複言語:世界言語としてのプロジェクトマネジメント

慶應義塾普通部は1997年から2003年まで非常勤講師を勤めた古巣。選択授業「Web Pageを作る」という授業で、情報科のない時代のパイロットモデルの授業を提供した。今回は同じ選択授業でも語学の授業。普通部では「複言語」という授業があり、英語、ドイツ語、韓国語等の学習時間も取り入れた年間を通した、PBL型授業を中学3年生の選択授業で展開している。そこにプロジェクトマネジメントという世界言語の紹介をしてきた。

内容としては

  • PBLとは何か?
  • プロジェクトとは何か?
  • プロジェクトマネジメントとは何か?
  • プロジェクトマネジメントの代表的書類の紹介(BBCoach Projectを例として)
  • BBCoach Projectの説明とクリエーターへの勧誘

「労作展」という普通部独特の文化祭が終わった後、その延長線上で、各自のプロジェクトをバージョンアップしていく。そんなタイミングでの登壇だった。

各自の現在取り掛かっているプロジェクトについて、その概要の発表もしてもらったが、まだゴールがはっきりしていない点を指摘。アウトプットの場としてBBCoach Projectを紹介してきた。

中学3年生のプロジェクトが言語学習の中でどこまで進化するか、とても楽しみだ。

慶應愛書家倶楽部(Keio University Society of Bibliophiles)例会のご案内

慶應愛書家倶楽部(Keio University Society of Bibliophiles)例会のご案内

どなたでもご参加いただける公開イベントになります。

会場 丸善雄松堂書店 新宿区四谷坂町 10-10 一階ギャラリー
Tel. 03-3357-1417(古書部)

※参加お申し込みは下部でお願いいたします。

日時 2017 年 12 月 1 日(金)18:00-19:30

演題 「アーサ―・チャールズ・フォックス=デイヴィス旧蔵の紋章学コレクション」
Arthur Charles Fox-Davies (1871-1928)’s Working Collection on Heraldry

講師 Edward Potten (Former Head of Rare Books, Cambridge University Library)

フォックス・デイヴィス蔵書票

19 世紀ヴィクトリア朝社会では、騎士道など中世の復活という現象が見ら れたので、紋章への関心も高まってよく使用されました。1871 年にブリストルで生まれたフォックス・デイヴィスは、紋章をもたない家系で育ちながら、 幼少のころより紋章学に夢中になったのです。正式な教育を受けないまま弁護士、また作家として生活しながら、紋章に関する著作で有名になりました。 カラー図版を用いて多くの著作を出版しましたが、最も知られたのは『紋章学大要』(Complete Guide to Heraldry, 1909)です。個人紋章の制作を希望 する人々にアドバイスを与え、調査し、夫人がC.ヒラード(C. Helard)の 匿名でデザインしました。

Heraldic Drawing by C. Helard

今回展示するフォックス・デイヴィス夫妻の working collection には、過 去の研究書のほかに自著のinterleaved and annotated copiesや銅版による 蔵書票、またヴェラムに描かれた美術品にも匹敵するカラフルな紋章などが 含まれています。
講師のエド・ポッテン氏が、フォックス・デイヴィスの生涯と著作につい て解説した後、参加者の方々に紋章作品や著作に触れていただきます。

参加費は無料です。

2017年10月27日 慶應愛書家倶楽部会長 高宮利行

参加お申し込みはこちらからどうぞ。

 

第2回国際的学習プログラム研究委員会

第2回国際的学習プログラム研究委員会教員向けフォーラムが慶應英文学会の共催として開催されます。

ICTを活用した国際的な活動を取り入れた事例、学習ログを取得したながらPBLを実践している事例や、著作権がクリアな二次利用権付きのプロフェッショナルコンテンツを活用した小学校の事例など、注目すべく活動がフォーカスされています。

お申し込みはこちら

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学習ログを大切に

「学習ログ」は誰のもの?

そう、学習者自身の財産ですよね。

e-Learningが普及して、ようやく学習ログの大切さが少しずつですが認識されつつあります。

ただし、そんな学習ログも学習機関が提供するサーバーの中では、数年すると削除されているって知っていましたか?

大切なログを一生預かってくれる機関はそう多くはありません。

そこで提案です。

学習ログは自分で守りましょう!

もちろん、単位を取得する為、学校の成績をつける為にもデータは必要ですので、学習機関のサーバーとも連動する必要がありますが、それ以上に自分の学習ログを守る為には、各自のカレンダーなどに自動的に記録が残るようなシステムが必要ではありませんか?

1995年からICTと教育をテーマに活動してきた私ですが、ようやく行き着いた目標が見えてきた気がします。

そこで、アプリを作りました。

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「i-TanQ」
iPhoneの方は、iCalとGoogle Calendarと連動します。
アンドロイド携帯の方はGoogle Calendarと連動します。
また、教育用SNS(i-create.roundtable.jp)の日記とも連動しますので、チームでのコラボレーション活動での作業記録などにもご利用いただけます。
学校で導入してもらった方には、学習時間などがグラフで表せる機能もサーバー側で提供しています。
実は、2016年春から慶應義塾普通部という中学と関東学院大学で提供している私の授業「メディアワークショップ」での実証実験が始まっています。
興味のある学校など、是非問い合わせてください。

 

尚、次期バージョンでは
アプリ単独でも学習時間のグラフが個人で利用できる環境
SNSとの連携機能の拡張
サーバーでのログ分析ツールの提供
なども考えて開発中です。
ご期待ください。

ジュニアクリエータ達のPBL:第11回BBCoach Projectの一次審査の結果

BBCoach Projectの一次審査通過チームは以下の通りに決定しました。

「gust」
「My Pace」
「purple boys」
「Shali&Neta」
「SISK沿線たち」
「Sky Factory」
「STATION」
「四駆魂」

テーマは様々
「食品サンプル」「環境問題」「水耕栽培」「フィジー」「折り紙」「電車」「ミニ四駆」

中高生がどんなPBL(プロジェクト・ベースド・ラーニング)を体験したのか、楽しみです。

二次審査会は下記の通り実施します。
日時:2014年3月15日(土) 午後1時より
場所:慶應義塾大学 大学院校舎 1階 313番教室

第11回BBCoach Project一次審査締め切りました!

2003年度から続けている、プロジェクト・ベースド・ラーニングを体験できる、BBCoach Projectの第一次審査を締め切りました。

二次審査会は
日時:2014年3月15日(土)午後1時〜
場所:慶應義塾大学 三田 新南校舎411教室

さて、今年はどんな作品のプレゼンテーションがあるのでしょうか?
今から楽しみです。

審査会の参加は無料。公開ですので、どなたでも参加できます。
一人でも多くの方々のご参加をお待ちしています。

 

第11回BBCoach Projectの第二次審査会

今回も慶應義塾大学の三田の教室をお借りすることができました。

第11回BBCoach Projectの第二次審査会を下記のように開催致します。

日時:2014年3月15日(土)
場所:慶應義塾大学 新南校舎411教室
〒108-8345 東京都港区三田2-15-45

たくさんの方々のご参加、お待ちしております。

10年続けられました!皆様の御陰です。

BBCoach Projectの10回目の審査会を無事3月30日に開催して来ました。今回は母校の慶應義塾大学をお借りしての審査会でした。文学部の高橋勇先生にご協力いただきました。

10年前の発起会から関わってくれた仲間も少しずつ再結集してくれて、当時のエネルギーをもう一度感じる事ができました。というか終わってからの打ち上げが延々と三田界隈で・・・まだ皆エネルギーいっぱいです。

参加してくれたクリエータ達も、コーチの方達も今回のイベントは好評だったようで、たくさんコメントをいただきました。目頭が熱くなる思いです。

何もないところから何かを生み出すエネルギーはとても勇気がいる作業。子供達がテーマも設定されていないコンテストで自分たちで目標を設定するところから始めるこのプロジェクトはとてもハードルの高いものだとこれまでもたくさん指摘を受けて来ましたが、実際に動かしてみると子供達は自由に発想を展開して素晴らしい一歩を踏み出してくれます。「0 to One」というモットーも紹介することができ、このプロジェクトの原点を少しでも伝える事ができたかなと喜んでおります。

英語もプロジェクトマネジメントもパソコンもこれからますます大切な技能になってくると思いますが、そんなノウハウを実際のプロジェクトを進める上で自然と身につけてしまおうというのが、このコンテストの狙い。ただ、ノウハウをマスターするだけではなくて、その中からどれだけ自分たちらしさを打ち出して作品を制作していくか、そんなハードルを越えて来た子供達はもはや子供ではないのかもしれませんね。プロジェクトを始める前と後でははっきりとその成長の大きさが確認できるのも、参加者も支援者も達成感が味わえるイベントに育って来ました。

支援してくれる方も少しずつ増えて来てくれて、とても嬉しいです。ボランティアでイベント盛り上げていただいた方にも大感謝です。

来年はまた一歩、次の10年に向けて、バージョンアップを考えて行きたいと願っています。支援者募集中です!

 

 

 

 

 

明日はピースデイです

国連で決議されているピースデイをご存知ですか?

9月21日は国際平和の日です。

紛争の多いこの世界、一日だけでも紛争がない日をという願いの元に、ピースデイは生まれました。

ぜひ人でも多くの方にこの日を意識していただければと願っています。

この日に合わせて昨年からスタートした国際平和映像祭という小さなイベントがあります。

学生の皆さんが平和を意識した映像作品を作って、世界の人々に国際平和を考えてもらう瞬間を共有してもらいたい、そんな思い出制作した作品のコンテストを実施しています。

ファイナリストに残った人も、残らなかった人もこの思いは一緒でしょう。

優劣を争う事よりも、一人でも多くの仲間が繋がって、友達を会場に連れて来ていただく、そんな場になってくれればとても嬉しいです。

この文章を読んで、少しでも興味が湧いた方、ぜひお友達を誘って会場にお越しください。みなさんと一歩一緒に踏み出したいと思います。

横浜の映画館で一緒に時を過ごしましょう!

参加にはお申し込みが必要ですので、こちらからぜひ登録をしてください。

明日の日本のメディアは国際平和の日をどのように扱ってくれるでしょうか?・・・

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