JAPAN EDUCATION & RESEARCH CONFERENCE

サン・マイクロシステムズの主催するカンファランスに参加してきた。六本木のミッドタウンのカンファランスルームで開催されていたが、最初間違って別の部屋に入ってしまって大失敗。教育向けではなく企業向けの会合に出てしまった。でもかえって新鮮な意見も聞けて良かったかもしれない。

そこで議論されていたのが、CIOの仕事の質の変化。米国では既に利益を生み出す仕組みづくりとしての戦略的活動が主となっているのに対し、日本では未だにコスト削減の為のシステム活用程度にしか意識がないという観点だった。私がこの業界に入ってからシステムコンサルティングをいくつもこなして来たが、「利益を生み出す為の戦略的ソリューション提供」は常日頃頭に描いていた構想だっただけに、少しびっくりした。「ICT, Education & Active Web Solution」。1995年から語り続けているコンセプト、割と間違っていないものなんだと少し自信が出て来た

関東学院初講義

関東学院工学部情報ネットメディア工学科での講義を開始。「メディアワークショップ」という講義タイトルで、学生達にコンテンツ制作をしてもらう授業だ。コンテンツには自分自身が映し出されるという観点から、後悔のないよう、責任を持った内容の濃い作品を完成してもらうことを期待している。最終的には授業用の公開データ配信メディアを構築しようと考えている。学生達とのコラボレーションで作り込んで行くメディア作りだが、大学全体の動きに発展できるよう活動していきたい。

kanto-gakuin

zude

フレキシブルディスプレー報告

ジェミニテクノロジー(株)のフレキシブルディスプレーを東京国際アニメフェア会場で体験した。
100インチのディスプレーが会場で公認ディスプレーとして採用され、私のプロジェクトのBBCoach Project01 Virtual Public Schoolのデジタルサイネージも実施することができた。友人の金大偉氏のコンテンツやデジタルハリウッドのコンテンツなどもサンプルで活用された。
ブースではバーチャルレースゲームを湾曲したディスプレーで実体験することができ、視野をディスプレーに囲まれた状態でのゲーム感覚は圧巻!会場出口の側ではサントリーのCCレモンの缶を立体的広告塔にして、円形ディスプレーを再現。好評を得た。

高輝度を出す事ができ、路上でのデジタルサイネージを可能にし、自由自在な形に加工できるデジタルサイネージツールとして今後の活用が見込まれる。

ビル全体を広告塔にしたり、公共交通機関の駅等を広告塔にしたりすることが見込まれる。いよいよ映画「マイノリティレポート」の世界でも扱われた未来型デジタルサイネージの時代が来た。

2007年度(第五回)BBCoach Project

第五回BBCoach Projectの最終審査の為のマッシュアッププレゼンテーション大会が2008年3月30日、東京国際アニメフェア会場で開催された。
フレキシブルディスプレーを提供している(株)ジェミニテクノロジーのブースをお借りして,芝浦工大付属中学高等学校の生徒を中心にチームで制作したコンテンツのプレゼンテーションを行った。最終審査に選ばれたチームは8チーム。尚、提供はマッシュアップウェッブソリューションを提供する「Zude Japan」。参加者全員にZudeのロゴ入りキャップが配布され、「Zude賞」として2チーム、「コーチ賞」として一人にTシャツがプレゼントされた。

Zude賞
「Utory Factory」「GTM」

コーチ賞
木内大地君

作品一覧はZudeこちら

地球地図と環境問題

「地球環境SOS!地球地図が地球を救う」というシンポジウムに参加してきた。

シンポジウムの詳細はこちら

NPOや学校での地球地図を使った実践事例の紹介や、専門家集団による学術的活用(絶滅危惧種の動物の生態データや、渡り鳥の生態調査データ等)の事例まで、幅広く地球地図の活用を世の中に知ってもらおうという、国土交通省のイベントだ。

ここで問題だと思ったのが、山根一眞、眞鍋かをりといった著名人達をいきなり引っ張り込んで、パネルディスカッションに参加させていたこと。恐らく一般大衆の方に広く知ってもらう為という名目で、どこかの広告代理店あたりから出て来たアイデアかと思うのだが、企画倒れだったのではないか?どうも話のポイントがずれているのだ。地球地図を理解しないまま、ディスカッションを進めようとするから、 ちんぷんかんぷんのパネルディスカッションになる。一夜漬けの知識で地球地図を語ろうとしているのがみえみえ。一番のポイントはその縮尺の解釈だ。

地球地図は恐らく国防上の理由もあるだろうが、Google Map等に比べるとその扱う大きさが違う。あまり細かい地域データまでは扱えない。もっと地球規模的なデータを扱うのに特性があるところを見過ごしてしまうと、議論が噛み合なくなる。忙しいこともあるかもしれないが、特にパネルディスカッションをリードする役目を負った仕事を引き受けたのなら、そのあたりのポイントだけはおさえておいて欲しかった。または周囲のアレンジャーがきちんとポイントを説明しておくべきだっただろう。

いずれにしても日本が言い出しっぺの地球地図、ようやく世界的規模のデータがそろいつつあるので、うまく普及して欲しい。

01school今後も01 Virtual Public Schoolの活動も通じて、応援していきたいと願っている。

Global Map

慶應義塾大学の情報リテラシー授業の実践事例

CTCアカデミックユーザアソシエーションのカンファランスを覗いて来た。
滝島繁則さん、お声をかけていただきありがとうございました。
CTC: http://www.ctc-g.co.jp/
CAUA: http://www.ctc-g.co.jp/~caua/event/6th-bunkakai/index.htm

慶應義塾大学 理工学メディアセンター
事務長 市古みどり氏
の発表で慶応義塾大学が取り組んで来た、情報リテラシー教育の一端をかいま見ることができた。
http://project.lib.keio.ac.jp/kitie/
ではこの情報リテラシー教育の授業コンテンツが公開されている。
他の大学の情報教育にも活用されているということだ。
早速私の運営している無料学習環境01 Virtual School、及びK-12 OCW Server Japanからリンクをはらせていただいた。

特筆すべきは、図書館の司書という一般的に言うと、大学スタッフ側が講義を展開できたという点かもしれない。講演の後の質問にもそのような発言が大 学の教員側からあった。つまり大学の教員とスタッフとの間には厳然とした壁が今も存在していることが露呈されたということだろう。

しかし、私が学生の時から慶應の文学部には図書館情報学科が存在し、そこからはハイレベルな人材が輩出され続けていることを考えると、図書館司書という仕事が大学のサービスとしては重要な働きをしているということは容易に推察できる。

振り返ってみると、大学で一番覚えた事は、図書館を中心とした情報へのアクセス方法、そして活用方法だと思う。現在ではそれに加えてインターネットでの情報検索術という技も加わって来ているのだろう。

スタッフでも教員でも学生にサービスを提供している立場は変わりない。こうした組織の壁をとっぱらって、最高のサービスをどのように提供していく組織作りをしていくかが、今後の大学の質にも関わってくるのではないだろうか。
最近、大学の理事長さんとの会談も多くなってきたので、今後はそのあたりの話題も展開してみよう。

よく考えてみると、私の構想しているバーチャルスクールの学習コーチという職業も、情報への灯台や羅針盤の役目をしているのではないかと思う。今後もこうしたサービスを中心に子供たちに質の高い学習環境を提供していきたい。

金大偉の音楽と映像空間の夕べ

游游アジアPresents Vol.4
<金 大偉の音楽と映像空間の夕べ>
● Natural Spirit
● 未来と過去の交錯!自然と人工の統合による電子音楽組曲
〈全5章構成〉

自然の森羅万象から発する無限なるイメージをテーマに、独自な現代的な音楽
の手法を駆使する 金 大偉 の夢幻曼荼羅の世界!

出演:金 大偉(シンセ、エレクトロニック)

2007. 11/17(土) 19:00 Open 19:30  Start
料金: 1800円(ドリンク付)

会場:ギャラリー 茶園
中野区中野5−68−7−2F(テラス)
JR中野駅より歩5分
JR中野駅北口より歩5分(早稲田通りへ歩く、ドンキホーテを過ぎ2軒目)
問) TEL 03-3388-6151

友人の銀座での個展のお知らせです

金大偉個展 Energy in GINZA
「金大偉」的シャングリ・ラ

金大偉が描く「シャングリ・ラ」は、西洋文明と自然を単純に二元論の対極
として語るものではない!カオスの扉を開いてしまった21世紀の目指すエネルギーとしての「シャングリ・ラ」。 By kazz

会期:2007年10/30(火)〜11/10(土)
開場:13:00〜19:00(月〜金、土は17:00まで)日・祝日休
入場:無料

銀座  風 GALLERY
所在地:〒104-0061 中央区銀座1-4-9 第1田村ビル2F
アクセス:JR有楽町駅より徒歩2分、東京メトロ有楽町線銀座1丁目駅より徒歩1分
ホームページ www.kazegallery.com
問い合わせ 電話 03-3563-6066