松山女子とPM

ようやく松山女子高校でのプロジェクトマネジメント研修が実施された。

真下峯子校長とは埼玉県総合教育センターでの校長研修以来の共同活動だ。ここ数年抱いてきた夢の実現だ!

今回は公立高校と私立大学、NPO法人と病院とのコラボレーションでの活動になった。またワールドワイド企業の支援もありプロジェクトの全体企画に参加した。

サイエンス・パートナーシップ・プロジェクトの一環として、第一日目の講義をスタートした。

高校生の生物で学ぶ遺伝子学習と電子書籍を制作しアウトプットするという情報科とのクロスカリキュラムとして構築する。しかも様々な団体の協力を得て実施する。私は関東学院大学の一員として、プロジェクトマネジメント学習全般と電子書籍の講義を担当。まずは「何故プロジェクトマネジメントを学ぶのか?」というテーマで基調講演を提供。高校生がプロジェクトマネジメントを学ぶことの意味、目標を提示した。

芝浦工大中学高等学校でも体験したが、プロジェクトマネジメント学習は自立的学習者の支援ツールになり、各自の目先の最大課題でもある大学受験を、目的を持った期限付きの独自なプロジェクトとして意識づけられるのではないかと期待している。

学習環境アンケートも実施。

学習スタイル診断は、女子生徒には好評。各自の学習についての性格を見てくれる人がいるということを意識してもらえるだけでも、嬉しかったのかもしれない。

学校側と事前に打ち合わせしておいた今回のプロジェクトで身につけて欲しい能力については、細かくルーブリクスも作成できたので、自己評価を実際に行ってもらった。プロジェクトが始まる初回の講義で実施できたことは意義がある。

後半は私もメンバーであるNPO法人プロジェクトマネジメント・インキュベーション協会の仲間の伊東緑さんが手を動かすワークショップ型授業を展開。長時間だったが、あっという間の研修だった。

学校側の担当は茂木尚美先生。生物担当。校長先生も元は理科教員なので非常に協力的。特別講義も校長自からが生徒に実施してくれるとサプライズ発表もあった。

アップルからは、機器の貸し出しも提供していただけるよう交渉完了。学習環境を整えた上で、次回から二度電子書籍の講義を実施する。

次は8月5日、貸切バスで関東学院大学に松山女子高の生徒がやってくる。簡単なキャンパスツアーも企画中。

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