学習ログを大切に

「学習ログ」は誰のもの?

そう、学習者自身の財産ですよね。

e-Learningが普及して、ようやく学習ログの大切さが少しずつですが認識されつつあります。

ただし、そんな学習ログも学習機関が提供するサーバーの中では、数年すると削除されているって知っていましたか?

大切なログを一生預かってくれる機関はそう多くはありません。

そこで提案です。

学習ログは自分で守りましょう!

もちろん、単位を取得する為、学校の成績をつける為にもデータは必要ですので、学習機関のサーバーとも連動する必要がありますが、それ以上に自分の学習ログを守る為には、各自のカレンダーなどに自動的に記録が残るようなシステムが必要ではありませんか?

1995年からICTと教育をテーマに活動してきた私ですが、ようやく行き着いた目標が見えてきた気がします。

そこで、アプリを作りました。

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「i-TanQ」
iPhoneの方は、iCalとGoogle Calendarと連動します。
アンドロイド携帯の方はGoogle Calendarと連動します。
また、教育用SNS(i-create.roundtable.jp)の日記とも連動しますので、チームでのコラボレーション活動での作業記録などにもご利用いただけます。
学校で導入してもらった方には、学習時間などがグラフで表せる機能もサーバー側で提供しています。
実は、2016年春から慶應義塾普通部という中学と関東学院大学で提供している私の授業「メディアワークショップ」での実証実験が始まっています。
興味のある学校など、是非問い合わせてください。

 

尚、次期バージョンでは
アプリ単独でも学習時間のグラフが個人で利用できる環境
SNSとの連携機能の拡張
サーバーでのログ分析ツールの提供
なども考えて開発中です。
ご期待ください。

我孫子二階堂高等学校での映像制作PBL開始!

2014年5月10日(土)午後1時から5時までお時間をいただいて、我孫子二階堂高等学校でワークショップを提供してきました。

今回は年間を通しての生徒達の映像制作活動をサポートしていく試みです。

BBCoach Projectでの経験、関東学院大学での経験を元にして、生徒達がチームで有意義な活動体験ができるように支援します。

全体をプロジェクト・ベースド・ラーニングと捉えて環境を整備します。

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第一回目はNPO法人プロジェクトマネジメント・インキュベーション協会のご協力により、チーム活動を充実させる為のプロジェクトマネジメント研修を実施しました。

もちろん自己評価表も研修前にデータとして取得しています。

4時間の長時間ワークショップでしたが、とても集中して参加してくれたのが印象的でした。きっとうまく行きそうな雰囲気でした。

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プロジェクト実践教育ハンドブック紹介セミナー

私は、PBLをお実践する上で、重要な学習評価ルーブリックについて、実際に大学や中高で活用してきた実例をご紹介します。

***
【 開催要項 】
日時:2013年11月30日(土)13:20~16:30
場所:女性就業支援センター コンファレンス・ルーム
JR田町駅徒歩3分

【 プログラム 】
1.PBLハンドブックの紹介 (清水計雄:PMAI代表)
2. 電子書籍版「PBLハンドブック」の紹介 (木村淳一:ファステップ社)
休憩
3.学習評価ルーブリックの紹介 (柳沢富夫:PMAI監事)
4.「蝶が岳登山をPBL」の事例紹介 (楠徳生:PMAI理事)

参加費: PMAI正会員、アカデミック会員、学生:1,000円
PMAI賛助会員:2,000円
一般:3,000円
お問い合わせ:PMAI事務局 info(アットマーク)pmai.or.jp

お申し込みはこちら

第三回国際平和映像祭のイベントのお知らせ

http://peatix.com/event/18873

今年も国際平和映像祭が開催されます。

ぜひ会場までお越しいただき、学生クリエーター達の作品を堪能してください。

皆さんと一緒に国際平和を考える良い機会になればと願っています。

イベント参加ご希望の方は上記に記載のURLからお申し込みください。

尚、当日のイベントをお手伝い頂ける方を募集しています。

賛同していただける方、ぜひお声をおかけください。

***

<イベント概要>

【日時】 2012年9月21日(土) 17:50~21:15 ( 開場 17:30)
※2部構成、途中入場可能
【参加費】一般1,000円 学生500円
【募集人数】100名 【募集対象】どなたでも
【場所】横浜ブルク13  シアター5
神奈川県横浜市中区桜木町1丁目1-7 TOCみなとみらい6F
※JR京浜東北線・根岸線 「桜木町駅」下車徒歩1分
【主催】一般社団法人 国際平和映像祭
【協賛】湘南車屋、株式会社フォーバル、ユナイテッドピープルほか多くの個人の皆様
【後援】横浜市文化観光局
【協力】東京平和映画祭、SCHOOL by FILM METHOD、動く→動かす、意味の学校

※カード決済が難しい方は当日払いも可能です。お問い合わせより
ご連絡ください。http://www.ufpff.com/contact

<プログラム>

●第1部●
17:50~ UFPFF 2012 グランプリ作品上映&トーク
慶應義塾大学 橋本夏海 さんの長編ドキュメンタリーを上映(フィリピンについてのドキュメンタリー。タイトル未定)。

18:45~18:50 休憩/第2部からの参加者入場

●第2部●
18:50~ UFPFF 国際平和映像祭 2013 審査会の開催
UFPFF 国際平和映像祭 2013ファイナリスト8組の作品上映と監督スピーチ
ピースデートーク (谷崎テトラ x UFPFF 国際平和映像祭代表関根健次)

審査員紹介:
大久保 秀夫
柿本 ケンサク
金  大偉
高橋克三
龍村 ゆかり
野中 ともよ
サヘル・ローズ
http://www.ufpff.com/judge

▼UFPFF 国際平和映像祭とは?

UFPFF 国際平和映像祭(UNITED FOR PEACE FILM FESTIVAL)は学生を対象とした平和をテーマにした映像祭です。平和を願う世界中の学生が、映像によって国
を越えたつながりを持ってほしいという願いから2011年より毎年9月21日の国連が定めた国際平和の日・ピースデーに合わせて開催しています。

5分以内の映像製作を通じて、世界中の学生たちが平和について考え、平和実現のために行動していくことを期待しています。UFPFF 国際平和映像祭は映像をきっかけに、世界各国の作品エントリー者同士や関係者たちが「つながり」を持ち、違いを知り、共通点を知り、ファーストネームで呼び合えるような関係をつくっていくことで、平和の礎とすることができると考えております。
http://www.ufpff.com

★UFPFF 国際平和映像祭 2013★開催のための支援者をクラウドファンディングで募集中!
https://motion-gallery.net/projects/ufpff

横浜大学祭

台風17号上陸直前、横浜クィーンズスクウェアで開催されている横浜大学祭を少しだけ見て来た。

関東学院大学の教え子達が横浜市からの依頼で、イベントの模様を記録映像として撮影に取り組んでいる。社会と密接に結びついたとても良い学習環境を体験できたと思う。こういう場数を踏んで、少しずつ成長していくだろうな。

実際にはこれから編集作業も行い、最終納品に至る。

最後まであきらめずにしっかりと仕事をして欲しい。

SNSでの情報交換も授業以上にやってくれた御陰で、会議等に参加していなくても、おおよそどんな事が起こっているか把握ができた。授業も少しだけ役立ってくれたかな?

明日はピースデイです

国連で決議されているピースデイをご存知ですか?

9月21日は国際平和の日です。

紛争の多いこの世界、一日だけでも紛争がない日をという願いの元に、ピースデイは生まれました。

ぜひ人でも多くの方にこの日を意識していただければと願っています。

この日に合わせて昨年からスタートした国際平和映像祭という小さなイベントがあります。

学生の皆さんが平和を意識した映像作品を作って、世界の人々に国際平和を考えてもらう瞬間を共有してもらいたい、そんな思い出制作した作品のコンテストを実施しています。

ファイナリストに残った人も、残らなかった人もこの思いは一緒でしょう。

優劣を争う事よりも、一人でも多くの仲間が繋がって、友達を会場に連れて来ていただく、そんな場になってくれればとても嬉しいです。

この文章を読んで、少しでも興味が湧いた方、ぜひお友達を誘って会場にお越しください。みなさんと一歩一緒に踏み出したいと思います。

横浜の映画館で一緒に時を過ごしましょう!

参加にはお申し込みが必要ですので、こちらからぜひ登録をしてください。

明日の日本のメディアは国際平和の日をどのように扱ってくれるでしょうか?・・・

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松山女子高校で電子書籍制作入門講座2

サイエンス・パートナーシップ・プロジェクトでの電子書籍入門講座の2回目。

前回は関東学院大学をお借りして、最新設備の中、どちらかというとシリコンバレー等の最先端の情報を中心に展開したが、今回は松山女子高校でアップルからお借りしたMacBook Proを学生に実際に使ってもらいながらも、書籍や本についてのテーマも取り入た話題も提供した。話題はヨーロッパ中世の時代まで及んだが、楽しんでもらえたと思う。

松山女子高校では遺伝子の学習をしながら、その学習した内容をチームで電子書籍にまとめあげて、発表会をやるというプロジェクトに挑戦している。

第一回目はプロジェクトマネジメントを学習してもらえるようなワークショップを実施、二回目は最先端の電子書籍情報と制作のファーストステップ、そして今回が三回目の講座になる。その間に遺伝子に関連する映画の鑑賞会があり、また二学期には実際に生物の授業等で遺伝子について学び、さらに外部講師もお願いしながら、遺伝子の講座も実施する予定。全体の復習という感じで実際のプロジェクトの現在の進行状況の確認をまずは行った。

そして今回はせっかくプロジェクトを進行しているので、iBook Authorを活用して、プロジェクトマネジメントの関連書類を整備できるようにしてみようと試みる。簡単なフォーマット書式iBook Authorで用意して提供、それに従って、各自のプロジェクトについて実際に考えてもらった事項を記入していただき、それを電子書籍のフォーマットに書き出す作業を行ってもらった。iPadに転送して確認してみると簡単に電子書籍になっているのを確認。最後にページめくりをしながら、各自のプロジェクトについての発表も実行してもらった。

コンピュータばかりいじっていて途中で飽きてしまうといけないので、本の歴史や、書籍の構造について、実際に古書を触る機会も提供しながら理解してもらう機会を提供した。私の個人的に集めている西洋紋章関係の古書を実際に触ってもらって、1600年代のカビ臭いにおいを体験してもらったり、本の装丁や、中世の時代の本の作り方についても、解説本を中心に紹介した。

さらに、参考文献表の作成の仕方、ポイント等を解説し、各自のテーマにあった本をインターネットで検索し、表を作成してもらう。また学校や公立図書館の利用の仕方についてもヒントを出しながら、研究に向かう姿勢を各自に再確認した。

とてもまじめで積極的な生徒が集まってくれた。このワークショップの翌日に実力試験があるという状態だったようだが、5時間もおつきあいいただいて、しかも今回はある程度作業したデータも残せるレベルまで集中して取り組んでくれた。

参加していた先生方も、各自iBook Authorを触りながら、その便利さや可能性について考えてもらえたのもひとつの成果だったのかもしれない。

どんな作品が出来上がってくるのか、これからも楽しみだ。

今年10周年を迎えるBBCoach Projectへの招待も行い、銀座での発表会で出会える事を期待しながら、今にも大雨になりそうな空模様の中、帰路についた。

 

関東学院大学に女子高生を招いて電子書籍入門講座を開催

松山女子高校のサイエンス・パートナーシップ・プロジェクトの2回目の講座。今回はマイクロバスをチャーターして、松山女子高校(埼玉県東松山市)の生徒に、関東学院大学(神奈川県金沢八景)まで来てもらった。

午前10時から、座学で電子書籍の日本及び世界のマーケットの情報を提供した。海外の動画ニュース等も紹介し、最先端技術の解説を英語で聞いてもらう時間も確保。また、電子書籍機器の種類やソフトのフォーマット等について学んでいただいた。

2コマ目は大学のマシン(MacintoshとWindowsがパラレルで走る)を利用して実際に電子書籍を作ってみる体験をしていただた。

  1. Pagesというワードプロセッサーのソフトを活用、「夏休みの計画」というお題を提供して、文章を作成してもらう。
  2. 書き出し機能でepub形式に圧縮して固める。
  3. epubに固められたらファイル群をターミナルを利用してコマンドを打って解凍する作業を体験し、epub形式のフォーマットが複数のファイル群でできあがっていることを確認したもらった。

3コマ目では、大学のファシリティの紹介も含めて、バーチャルスタジオの見学、アフレコ用の施設や音声加工のファシリティ等も紹介。3D撮影機材の紹介や実際に学生が制作した3D映像も体験してもらう。最先端のファシリティを活用しながら、技術者を育成している環境を確認してもらう。またそこで育った学生もTAとして紹介し、今回のプロジェクトにおいて、コンテンツ制作で足りない部分のお手伝いをしてくれることを発表してもらった。

4コマ目では、iBooks Authorを使って、さらに「夏休みの計画」というテーマで書類を作成してもらい、iba形式の電子書籍の書き出しまで体験してもらった。

5コマ目では、SNSの活用方法として、今回のプロジェクト実施にあたり、記録を残す為のツールとしての使い方を解説。講義だけではなく、いつでも今回のプロジェクトチームは繋がっている事を確認したもらい、質問等もいつでも受け付けられることを伝えた。社会人や、大学、NPO法人等が入り交じったプロジェクトなので、記録を残す事の重要性と応援団を巻き込んだプロジェクトの進め方について、再確認してもらえたのではないかと思う。

次回は9月2日。松山女子高校で。実際に遺伝子学習のアウトプットとしての教科書作りに挑戦する。

松山女子校SPP@関東学院大学

この夏の活動

そろそろ前期が終わりで、大学の授業は一段落します。

この夏は、普段と異なる活動で、中高大学連携授業等で下記の活動を予定中です。

興味のある方はぜひお声をおかけください。

日時:2012年7月28日(土)10時〜17時まで
場所:フェリス女学院大学
内容:プロジェクトマネジメント研修、SPP(科学技術振興機構のプロジェクト)。宇宙エレベータについて学び実践する講座の一環。2回目。
参加校: 聖学院中学高等学校

日時:2012年7月30日(月)14時〜17時まで
場所:聖学院中学高等学校
内容:記念祭をプロジェクトマネジメント

日時:2012年8月 5日(日)10時〜16時まで
場所:関東学院大学
内容:電子書籍入門講座1、SPP(科学技術振興機構のプロジェクト)。高校生による遺伝子学習の電子書籍化。2回目。

日時:2012年8月7日(火)10時〜16時まで
場所:フェリス女学院大学
内容:マインドストームレベルアップ講座 、SPP(科学技術振興機構のプロジェクト)。

日時:2012年9月2日(日)10時〜16時まで
場所:埼玉県立松山女子高校
内容: 電子書籍入門講座2、SPP(科学技術振興機構のプロジェクト)。高校生による遺伝子学習の電子書籍化。3回目。

 

松山女子とPM

ようやく松山女子高校でのプロジェクトマネジメント研修が実施された。

真下峯子校長とは埼玉県総合教育センターでの校長研修以来の共同活動だ。ここ数年抱いてきた夢の実現だ!

今回は公立高校と私立大学、NPO法人と病院とのコラボレーションでの活動になった。またワールドワイド企業の支援もありプロジェクトの全体企画に参加した。

サイエンス・パートナーシップ・プロジェクトの一環として、第一日目の講義をスタートした。

高校生の生物で学ぶ遺伝子学習と電子書籍を制作しアウトプットするという情報科とのクロスカリキュラムとして構築する。しかも様々な団体の協力を得て実施する。私は関東学院大学の一員として、プロジェクトマネジメント学習全般と電子書籍の講義を担当。まずは「何故プロジェクトマネジメントを学ぶのか?」というテーマで基調講演を提供。高校生がプロジェクトマネジメントを学ぶことの意味、目標を提示した。

芝浦工大中学高等学校でも体験したが、プロジェクトマネジメント学習は自立的学習者の支援ツールになり、各自の目先の最大課題でもある大学受験を、目的を持った期限付きの独自なプロジェクトとして意識づけられるのではないかと期待している。

学習環境アンケートも実施。

学習スタイル診断は、女子生徒には好評。各自の学習についての性格を見てくれる人がいるということを意識してもらえるだけでも、嬉しかったのかもしれない。

学校側と事前に打ち合わせしておいた今回のプロジェクトで身につけて欲しい能力については、細かくルーブリクスも作成できたので、自己評価を実際に行ってもらった。プロジェクトが始まる初回の講義で実施できたことは意義がある。

後半は私もメンバーであるNPO法人プロジェクトマネジメント・インキュベーション協会の仲間の伊東緑さんが手を動かすワークショップ型授業を展開。長時間だったが、あっという間の研修だった。

学校側の担当は茂木尚美先生。生物担当。校長先生も元は理科教員なので非常に協力的。特別講義も校長自からが生徒に実施してくれるとサプライズ発表もあった。

アップルからは、機器の貸し出しも提供していただけるよう交渉完了。学習環境を整えた上で、次回から二度電子書籍の講義を実施する。

次は8月5日、貸切バスで関東学院大学に松山女子高の生徒がやってくる。簡単なキャンパスツアーも企画中。