慶應義塾大学の情報リテラシー授業の実践事例

CTCアカデミックユーザアソシエーションのカンファランスを覗いて来た。
滝島繁則さん、お声をかけていただきありがとうございました。
CTC: http://www.ctc-g.co.jp/
CAUA: http://www.ctc-g.co.jp/~caua/event/6th-bunkakai/index.htm

慶應義塾大学 理工学メディアセンター
事務長 市古みどり氏
の発表で慶応義塾大学が取り組んで来た、情報リテラシー教育の一端をかいま見ることができた。
http://project.lib.keio.ac.jp/kitie/
ではこの情報リテラシー教育の授業コンテンツが公開されている。
他の大学の情報教育にも活用されているということだ。
早速私の運営している無料学習環境01 Virtual School、及びK-12 OCW Server Japanからリンクをはらせていただいた。

特筆すべきは、図書館の司書という一般的に言うと、大学スタッフ側が講義を展開できたという点かもしれない。講演の後の質問にもそのような発言が大 学の教員側からあった。つまり大学の教員とスタッフとの間には厳然とした壁が今も存在していることが露呈されたということだろう。

しかし、私が学生の時から慶應の文学部には図書館情報学科が存在し、そこからはハイレベルな人材が輩出され続けていることを考えると、図書館司書という仕事が大学のサービスとしては重要な働きをしているということは容易に推察できる。

振り返ってみると、大学で一番覚えた事は、図書館を中心とした情報へのアクセス方法、そして活用方法だと思う。現在ではそれに加えてインターネットでの情報検索術という技も加わって来ているのだろう。

スタッフでも教員でも学生にサービスを提供している立場は変わりない。こうした組織の壁をとっぱらって、最高のサービスをどのように提供していく組織作りをしていくかが、今後の大学の質にも関わってくるのではないだろうか。
最近、大学の理事長さんとの会談も多くなってきたので、今後はそのあたりの話題も展開してみよう。

よく考えてみると、私の構想しているバーチャルスクールの学習コーチという職業も、情報への灯台や羅針盤の役目をしているのではないかと思う。今後もこうしたサービスを中心に子供たちに質の高い学習環境を提供していきたい。

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