今年も開催!国際平和映像祭!
お待たせしました!
ようやく告知が始まりました。
9月21日が国際平和デーだってこと知っていましたか?
国連がどうして9月21日を国際平和デーに指定したのか。ぜひ調べてみてください。
学生さん達に、平和をテーマにした映像を製作してもらうコンテストが実施されます。
ぜひこのチャンスを生かしてください。
授業カリキュラムのバージョンアップ
芝浦工大中学高等学校のサイエンステクノロジーアワーを参観。
今年がカリキュラムを開発して3年目のクールになる。
NPO法人プロジェクトマネジメント・インキュベーション協会の活動として、中学3年生向けの科学系授業の最終の章として4コマ分、プロジェクトマネジメントを学ぶ講座を開発した。先生方とともに授業のテスト運用も体験し、現場の意見を聞きながらカリキュラムを改善してきた。実際に私たちが授業実践をしたのが2年前。当時から先生方にも実践に挑戦していただき、再度授業の運用を確認。さらに改善提案をしてきた。昨年と今年は全てを先生方が実践するパターン。私達はそれを参観して、さらに改善できる点はないかを再確認して提言してきた。
今回は芝浦工大の井上教授と大学生TAの2名が午前中2コマ、午後2コマを参観、そして私が午後2コマを参観させてもらった。
DAY1とDAY2という45分授業を2パッケージ開発したのだが、今回はDay1の方である。
Day1では「ビルダーとメッセンジャー」「東京スカイツリープロジェクト」の2パターン。
授業開始と共に2年前に私達が実践した時の授業が蘇って来た。開始時に生徒達を黒板付近まで移動させて、先生の発言に注目させるやり方は、以前実践したと時に、良い手法として取り入れた方法そのもの。また学校にあったバスケットボール等の試合の時間を表示させる機会を理科室に持ち込む等、当時の工夫を彷彿とさせられる。関わった様々な人たちのアイデアがそのまま活用されている。
「ビルダーとメッセンジャー」では、レゴ数個で作られた模型を、3人が観察し、1人が組み立てるという単純な課題。でもコミュニケーションの方法を充分検討しないかぎりなかなか成功しずらい課題でもある。10秒×3回の観察時間×3人という時間はあっという間に過ぎてしまう。2回繰り返すので、1回目の失敗を元にチームでどうやって手法を改善し、成功へ導くかが勝負。短時間でのチーム内でのコミュニケーションの確実な手法開発が必要なのだが・・・
今回少し気になったのは、偶然できてしまったチームの生徒達にどうやって、この課題の重要性を伝えるかだ。あるチームでは、時間がないことで焦った仲間の一人が、ビルダーに対してじれてしまい、個別バッシングが始まってしまった。しかし、情報を伝えるというより、無駄なコミュニケーションが多っかったにも関わらず、一回目でできてしまったのだ!確かに偶然もある。
もちろん反省など考えることもせずに、さらに戦略タイムも有効に活用せずに二回目に突入。案の定二回目は大失敗である。
このチームは恐らく最後まで、この課題の重要性に気がつかなかっただろう。
こういう場合、どのように気づきを起こさせるか、検討の必要があると感じた。
「東京スカイツリー」はストローと輪ゴムを使って1m40cmの塔を建てるというプロジェクト。30分以内で、設計から施行まで全てこなす必要がある。1本17cm程度のストローだから、そのままでは絶対立たない。力学的に安定させて塔を建てるには何が重要か、まずはチーム内で検討する必要があるが、とにかく考えるより早く作り込んでしまうチームが多い。一本に長くつなげて強度がないことを確認するまでは良いのだが、その後どう工夫するかというアイデアが大切。そこをチームでどう乗り切るかがこの課題の主題になる。うまく土台を作り込む事ができたチームも、チェック期間に30秒安定して立てるのに失敗してしまうと、ゲームには負けてしまう。戦略も必要だ。
午後の部の成功率が低かったのが少し心配だ。まだまだ現場での改善点はあるのだろう。今後も先生方と協同で新たな改善点を探して行きたい。今回よかったのは芝浦工大の井上先生が「記録管理」という言葉を「ナビゲータ」に変えた事。言葉を変えるだけでも生徒達のやる気を引き出せる事を確認した。「記録担当」とするだけでは「記録」の大切さを伝えることができていなかった。「ナビゲータ」とすると、「僕、それやりたい!」という発言も出て来て、少しは前に進んだ。全般的に、この途中経過の「記録」がきちんと残っているチームの成績が良かったように感じる。やはりチームの作業の進行状況をきちんと把握し、壁にぶち当たったときも記録を残す、その記録の上に新たな発見やアイデアが羽ばたいて行くのだろう。久しぶりに貴重な時間を学習者とともに過ごす事ができた。
来週はDay1の3クラス目と4クラス目。再来週、とその次の週ははDAY2「トーイハウスプロジェクト」が開催される。
サイエンステクノロジーアワー
今年も参観させていただきます。
芝浦工大中学高等学校の理科系の必修授業なのですが、プロジェクトマネジメントインキュベーション協会とともにカリキュラム開発、教員の方々のトレーニング等に関与させていただきました。伝統の授業に発展しているとうれしいのですが。
2012年2月10日 「ビルダーとメッセンジャー」「東京スカイツリー」
2012年2月17日 同上
2012年2月24日 「トーイハウスプロジェクト」
2012年3月2日 同上
今年もアップルストアー銀座で審査発表会をします
2003年度からこつこつと続けている、ジュニアクリエーター達の為のコンテスト「BBCoach Project」の第二次審査会を今回もアップルストアー銀座でお世話になることになりました。
コンテストを通じてプロジェクトマネジメントも一緒に学べてしまうお得なコンテストです。
昨年はこのコンテストで入賞した学生が国際平和映像祭でも再会、そして入賞までしてくれるという快挙もありました。また続々とコンテスト経験者が難関大学のAO入試にも挑戦、みごと合格通知を受け取ったというお知らせを送ってくれるようになりました。確実に一歩ずつですが、社会にも貢献できてきているコンテストに育ってくれていると思います。一人でも多くの方々にこのコンテストのすばらしさを伝えて行きたいと願っています。今後ともご支援、ご指導よろしくお願い致します。
第九回BBCoach Project第二次審査会
日時:2012年3月31日(土)午後1時から3時
場所:アップルストアー銀座
〒104-0061 東京都中央区銀座3-5-12
サヱグサビル本館
「Natural illusion and flower」
〜3D映像による色彩美と自然の調和。不思議な夢幻世界を初体感!〜
展示期間: 2011、12/2(金)〜12/17(土)
Open 13:00〜17:00(金曜は19:00まで) 日、月曜休館 (入館料 500円)
(会場の展示映像は、3Dメガネを使用してご覧になります。)
● 期間中特別イベント
12/10(土)Open:18:30 Start:19:00「循環の色彩」
出演:徳光加与子(舞踏)、 金大偉(サランギー、他)
12/17(土)Open:18:30 Start:19:00 「illusion World」
出演:金大偉(Key、バンドネオン)、岩崎裕和 [Obaiw(Key、他)
各イベント入場料:2.000円(ドリンク付)
予約・問: 若山美術館 03-3542-3279
協賛:NECディスプレイソリューションズ
協力:関東学院大学 工学部 映像クリエーションコース
企画:TAII Project
主催: 若山美術館
会場:若山美術館
東京都中央区銀座2−11−19 国光ビル4F/5F
Tel&Fax:03‐3542‐3279
◎有楽町線「銀座一丁目」11番出口 徒歩2分
http://www.wakayama-museum.com/
「世界は花が開くように自らを開示する。世界は蕾(つぼみ)のように無限のヴィジョンを内臓している」
花の映像に(象形)文字が組み込まれていること、これも今回の金の映像作品の面白い要素だ。古今のさまざまな宗教において、「言葉/文字」は、ひとつの根源であり、万物がそこから生成し流出してくるところの、いわば特異点である。花が開くことと、文字が読まれることとは、同じなのだ。自然音と電子で構成された音、自然素材の映像とそれを構成し直した映像、花と文字、これらがないまぜになって、私たちの心に、世界が開示されるありようが、明らかにされる。金大偉のようなアーティストが使用するときに、3D映像のテクノロジーは、世界と心の秘密を類推的に明らかにするひとつのツールとなっていくのかもしれない。(評論文より抜粋)
倉林 靖(美術評論家)
ジグソー法
埼玉県立松山女子高等学校の真下峯子校長にお誘いを受け、公開授業に参加。「生徒の学びを変える」をテーマとした活動で採用されていたのが、ジグソー法だった。東京大学の三宅なほみ教授が普及活動をしていることを知った。CoREF「東京大学 大学発教育支援コンソーシアム推進機構」が埼玉県教育委員会とタッグを組んで、現場の先生方を指導し、生徒達との授業開発を実施している。
協調学習を効果的に実施する為の手法としてジグソー法を導入して、子供たちに気づきを起こさせる学習法を定着させようとしている。システマチックに出来ていて、今回は英語と生物の授業での活用事例を拝見した。
学習環境に取り入れる手法は多々あるが、今回は個別学習ではなく協調学習。「生徒の学びを変える」には「教員の教育手法を変える」ということも必要なのだろう。少しインタビューさせていただいたのだが、この方法で三宅先生が考えているゴールは制約されない知識の獲得だと伺った。その為、安易な評価基準は設けずに自由な発想が可能になる学習環境を提供したいと。
質疑応答で出て来たのが、実際の校外授業では時間的制約で出来なかった学習者の発表を聞きたかったことがまず一番に上がっていた。つまり学習者がどんな自由な学びがができたかを把握したかったということと、今後埼玉県全体が導入していく上での評価・確認をどうしたら良いかという点。このあたりは今後も注目していきたい。
埼玉県もご多分に漏れず、生徒の学力低下に悩んでいるよう。こうした挑戦を生徒、先生、管理者、教育委員会、研究者、自治体、政府が本気になって一緒に取り組んで、解決の糸口を見いだせればと願っている。微力なら、応援エールを送りたい。
東日本大震災復興支援イベント門天プロジェクト
友人のプロジェクトの紹介です。
会場 門仲天井ホール
18:00開演(開場17:30)
料金 1000円
3.11以後を考える~
いま、アートにできること!
●トーク&音楽
「震災復興とスピリチュアリティ」
鎌田東二(宗教学者)
金大偉(アーティスト)
倉林靖 (美術評論家)
●ライブ
◎クレーン謙(ギター&ヴォーカル)
◎金大偉(ピアノ&サランギー、映像)
◎飯田晃一(舞踏)
◎k.mical × a qui avec Gabriel
(ピアノ&ピアニカ/アコーディオン)
会場・予約・問い合わせ:門仲天井ホール
acn94264@par.odn.ne.jp
03-3641-8275 (黒崎)
http://www5f.biglobe.ne.jp/~monten/
●ブログ http://shienmonten.blogspot.com/
●このイベントで得るすべての収益を、宮城県牡鹿郡女川町女川浜に創造さ
れる、坂茂氏によるあたらしい町の生涯学習施設兼アトリエへの手仕事の
空間「casa・casa(仮称)」創設準備支援金とします。
呼びかけ団体:アート探訪@画遊人
協賛:東京自由大学
要予約:予約はこちらのメールアドレスにお願いします↓
gayu-jin@hotmail.co.jp
InterBeeで見た映像の未来
映像産業の展示会を訪問。
天気も良いので自家用車でドライブしながら幕張へ。
現地に入ると、食事休憩に出てきたマネッジオンラインの大久保氏と出くわす。簡単に食事をしながらビジネスミーティングも兼ねられた。3Dビジネスを一歩一歩着実に推し進めている姿はすがすがしい。3Dビジネス研究会のメンバーにも挨拶挨拶ができたが、関東学院大学の海老根先生はどうやら午前中中心に来られていたようで、行き違い状態だった。
東工大発のベンチャー企業が3D撮影用の大型リグを開発して展示していた。レッドローバーはCanonブースでミラー型リグを展示。
CanonはCinema EOS Systemが好評だった。今後の展開が楽しみだ。やはりレンズを再利用できる利点は強みか?来年の発売が待たれる。
プロジェクトマネジメント学習の表彰
プロジェクトマネジメントインキュベーション協会の活動として、芝浦工大中学高等学校の生徒を表彰した。
「文化祭をプロジェクトマネジメントする」という学習の2年目。
昨年から引き続き参加している生徒は、もうプロジェクトマネジメントに夢中になっていた。大学に行ってもこの学習をぜひ続けて欲しい。どんなプロジェクトマネージャーになるか今から楽しみだ。
ちなみに、この生徒もBBCoach Project体験者。チームメンバーとしての参加、学習コーチとしての参加を続けてくれていた。