聖学院HiPM記念祭直前ワークショップ

NPO法人プロジェクトマネジメントインキュベーション協会の活動として、聖学院中学高等学校で記念祭(文化祭)をプロジェクトマネジメントするワークショップを実施。今回は記念祭当日を想定した、ワークショップ。

当日のスケジュールの確認、役割分担の確認、作業の洗い出し、WBS(ワークブレークダウンストラクチャー)の作成、工程表の一部の作成、そして今回はリスクマネジメントについての分析も実施した。

高校2年生が中心となり、1年生も一人参加。新しい聖学院の伝統をみんなで創り上げる事を意識してもらいながら、おざなりの作文ではない、後輩にも有効活用してもらえる生きたデータをどこまで作り出せるか問う、有意義な活動になった。

これからが本番。彼らが生み出すデータがどんな生きた資料になるか見守って行きたい。

 

中学と高校の教師のためのPBLガイド

NPO法人プロジェクトマネジメント・インキュベーション協会から、「プロジェクト実践教育ハンドブック第2版」の翻訳版が出版刊行された。

K-12業界に一緒にプロジェクトマネジメントの概念を紹介している者として、応援したい。

米国ではいち早く教育改革が実践されてきているが、なかなか日本への波及が起きなかった。現場の先生方もどのようにアプローチしたら良いか、具体的なハンドブックがなかったので、手探り状態であったことは確かだ。

SSHやSPPの案件では、ようやくプロジェクトマネジメントの概念を導入してくれる学校が増えて来た。

ある高校では、通ると思わなかった申請が、プロジェクトマネジメントの概念を導入することによって、成功したという経験もあると漏れ聞いている。

日本の教育界の動きもようやく、こうした動きに連動してくる可能性が出て来たということだろう。

ぜひ現場の先生方と一緒に学び合う場を今後も創出していきたいと願っている。

教育界と実社会の本格的プロジェクトマネージャー達との橋渡しができれば幸いだ。

こちらで販売もお手伝いしています。3,990円(消費税込み)+郵送料210円。

聖学院、記念祭(文化祭)にプロジェクトマネジメント3

夏休みのまっただ中、朝から晴れきった暑い日だったが、午前中3時間程、PMの研修を実施してきた。

プロジェクトマネジメント・インキュベーション協会からは清水計雄、伊藤緑、柳沢富夫、仁科斉、秋山氏が参加。
中心的な講師は仁科氏が実施した。

プロジェクトマネジメント計画書を作成。実際の記念祭をイメージしながら、運営委員会のメンバーが集まり、集中的に書類作りの練習をした。

作業割り出し、WBS、組織図、ラフスケジュール、工程表と進む。

 

特に今回は工程表を作成する際に、ある作業にフォーカスを置いて集中的に制作。ホワイトボードで議論を進めながら、抜けている作業はないか、順番は正しいか確認することができた。

最後に、今後のコミュニケーションコントロールの一つとして、社会人も交えて情報交流する為に、SNSを活用してもらうことを披露し、いつでも質問を受け付ける体制であることを確認しあった。「PM SNS」にまた新たなプロジェクトが立ち上がった。どんな記録を残してもらえるか、これからも楽しみだ。