ関東学院の私の教え子にもこのコンテストに挑戦してもらいたい。気骨のある若手が一人でも多く世に出て来てくれ事を願っている。

イベントは夜9時近くまでかかったので、あっという間に台風は東京を過ぎ去っていた。首都圏の交通は麻痺していたようだが、会場を出ると既に電車も動いていて、帰りもまったく濡れずに、台風もなかったかのように家路に着く事ができた。

 

金大偉の映像と音楽による空間インスタレーション展

「Earth Spirit アース スピリット」
大地の精神、陰と陽の調和。無限になる交錯の相。アジアエネルギーの原点による「美」の幻想空間が出現。

 

展示期間: 2011.9.20(火)~9.25(日)
Open 11:00~19:00 (入場無料、但し特別イベントは有料)

期間中特別イベント:
●「大地と祈り」
~インド舞踊とお音楽によるライブパフォーマンス~
9/23(金) open:19:00  start:19:30
インド舞踊:山元彩子(インド舞踊)
音楽:金大偉(Key,サランギー)
料金:1800円(1ドリンク付)

●「大地礼讃」
~アジア大地を幻視する音楽空間ライブ~
9/24(土) open:19:00  start:19:30
出演:金大偉(Key,他)
山平憲嗣(二胡)
料金:1800円(1ドリンク付)

協賛:NECディスプレイソリューションズ
企画:TAII Project
主催:ジェイトリップアートギャラリー

会場:ジェイトリップアートギャラリー
〒104-0061
東京都中央区銀座6-7-18デイム銀座ビル2F
TEL:03-3571-7818
www.jtrip-118.com
http://www.kintaii.com

 

「語り部ロボット」

http://www.aoniyoshi.us/layerbox/110805-kataribe.htm

「語り部ロボット」というアイデアを提案したところ、いよいよ動き出すことになった。

  • 地域の物語の取材体験
  • ロボットへの物語の移植
  • ロボットにお話をしてもらう為の準備
    (アクションを与える為の脚色)
  • プレゼンテーション体験

が特徴となった、ワークショップを展開することになった。

舞台は奈良、田原本町。
http://www.town.tawaramoto.nara.jp/

たくさんのお話が残っているようだ。

暑い夏の日、子供たちと一緒に、言葉の紡ぎ出す、空想の世界の旅をしてこようと思う。

「PM桃太郎」に続いて、NPO法人レイヤーボックスとのコラボ。

2017/1/20追加
最終日の模様がYouTubeにありました。

新たなワークショップの開発に成功しました

小中学生、高校生、大学生、ファミリー、社会人と幅広い方々を対象とした、ワークショップの開発に成功しました。

名付けて「PM桃太郎」。

今回は、下記チーム構成及び日程でワークショップを実施しました。
共催:特定非営利活動法人 Layer Box/奈良教育大学社会科教育 岩本研究室
後援:奈良県/奈良県教育委員会
協力:田原本町観光協会/(有)ラウンドテーブルコム

 

誰でも知っているポピュラーな昔話を題材にカリキュラムを構築。

いつの間にか、社会では共通国再言語となりつつある、プロジェクトマネジメントの考え方、書類作成、チームでのコラボレーション作業等を体験できます。

そして、うまくできると、素敵な達成感の得られます。

難しい概念を説明するのではなく、作業を中心としたゲーム性のある時間を体験していていただきました。

ワークショップは2時間×2日の合計4時間で編成。
カリキュラム内容は準備段階でバージョン7まで改良を重ねました。

しかし!
前日になり、集客していただいた担当者から、両日とも参加できる方がごく一部であることがわかりました。残念・・・

それでもめげる事無く、急遽内容を修正して、一日でも楽しめるカリキュラムに作り替えて本番を迎えます。

参加者は、小学生、中学生、高校生、そしてそのファミリー、自治体職員、大学の先生方、NPO職員等、幅広い年齢層が集まりました。
本来小学生をターゲットにイメージして開発してきたので、大丈夫だとは思っていましたが、大人がやっても結構楽しめる内容として受け止められたようです。

[前半2時間の内容]
1 まずは、桃太郎のお話の振り返り
今回は地元奈良の田原本町版の「桃太郎-完結版」を使って、参加者全員で輪読。
同時にデジタルブックに加工して来たコンテンツをプロジェクターで映写。

ここからは参加者一人一人の作業として、こちらで用意したフォーマット書式に、実際に記入してもらいました。

2 この話の骨子をまとめる形で、ストーリー全体を内容を整理してもらう。
誰の為に、何を頼まれたのか?
どこで、何をするのか?
何を得るのか?
いつ頃の話なのか?
費用は?
おじいさんやおばあさん、村の人の影響は?
なぜ行動したのでしょう?何が必要だったのでしょう?

等の項目を埋めて行きます。

実はこれを埋めて行くと、この物語をプロジェクトとしてみた時の、「基本計画書」が書けてしまう訳です。

なぜなら、桃太郎は成功物語だから。
プロジェクトマネジメントは成功する為の知識体系なんですね。

3 次に役割について考えてもらいます。
リーダーは誰だったのか?
その他のキャラクターにはどんな役割があったのか?

4 さらにその役割の作業を細かく分析してもらいます。

5 物語を時系列的に並べ替えたマッピングを作ります。
細かく書いた作業内容等を埋めて行く作業になります。

6 いつの間にか、ガントチャートの概略ができあがってしまいます。

7 最後に私が分析した物語のマッピングチャートをご紹介しました。
各キャラクターの関係図、その作業内容、そして時系列(誕生、成長、自立、旅、苦難・戦い、帰還、結末)の中での物語の進行を一枚のマップで表現してみました。成功物語の骨格が浮き彫りになります。

[後半2時間の内容]
ここからは、チームを結成してもらいます。
リーダー、記録係、制作者に役割分担をしてもらい、その役割について説明します。
リーダーにはチームを引っ張って行く為の議事進行及び決断、そして最終発表をしていたきます。
記録係にはこちらで用意した書式への記入とチームでの自己評価をする為の基本データ作りと評価表の作成が課されます。
制作者にはチームで完成すべき、絵本を作ってもらいます。脚本、色鉛筆を使った絵の製作など。

大前提のルールとして「もし、桃太郎がプロジェクトマネジメントを学んでいたら?」というテーマを与えます。

絵本の一部を作成しても良いし、全体を作成しても構いません。
また、田原本町版の絵本の一部を拝借しても良いというルールにしました。

さらに品質の評価ポイントして、ストーリ性、量、丁寧さ。
コストとして、道具や脚本製作費、色鉛筆の色数等に一定の金額を当てはめて、全体の上限金額を指定しました。
また、納期期限として一定の時間を設定して、時間内で完成を目指していただけるよう、配点をしました。もちろんオーバーすると点数は低くなります。
8 まずは、チームの役割分担のディスカッション。

9 さらに役割の作業確認の為に、作業内容を整理して、記録に

10 次に、作品完成までのラフスケジュールを作成してもらいます。

11 そして、実際の製作に入ってもらいます。
ここで肝心なのは、チームとしてどんな物語を目指すのか、何を目的とした物語にするのかを議論してもらうことです。

12 議論に伯仲してなかなか製作に入れないチームもいれば、簡単に物語の骨格ができあがって、分担作業をし始めるチームもありました。実際の作業をしている間に、いろいろと変更する点も出て来ますが、リーダーの決断力が問われるところです。そして記録係はその詳細な活動を記録していきます。

13 最後に自己評価表に記載されている配点に従った、チームの活動の採点と作品の自己評価を行います。

14 リーダーに完成した絵本とチームの活動についての発表を行ってもらいます。

全体を通して、次の事が言えると思います。

達成感の得られたチームは、全ての作業をきちんと分担して緻密なデータを残せたところ。

参加者の中では、普段コミュニケーションの取りずらかった親子がしっかりと話し合って一つの作品を作り上げる共有体験が出来た事を喜んでくれたり、新社会人向けの研修にも活かせるのではないかと検討していただく方がいました。また、私自身も大学の授業でも応用できると確信しました。

素敵な時間を共有していただいた、参加者の方々に感謝です。

今後もバージョンをアップを重ねて、さらに完成度の高いワークショップに仕上げて行きたいと思っています。