地球地図フォーラム2008

2008年6月5日〜6月7日まで
東京都 国際連合大学
6月5日
受付
開会
基調講演:Prf.D.R. Fraser Tayor(ISCGM委員長)
休憩
特別講演:月尾嘉男(東京大学名誉教授)
講演:国連統計部長ほか
閉会
レセプション(有料)

6月6日
セッション1:地球地図の整備・更新
セッション2:広域デジタル地理情報の作成と地球環境分野への利用
セッション3:地球環境分野への地球地図・広域デジタル地理情報の利用
休憩
セッション4:多様な分野への地球地図・広域デジタル地理情報の利用
パネルディスカッション:テーマ「地球地図第2版整備に向けて」

6月7日
エクスカーション:「地球地図の学校」(慶應義塾普通部)を参観

申込は
http://www.gmforum2008.org

地球地図と環境問題

「地球環境SOS!地球地図が地球を救う」というシンポジウムに参加してきた。

シンポジウムの詳細はこちら

NPOや学校での地球地図を使った実践事例の紹介や、専門家集団による学術的活用(絶滅危惧種の動物の生態データや、渡り鳥の生態調査データ等)の事例まで、幅広く地球地図の活用を世の中に知ってもらおうという、国土交通省のイベントだ。

ここで問題だと思ったのが、山根一眞、眞鍋かをりといった著名人達をいきなり引っ張り込んで、パネルディスカッションに参加させていたこと。恐らく一般大衆の方に広く知ってもらう為という名目で、どこかの広告代理店あたりから出て来たアイデアかと思うのだが、企画倒れだったのではないか?どうも話のポイントがずれているのだ。地球地図を理解しないまま、ディスカッションを進めようとするから、 ちんぷんかんぷんのパネルディスカッションになる。一夜漬けの知識で地球地図を語ろうとしているのがみえみえ。一番のポイントはその縮尺の解釈だ。

地球地図は恐らく国防上の理由もあるだろうが、Google Map等に比べるとその扱う大きさが違う。あまり細かい地域データまでは扱えない。もっと地球規模的なデータを扱うのに特性があるところを見過ごしてしまうと、議論が噛み合なくなる。忙しいこともあるかもしれないが、特にパネルディスカッションをリードする役目を負った仕事を引き受けたのなら、そのあたりのポイントだけはおさえておいて欲しかった。または周囲のアレンジャーがきちんとポイントを説明しておくべきだっただろう。

いずれにしても日本が言い出しっぺの地球地図、ようやく世界的規模のデータがそろいつつあるので、うまく普及して欲しい。

01school今後も01 Virtual Public Schoolの活動も通じて、応援していきたいと願っている。

Global Map

理想のe-Learning

慶應義塾大学150周年記念未来への先導基金
2007年度プログラム
「見る、会う、語る アジアの友だちプログラム
-未来のグローバル・リーダーを育てる
アジア交流プログラム」
に協力することになりました。
http://keio150.jp/project/programs/a.html

日本の中学生とアジアの子供達をGIS(地図情報システム)学習を通じて、交流授業を行います。

私が提案した、ウェッブ会議システムとIPTVシステムが採用されます。

リアルな学習とネットをフル活用した学習環境をミックスした、理想の授業のご報告ができると思います。

慶應義塾「アジアのともだちプロジェクト」

GISのプロジェクトをボランティアで活動してきたが、その延長線上で面白い企画に参加できそうだ。

慶應義塾普通部を中心とした
創立150年記念未来先導基金による2007年度プログラム
「見る、会う、語る アジアの友だちプログラム
-未来のグローバル・リーダーを育てるアジア交流プログラム-」
GISの授業を通じて、アジアの学校とのコラボレーション授業を展開していくというもの。慶應義塾普通部社会科の太田先生が中心となり、私の後輩でもある 英語科跡部先生にも協力いただく。e-Learningの視点で私はバックアップ体制に入るということになりそう。強烈なチームが形成された感じがする。 フェリス女子大学の内田先生、インターワークの石川さんもGISプロジェクトの流れで参加。慶應150周年記念事業としてはずかしくない業績を残したいと 思う