大学のファシリティで感心した事

先日、慶應義塾大学をお借りしてイベントを開催した。オンラインで全国のいくつかの拠点からも参加するイベントだ。

コロナ前とは違い、使い勝手が良くなっていたので一言。

まずは音声アウト端子。
外部のゲストがテレビ会議システムを自分のマシンで利用すると困る事がよくある。
会場の音声をマイクで収音するシステムは大概の教室や会議室についているが、その音声を集音器から配信用のシステムに送るための端子がないと、音声が回ってしまう事がある。
通常アンプなどが入っている場合が多いが、機械の背面には音声アウトがついている場合が多い。教卓にその端子が配線されていない場合が多い事で、これまで様々な施設でこうした配慮を訴えてきた。
ところが、今回利用した教室では、音声アウトの端子がきちんと教卓についていた。
古い校舎ではあったが、少しの工夫で外部配信用にも配慮された、最新の設備に様変わりだ。全国の大学や企業の会議室でこうした環境を整えて欲しいものだ。

もう一つは、ゲスト用のWiFi。当日のみ使えるゲスト用Wifiのidとpwが配布されいた。もうスタッフのみに公開という限定的な使い方をしなくても良く、参加者全員が快適にインターネットに接続できた。しかもゲームサイトなどへのポートも閉ざされていない。学内の学生が授業中に一斉にゲームサイトに接続したらネットワークに影響を与えてしまうから、全学でポートを閉ざしてしまっている大学とは大違いだ。こうした配慮をしたら、ゲーム制作の授業をする場合のみ、こうした1日限定、教室限定のWiFi接続方法を検討すれば良いわけだ。

さすが慶應の三田のITCセンター。レベルが違う!

仲間を連れて岩手町

東京から私のネットワークの仲間達と共に岩手町を訪問。町長自らが岩手町の大切な資産でもある石神の丘美術館を案内してもらいました。

Web3、AI、VR、エネルギー、教育それぞれの持ち味を生かして、新たなデータという資産形成を目指します。

来るたびに成長する美術館。新たな作品が寄贈されていました。

Cluster体験記#5

Main Screenの二枚目設置に成功。やはり同じ世界には同じファイルしか共有できないかも。

スマホで作成したワールドへ移動するWorld Gateの設置成功。

面白くなってきました。

Cluster体験記#3

急遽、CoderDojo Shinagawa Gotenyama at Clusterを開催しました。

イベントで集まるとどんな事ができるか試しました。

アップロードした資料の共有はできるけど、画面の共有ができないので、ニンジャ達の発表には機能が足りません。

でもUnityでの開発のモチベーションを上げるには、ニンジャ達にもこの世界を伝えてあげたいと思いました。

Cluster体験記#1

初めて、五反田にあるクラスター株式会社を訪問。メタバース空有の可能性についてディスカッション。

教育現場でも活用が出来そうだと感じた。ホームページ制作と似ているかもしれない。

3D都市モデルのハッカソンに参加

Project ”PLATEAU”(プラトー)」に参加しました。「地球地図の学校」以来、GIS情報には興味を持っていたので、こんなのあるから参加してみませんかという声に気軽に反応してしまいましたが、それが間違いだったかもしれません。

集まってきた方々は本格的なハッカーが多く、私のレベルではとも思いましたが、とりあえず一歩踏み出しました。

こうしたハッカソンにもSDGsの意識をつけてもらいたいなと思い、参加を継続しました。つまりSTI for SDGsという考え方かな。意味のある活動をどうシステムと結びつけるか、最近の私の仕事の仕方にも通じるところです。

当初、実際にプログラミングをしてくれる人材が不足していたのですが、イベント内で知り合った人財とSDGsの活動で知り合った立正大学の先生の門下生の力をお借りして、なんとか最終コンテストまで活動を続けることができました。チームの皆さんに大感謝です。実際に実装することができました。チーム名は「SDGs三方よしマップ(環境・社会・経済)」。

私たちのチームは3Dの建物の情報を元にして、ビル風を計算、さらにはビルの作り出す影を計算しました。そしてそれを掛けわせた結果得られる快適度を導き出し、冬なら暖かい場所を選んでピクニックのできる場所、夏なら日陰を利用して移動できる道筋などを、主婦層や子供達にも伝えられるような簡単なインターフェースで伝えようとしました。

残念ながら一回めのアイデアソンも1ヶ月後のハッカソンも入賞はできませんでしたが、こうした活動を、ネットの中で初めて知り合った人達と協力してプロジェクトを進めれれたことは、今後の活動にも大きな自信に繋がったと思います。

次はこの活動を生かして、子供達に大人もこんな頑張っているよいうメッセージを伝えたいと思います。

BBCoach Projectの審査会は3月27日(土)午後、オンラインで実施予定。CoderDojo品川御殿山の活動も緊急事態宣言が解除されたら早速活動を再開したいと思っています。

なお、こちらの活動がASCIIオンラインで記事になりました。

新型コロナ以降の日本のオンライン授業は成功するか?

結論からすると、失敗を続けながら、成功に一歩一歩近づいていくと考える。

もう私たちはこの流れから逃れられないのだと思う。

失敗の可能性

  • GAFA以外のサービスに集中する場合
    おそらくサーバーダウンが起きる。サーバー増強まで、一時的に不安定。国策にするには税金の使い方が問題視される可能性あり。
  • 自治体、教育委員会が大手ベンダーとサーバーを維持する場合
    利用方法がかなり狭まる可能性あり。そもそも人材を集められるかどうか不明。大手ベンダーに丸投げが起きないことを期待するしかない。大手ベンダーは下請けに回すのであろう。

成功の可能性

  • GAFAのサービスに依存する場合
    データは国有財産にはならない。そもそもデータは個人の財産なので、それでも良いかもしれない。ただ、分析をさせてもらえるような集め方が必要だろう。
  • 地域大学と分散サーバーを作り込む場合
    できるのかどうかわからないが、可能性だけ指摘しておく。これまで培ってきた大学のノウハウが活用できる可能性あり。特に大学のセキュリティを活用できる。ただし、大手ベンダーに丸投げしている大学にはこのノウハウがない。ただし、データの保管をしている大学は少ないのではないか?どうやって学習ログを守るかの議論が必要。
  • 地域企業と分散サーバーを作り込む場合
    自治体、教育委員会との連携がどこまで進むかがポイントだろう。コミュニティスクールを目指すのであれば、この方法は社会に開いた学校が増える可能性あり。大手ベンダーの下請けの仕事をするよりはまし。

こんなことを自粛生活のゴールデンウィークに考えた。