フェリス女学院大学で豊南高校の生徒とマインドストーム

サイエンス・パートナーシップ・プロジェクトの一環で、豊南高校の生徒にフェリス女学院大学まで来てもらって、レゴのマインドストームを利用したワークショップを体験してもらった。

主講師としてフェリス女学院大学の内田奈津子先生、私は副講師としての参加。学生のTAとして私の授業の受講者でプロジェクトマネジメントを学んだ斎藤菜穂さんと、森本夏生さんが参加してくれた。

フェリス女学院大学にはファシリティとしてレゴのマインドストームが導入されており、内田先生は近隣の小中学生等も交えて、ここ数年世界大会まで出場してしまっている程の実力を持つ。

豊南高校にもマインドストームが導入されていたが、十分生かされた授業は展開していなかった。そこで、今回カリキュラムを活性化する為にも、プロジェクトを立ち上げた。単なるマインドストームの授業運営ではなく、プロジェクトマネジメントの概念も取り入れて、チームでロボット制作に取り組んで、文化祭にプレゼンテーションができるよう連続したワークショップを配置した。一回目は豊南高校にプロジェクトマネジメント・インキュベーション協会も参加してもらい、プロジェクトマネジメントの研修を行い、今回が初めてのマインドストームの体験講座になった。

初めてマインドストームに触る生徒達もいたが、そこは若さの力を生かした創造力を生かしてもらい、すぐにロボット制作に打ち込める体制になった。特に今回は2台の本体をBluetooth接続して、通信させるという基本プログラムをマスターしてもらった。一台をコントローラーとして設定。ボタンを押すと別の本体から音がなったりする簡単なプログラムを指導。細かいエラー等も体験したが、なんとか全てのチームが成功体験を味わう。実際には各チーム自分たちで応用して様々な動きまでつけるように発展していった。

特にテーマは設けなかったが、各チームごとに、プロジェクトマネジメントの書類を再度記入してもらうところからスタート。ここは私が特に指導に力を入れたところ。ロボット制作に打ち込んでいた時間を少しだけ止めて、真剣に各チームが目指すロボットの完成形を想像してもらった。

途中、イメージしていた動きが難しい事も体験して、計画の見直しをする必要を痛感するチームも出現。今後の課題も確認してもらった。

また、スケジュールの確認もしてもらったところ、夏休みの子供達の活動は結構忙しいようで、休暇中の学校を活用できる時間も限られているので、十分な開発の時間が取れるかどうか、少し不安は残しているが、逆算すると、そう多くの時間が割けない事を各チームには再確認してもらった。

次に集まれる機会は、私たちは残念ながら参加はできないが、生徒達だけで、どの程度今回の体験を踏まえて、ロボット制作のバージョンアップができるか、楽しみだ。

豊南高校の文化祭は9月15日(土)、9月16日(日)に開催される。

マインドストーム

 

豊南高校@フェリス

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