東京芸術劇場バックヤードツアー

風雅頌
fuugakou

来る2008年11月6日に開催される、友人金大偉の参加するイベント開催の為の事前調査の為に東京芸術劇場を訪問した。
当日は「風雅頌」というイベントが開催される。
日本テレビ文化事業団のサポートするイベントで、正倉院に納められている楽器の復元楽器を使ってのコンサート、そして仏への祈りの聲明というイベントだ。金大偉はその舞台に幻想的な映像を映写してイベントを盛り上げようという試みにチャレンジする。

今回も8月の野村ビルでのイベントと同様、私が関わってNECディスプレーソリューションズのサポートをお願いした。大型プロジェクターを使って、交響楽団が使うような大型部隊を映像で埋めようという試みだ。

劇場最上階最後部に配置された、映写室。電源ユニットの確認と、映写するスクリーンまでの距離を確認した。距離の確認にはゴルフ上でも活躍するスコープを活用した。劇場の電源はヨーロッパ式の特殊なものが使われている事が多いとのこと。ここも大型の変わった電源ユニットだった。

劇場の舞台に移り、舞台上にもたつ事ができた。演技者でも演奏者でもない私がこんな劇場の舞台に立てるなんて!すごい感覚だった。ついうれしくて携帯で劇場全体を撮影してしまった。

当日はスクリーンの大きさに頭を悩ませている。500インチ程のスクリーンが必要であることがわかったが、そうしたスクリーンを運び込めるエレベータがない。折りたたみの大型スクリーンを探す必要が出て来た。

東京芸術劇場
東京芸術劇場
東京芸術劇場
東京芸術劇場
東京芸術劇場

田園調布雙葉+ensophia

ensohpiaを活用したモデル授業を田園調布雙葉学園の高校3年生と実施してみました。

前半、社会人としての私の活動を、高校生の時の活動を何か繋がりがあったかを中心にお話。
後半は、ensophiaの使い方として、「アーサー王物語」「崖の上のポニョ」等をテーマに知識の繋がりの例として、私が作成したソフィア(コンテンツ)を紹介して、その後、グループごとに環境をテーマとした雑誌「ソトコト」を参考に、「環境」をテーマの中心として、グループごとにどのようなソフィアを作るかを実践してみました。

とても短い時間でしたが、田園調布雙葉の生徒達はスマートで、簡単に新しいソリューションを使い込んで、グループで話し合い、新しい知識の繋がりを作り込んでくれました。

ちなみにチームで制作したコンテンツは以下の通り
「2008年洞爺湖サミット」ホームページ上の情報をうまくまとめて、洞爺湖サミットで何が語られたかを説明し、YouTubeからニュース映像を引用。
「ごみちん」YouTubeから公共広告機構のコマーシャルを引用して、ダイオキシン問題と埋め立て地問題を簡単にまとめる。
「パンダパンダ」YouTubeから「カンフーパンダ」のコマーシャルを引用、ホームページ上からパンダの写真を引用、パンダの生息地の地図を引用して、絶滅危惧種パンダを説明。

懐かしのゼミの最終夏合宿

久しぶりに大学のゼミの夏合宿に参加してきました。
私の頃は蓼科の大学の合宿所で実施されていましたが、最近数年は箱根のパレスホテルを舞台にしています。
英文学を研究するゼミで女性が多いので、とても楽しそうな合宿に思えるのですが、実態は参加者全員の論文発表会を中心とした勉強合宿です。ひたすら学生の発表を聞いていく作業です。今回も質疑応答を含めて50分の持ち時間(発表20分、質疑応答30分)の発表を、私が参加した時だけでも、11本聞きました。OB,OGも参加して質問もされるので、学生も緊張の時間の連続です。

この学習方法は卒業後の私の人生にも大きな影響を与えてくれました。プレゼンテーションの方法、社会のルール(特に時間)を守る事の大切さ、他人に自分の考えを伝える事の難しさ、しかもアカデミックに物事を考えるとはどういうことなのかということ、大学で本気で学んだ時期の大切な経験でした。

今回も発表時間をフルに使わなかった学生に厳しい注意が勧告されましたし、調査不足、確認不足、自信のない発表には、厳しい言葉が次から次へと飛んできます。ぴーんと緊張の糸が張り巡らされた環境での発表は、学生の立場からするとかなりのストレスだと思います。しかしこれを乗り越えないと、社会に出ても通用しないですから,早いうちにこうした訓練を受けておくことはとても大切なことだなと、参加する毎回感じるところです。

パレスホテルの環境は大学の合宿所からすると恵まれ過ぎている点も多いですが、OBが参加するにはアクセスしやすいし、ファシリティやサービスも文句ないですね。箱根の温泉も堪能できました。

午前中東京を出て,合宿に参加する前にもう一箇所温泉を堪能しました。ここがまた良かった!
「俵石閣」ガラスの森美術館の真向かいの山の中にあります。
白濁の温泉の泉質も最高でしたが、なにより温泉に縁側がついています。暖まったら、縁側でゆっくりとしながら、友人と語らい、さらに温泉に。この時間の流れがなんとも優雅でした。
休日2150円という金額がもう少し安いと満点ですね。

学生達と唯一持てた自由時間で散策をした際に、湖畔のお店でどうしても見逃せなかったのが以下の写真です。スペル間違いに突っ込むのは私たちゼミの習性なのかもしれません。


ensophiaを活用した田園調布雙葉学園高等学校での実験授業

カード式マルチメディアwiki + SNS + Mush Up

第一回目のモデル授業は2008年9月18日 田園調布雙葉学園高等部で!

 小林潤一郎先生のご指導の元、ICT, Education & Active Web Solutionをテーマに活動してきている(有)ラウンドテーブルコムの柳沢富夫(関東学院大学工学部情報ネットメディア工学科講師、杏林大学外国語学 部応用コミュニケーション学科講師)が高校生と共に新たなチャレンジとして、次世代型授業を展開します。どんな授業になるかご覧になりたい方は、9月16 日までにご連絡ください。

ensophia

ensophia は新しいナレッジデータマネジメントシステムです。ensophiaを活用すると、コミュニティ参加者の知識をカード化できます!つまり新しい知識データ ベースを構築します。しかも動画等のリッチコンテンツにも対応しています。さらにWeb内のコミュニティで情報を交換しあいながら、知識のマッシュアップ が可能です。洗練されたデザインインターフェースの中で情報デザイン力が身に付くと同時に、参加者の集合知の再構築を目的として設計されていますので、知識の有効的再利用が本格的にできることでしょう。知識を貯めて検索するだけではなくて、再デザインすることで、知識の価値を高められる組織が形成されます。SNSの機能も充実しています。

ご案内ちらし

国立新美術館

乃木坂にある国立新美術館に行って来た。

ウィーン美術史美術館所蔵静物画の秘密展」というテーマで集められた絵画の中でもひときわ輝きを秘めている、ベラスケス「バラ色の衣装のマルガリータ王女」に久しぶりに再会した。恐らく他の絵も再会している絵はたくさんあったのだろうが、記憶にはやはりこの絵が最も残っていた。

1987年の夏から秋にかけて、ケンブリッジにステイしながらヨーロッパを一人で旅したことがある。スペインのマドリッド、フランスのパリ、そしてもちろんオーストリアのウィーンにも足を伸ばしていた。この時にマドリッドのプラド美術館、ウィーンのウィーン美術史美術館で出会ったのが、このベラスケスの描くマルガリータ王女だ。プラドで見たのは「宮廷の女たち」。マルガリータを中心に宮廷のし四人達や犬などが描かれている。この絵の中にはベラスケスの自画像や、フェリペ四世国王夫妻も描かれている。マルガリータは5歳の頃だという。

ウィーンには今回展示された「バラ色の衣装のマルガリータ王女」(2〜3歳頃)、「白い服のマルガリータ」(5歳頃)、「青い服のマルガリータ」(8歳頃)の三枚のマルガリータの肖像画があり、あたかもアルバムの写真のようだった。なんでスペインとオーストリアに点在しているんだろうとその時も不思議に思い、解説本などを読んだ記憶がある。

結論は、ハプスブルク家。スペインとオーストリアに分かれていたハプスブルク家の親族関係を維持する為の、お見合い写真というのが、この一連の絵を描いたベラスケスに与えられた使命だったようだ。14歳でマルガリータはレオポルド1世に嫁ぎ、22歳にならない時に病気で亡くなったようだ。今で言えば政略結婚の犠牲になった若いマルガリータという感じで受け取られるのだろうが、この一連の絵で彼女は300年以上もこの世にその存在を人の心に植え付け続けている。ラッキーな人だと思う。

地球地図フォーラム2008

2008年6月5日〜6月7日まで
東京都 国際連合大学
6月5日
受付
開会
基調講演:Prf.D.R. Fraser Tayor(ISCGM委員長)
休憩
特別講演:月尾嘉男(東京大学名誉教授)
講演:国連統計部長ほか
閉会
レセプション(有料)

6月6日
セッション1:地球地図の整備・更新
セッション2:広域デジタル地理情報の作成と地球環境分野への利用
セッション3:地球環境分野への地球地図・広域デジタル地理情報の利用
休憩
セッション4:多様な分野への地球地図・広域デジタル地理情報の利用
パネルディスカッション:テーマ「地球地図第2版整備に向けて」

6月7日
エクスカーション:「地球地図の学校」(慶應義塾普通部)を参観

申込は
http://www.gmforum2008.org

2008カリキュラム公開1

関東学院大学工学部情報ネットメディア工学科</a>「メディアワークショップ」のカリキュラムを公開します。

3年生、4年生が参加してくれました。

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Curriki

Global Education & Learning CommunityをテーマにNPO活動を続けているBarbara Kurshanさんと名刺交換できた。K-12向けの学習カリキュラムを集積公開していこうとする試みだ。サン・マイクロシステムズのスコット・マクネリー氏の発案。Java ベースのxwikiで動いている。今後大きな動きになりそう。
ざっとのぞいてみたが、音楽系のコンテンツ等は動画が既に集められていたりする。動画投稿サイトをうまく連携させてつくりあげているようだ。まさに私のブログK-12 OCW Server Japanの活動に近い。ぜひお近づきになって応援したいプロジェクトだ。日本では東大総長のさんのところに話を持っていっている模様。

curriki