NHKメディアテクノロジー見学

3Dの動画制作では世界ナンバーワン企業とも言えるNHKメディアテクノロジーを訪問。村山至さんから、さまざまな3D動画を紹介していただいた。

3Dの動画の仕組みは、右目用と左目用の映像を同時に撮影することから始まる。単純な方法だと、同期信号を送れる2台の高性能カメラを特殊な台に取り付けて撮影する。但し、その時に人間の目の感覚との差異で様々な不具合が生じると言う。
つまり人間の目と目の間の幅より広い状態で2台のカメラで撮影すると「巨人目」の状態ということになり、2台のカメラの焦点が交わる点が通常の人間の場合より手前に来てしまう。遠くの映像に違和感が出てくるとのこと。
それを避ける為に、NHKは特殊なカメラ(なるべく人間の両目の感覚に近いカメラ)を創ることから行っているとの事。このあたりがノウハウになってくるのだそうだ。しかもハイビジョン用のカメラでの撮影も可能なのがNHKの特徴だそうだ。

映写方法としてはプロジェクターを使って右目用映像と左目用映像を投射して、特殊偏向眼鏡をつけて鑑賞するのが一般的。

新しい映写方法として、東京国際アニメフェア会場では、液晶TVを使って特殊な眼鏡をかけずに3Dの動画を見せていたが、この機能もまだまだ開発段階だそうだ。山形の特殊な シートを民生用の液晶TVの背面に取り付けてある仕組みなのだそうだが、右目用と左目用の細かい山形なので、少し視野角が狭いのが欠点。まだまだプロジェクターで照射した2つの画像を特殊偏向眼鏡をかけてみる方が通常の3D映像の見方だ。ディズニーランド等テーマパークでのイベント用途が主流だ。

ついでに、パソコンのディスプレー用ボードと2枚の鏡を活用したディスプレー という簡易版のものの導入も<a href=”http://0to1.roundtable.co.jp/~tomio/blog/i01coach/?p=236″ title=”redrober”>私の関係者</a>が関わり、輸入がはじまっている。こちらは韓国の技術。

ところで、現在米国では各映画館にこのような3D動画用の仕組みが設置されつつあるという。会場が増えればそれだけ、3D動画の見る機会が増えるので、ビジネスとしても成り立つかもしれない可能性が出て来た。日本ではまだまだそのマーケットは形成されていないのが現実だが、今回もカラオケの運営企業の方と同行して見学したように、日本独自の発展の方法を模索している状態だ。カラオケはありかもしれない。

また、NHKの特徴として、これまでにこうした3D動画を撮影してきた機会が多かったことから、より効果的な3D動画の撮影方法のノウハウが溜まっている事だ。20名程のチームなのだそうだが、世界にも誇れる技術屋集団が、その出番を待っているといったといころか。

また現在2Dで撮影された映画等の作品を、地道に一コマずつ3D化していく作業が行われているそうだ。CGと組合わせて、一日に4コマ程度しかできない、人海戦術の作業らしいが、アジアの安い人件費を活用するとビジネス可能だという話を伺った。ハリウッドが一番のお客さんになるのは間違いないだろう

SOAP

Simple Object Access Protocol。XML等を活用した「ソフトウェア同士がメッセージ(オブジェクト)を交換する(リモートプロシージャコール – 遠隔手続呼び出し)ためのプロトコル。」(Wikipediaより)。

医学会ではカルテを書く時の基本姿勢として捉えるとのこと。
Subjective:患者からの主観的情報
Objective:医者の客観的情報
Assesment:対処
Plan:治療方針

Curriki

Global Education & Learning CommunityをテーマにNPO活動を続けているBarbara Kurshanさんと名刺交換できた。K-12向けの学習カリキュラムを集積公開していこうとする試みだ。サン・マイクロシステムズのスコット・マクネリー氏の発案。Java ベースのxwikiで動いている。今後大きな動きになりそう。
ざっとのぞいてみたが、音楽系のコンテンツ等は動画が既に集められていたりする。動画投稿サイトをうまく連携させてつくりあげているようだ。まさに私のブログK-12 OCW Server Japanの活動に近い。ぜひお近づきになって応援したいプロジェクトだ。日本では東大総長のさんのところに話を持っていっている模様。

curriki

Office, 2003,2007

マイクロソフトオフィスの2003と2007の共存でお困りの方に朗報。
両方を共存させるサポートが構築できそうだ。
マイクロソフトは保証していないようだが、どうしても共存させたいというお客様の要望から、なんとかソリューションしてしまった報告が上がって来た。2003のエクセルシートで様々なシステムを構築してしまったので、なかなか2007の新しいバージョンをインストールできなかった企業や大学がお客さんになってくれる可能性がでてきた。

通常だと2007をインストールしてしまうと、2003で作成したファイルであっても2007が立ち上がってしまう。基本的にXMLが中心のシステムになってしまった2007シリーズでは動かなくなる仕組みを2003で構築してしまったところは困っているところが多いようだ。

JAPAN EDUCATION & RESEARCH CONFERENCE

サン・マイクロシステムズの主催するカンファランスに参加してきた。六本木のミッドタウンのカンファランスルームで開催されていたが、最初間違って別の部屋に入ってしまって大失敗。教育向けではなく企業向けの会合に出てしまった。でもかえって新鮮な意見も聞けて良かったかもしれない。

そこで議論されていたのが、CIOの仕事の質の変化。米国では既に利益を生み出す仕組みづくりとしての戦略的活動が主となっているのに対し、日本では未だにコスト削減の為のシステム活用程度にしか意識がないという観点だった。私がこの業界に入ってからシステムコンサルティングをいくつもこなして来たが、「利益を生み出す為の戦略的ソリューション提供」は常日頃頭に描いていた構想だっただけに、少しびっくりした。「ICT, Education &amp; Active Web Solution」。1995年から語り続けているコンセプト、割と間違っていないものなんだと少し自信が出て来た

日本映像クリエイティブ

日本映像クリエイティブ(株)を訪問。

本多欣如社長、杉木信章取締役、そして飯塚定雄さんとコミュニケーションすることができた。
飯塚さんはゴジラの口火、キングギドラの光線、ウルトラマンのスペシウム光線等を手がけて来た特殊効果の達人!映画フィルムの世界では円谷英二さんとの仕事で活躍された方。最近では絵画も描いて活躍されている。杉木さんはデジタルエフェクトの名手。リングや海猫、鉄人28号など、そうそうたる作品を手がけている。

つまり日本映像クリエイティブ(株)とは、知る人ぞ知る、プロ集団ということになる。

現在でもTV作品や映画作品のエフェクトを作り続けている。その作業は地道な作業だが、周辺監督からはお任せ発注が来る程の出来具合。若手クリエータの修行の場としても最適かもしれない。この手の作業が好きな人にはたまらない環境だろう。

Affter EffectsやMayaなどに熟達した技術者集団だ。
辛抱強い若者を求めている。

とても貴重な時間を過ごさせてもらった。

Zude+漫画文化

Zudeと日本の漫画文化が融合すると面白いことが起きるかもしれない。ということで、いろいろと画策中。Zude側でもこんなプレゼンテーション用サイトを用意してくれた。

Zude+漫画

zude

ゲーム会社の社会貢献

バンダイナムコを訪問した。

なかなか面白い取り組みをしている。

バンダイナムコの森
志賀高原にある森の里親になり、森の維持管理に寄与。

がちゃがちゃの包装容器のリサイクル
なんとロジスティックスの子会社のトラックも活用して回収しているとのこと。

IPTV: Tolkien, Documentary

英国オックスフォードの古英語学者でもあるトールキン。「ホビット」「指輪物語」「シルマリリン」等の出版物でも知っている方も多いでしょう。インターネット上での動画が集められたIPTVです。

tolkien iptv

動画投稿サイトの音楽レーベル会社の広報活動

今後この動き盛んになりそう。

動画投稿サイトと日本著作権協会で大枠が決定されてから、 お金の流れもできつつあり、本格的に活用されるのもそう遠くない将来だろう。このあたりビジネスチャンスが出てくる可能性がある。

今日はCD等のパッケージデザインを手がける金羊社を訪問してきた。