Web Application体験

Google Spreadsheet
GoogleDocs
は既に試されましたか?

いつの間にかこんなソフトが無料で使えるようになったのですね。
もう日本語も対応しています。

GoogleDocsはもともとWritelyというプロジェクトだったようですね。
いろいろなプロジェクトを巻き込んで行くGoogleの勢いの姿は脱帽です。

学校現場でPCのリプレースに困っている所は、Linux+Firefoxさえあれば、いろいろな授業ができてしまう時代がすぐそこまで来ているという感じです。

カリキュラムをこうした無料ソフト、無料WebOSなどの活用実践で書き直す必要があるかもしれません。

Class of Tommorrow2

富山大学人間発達科学部長 教授 山西潤一先生(日本教育工学協会会長)の話では、

学校現場のICT化とは
学力向上に役立つ手法としての教育
ICT社会での資質を育成する教育
校務のコントロール
の3本の柱があること

学力向上のデータは既に証明されていること
教える側の知識レベルで、教わる側の知識レベルに差が出て来ている事
教える側の環境を管理する管理者のレベルでその環境に差が出て来ている事

などを論じていた。

まさにその通りだと思う。
学校だけではなく、これは企業にも当てはまるだろう。

そして今後の問題点としては
授業手法の蓄積と共有
発達段階に合わせたプログラム開発
校務処理改善の意識
が必要であると提案されていた。

授業手法の蓄積と共有の為にはPodCasting(インターネット放送)が最適であろう。私は「K-12 OCW Server Japan」(http://0to1.roundtable.co.jp/ocw/)というオープンコースウェアー推進サイトを既に構築している。一人 でも多くの仲間を集めたいと願っている。

発達段階に合わせたプログラムを配信するのにもPodCating(インターネット放送)が有効だと思う。また、弊社ではスタンフォード大学が開発 した「EPGY」(http://epgy.stanford.edu/courses/math/M00A/index.html? courselectures, http://epgy.stanford.edu/courses/math/M00A/index.html?exercises.html)等も評 価して各学校に紹介している。

あとは現場にイノベーションが起きるかどうかということだろう。

Class of Tommorrow1

アップルが講演するイベントに参加してきた。
日本教育工学振興会(JAPET)主催。

元文部省、JAPETの専務理事の吉澤晴行氏のお話で心に残った言葉を紹介しておこう。
「環境が教育を改める」可能性がある。「壁を取り払う」可能性がある。

まさに、私もそう思い続けて、ICTと教育の分野で活動をしている。1994年の夏にインターネットと出会ってから、常にそう考えて来た。

環境を変える事で、サービスを受ける者も変化できるし、サービスを提供する側も変化できる。どう変化するかが問題であって、そこを見据えながら、教育現場の再構築をしていく必要があるという事だ。

慶應義塾普通部、戸山高校、多摩美術大学での授業運営、アットマーク・インターハイスクールでの学校運営、そしてBBCoach Projectでの新たな学習環境運営。ICTを使いこなす事で必ず学習の場、教育の場は変わり続けて来ている。これからもまた新たな課題に挑戦し続けて いきたいと願っている。

jumpcut体験記

http://www.jumpcut.com/
どうやらYahooに担がれる模様。

videos: asf, avi, divx, flv, mpg, mov, mp4, wmv
photos: jpeg, gif, bmp, png, tiff
music: aac, mp3, ogg, wav
をアップロード可能。
100MBまでの動画が一度にアップロード可能。

アップロードしたビデオを編集することができる。
スタートポイントを終了ポイントも設定する事が可能。

効果は
Blits
Blue Tint
Brightness Bump
Camera View
Chooper
Circle Spin
Color Difference
Contrast Bump
Crazy Box
Fade Down & Up
Fade In
Fade Out
Flash Flame
Green Tint
Holiday Gifts
Invert
Invert Across
Ladies Dancing
Lady Lounge
Liven
Net Love
Old Film
Propellers
Rain
Red Tint
Scribble
Sloppy Borders
Soft Edges
TV Set
Warming Filter
Wash In
Wash Out
Widescreen Mask

Styleとして
Smooth
Net Love
Quiet
Time Reversal
Wild
The Jumpcut
Speed Up

トランジションは
Circle In
Circle Row Wave
Countdown
Criss Cross Horizontal
Diagonal Wipe
Dissolve
Flip from Top
From Coner
L Cut
Split Screen
Wipe Down
Wipe from Center
Wipe from Left

文字や音声の挿入も可能

ビデオをプラベートグループに公開したり、完全公開したりできる。
グループは自動登録と紹介制を選択することができる。

ビデオ編集ソフトがなくても簡単な作業はできるので、うまく使うと学校現場でも活用が可能かもしれない。

4:3の動画に対応。16:9のものは左右が圧縮されてしまう。

eyespot体験記

Home

avi, mov, divx, wmv, mp4, 3gp, 3g2, dv. photos: jpeg, gif, bmp. music: mp3, mp4, wma, wav. のビデオをアップロード可能。
100MBまでの動画が一度にアップロード可能。

アップロードしたビデオを編集(Mix)することができる。
サイトにアップロードされているビデオを自由に付加することができる。
効果は
Black & White
Sepia
Add Red
Add Blue
Add Green
Add Yellow
Invert
iPod(posterize)
Slow Motion
Fast Motion
Rotate
Bad TV

トランジションは
Fade In
Fade Out
Dissove

文字や音声の挿入も可能

Mixされたビデオをプラベートグループに公開したり、完全公開したりできる。
公開されたビデオをmac,pc,ipod,psp,divxに対応したファイルにエンコードしてダウンロードできる。エンコードには時間がかかるので、対応ができた際にメールで通知が来る仕組み。

ビデオ編集ソフトがなくても簡単な作業はできるので、うまく使うと学校現場でも活用が可能かもしれない。

4:3の動画に対応。16:9のものは左右が圧縮されてしまう

zoome体験記

(株)アッカ・ネットワークス(http://www.acca.ne.jp/)が2006年1月30日からサービスを開始した動画投稿サイト。
Zoome(http://www.zoome.jp/)

従来のものとの違いは
1 SNSになっていること
2 アップロードするコンテンツの容量が無限なこと
3 それでもユーザーは無料

ということで、早速動画を投稿してみた。

投稿できる動画の多さは圧巻。
AVI,3gpp,3gpp2,AMC,MPEG1,MPEG2,MPEG4,MOV,FLV,WMV7,WMV9,H264,Motion-JPG,DV に対応している!すごい。

エンコーディングはflvになっている模様。
このあたりは若干不満足。もう少しきれいな画像にならないものか。やはりflvの限界か?

投稿数は結構あるようで、昼間投稿した動画は既に夕方にはデータベースの中に埋もれてしまった。日本版UTubeになりうるのか、ウォッチングしておきたいサイトだ。

Second Life2

Second Lifeが好調だ!
米国の3Dバーチャル空間。
mixiの立体版という感じだろうか。
私が登録したのが、1月末。
その時は会員数300万人。
現在は350万人を超えている。

登録すると、ネットゲームのような世界に入り込んで、自分のアバターで自由に世界を飛ぶ事ができる。そう、人間が空を飛ぶ夢の世界の始まりだ。フロイト的に言うと、空を飛ぶ事と性欲は繋がるとか・・・この辺がポイントなのだろうか?

月会費を払うと土地が購入できる。土地がないと、この世界で手に入れたグッズなどを保管することができない。土地を購入すると、部屋が作れたり、看 板を出す事ができたり、自分の居場所を確保することができる。土地はGIS情報にひもづいており、座標軸から検索対象にもなる。もしかすると窮極のGIS 学習基盤になるかも。

昨年からこの中のバーチャル空間で手に入れるバーチャルマネーが米ドルと換金できるようになったことで、一躍騒がれ始めている。既にこの空間内での 様々な取引が始まっていて、そろそろ実社会が無視できない金額が動き始めているからだ。建築業界や金融業界の規制も無く、まだまだ未開拓だが、実社会とは ことなるパワーシフトが組まれるとしたら、チャンスは無数にあるだろう。しかし、一方で実社会とのつながりが既得権者からの規制を受ける抜け穴になってし まう危険性も秘めている。さて、どっちに転ぶか。

いずれにせよ、そのうち経済学者も研究対象としなければならない空間が出来上がってくるのかもしれない。

日本ではデジタルハリウッドがローカライズ化をしかけている。また、この世界の建築屋さんも少しづつ出て来ており、3Dアーティスト達が立ち上がろうとしている。
先日そんな3D空間プロダクションの(株)メルティングドッツ(http://meltingdots.com/)の浅枝社長と話す機会があった。なんと 日経ビジネスサテライトに出演された翌日にある仕事の関係で、偶然お会いした。私も一緒にプロジェクトを押し進めて行く方向で握手させていただいた。

tk-iptv

「Takamiyans’ Internet TV」を構築しました。

大学のゼミのインターネット放送局です。教授の公開講座などを中心にゼミ活動を放映していきます。

http://tk-iptv.roundtable.o.jp/

「情報教育」と「繋がる」というテーマ

知人に依頼されて、ある都内の私立女子高校の一年生の情報の授業を使って、2時間程講演をして来ました。

カトリック系の中高一貫校で、一瞬学内に入った時には、朝礼のお祈りの声のせいか厳粛な「始めての感覚」の雰囲気を感じましたが、いざ視聴覚室に入り生徒達を前にすると、やはり一般の学校と変わらない10代の子ども達の闊達さに安堵しました。

今回の講演に当たって、伝えたかったのは「なぜ、情報を学ぶのか」「どのように学ぶのか」という点です。

まず、自己紹介をするにあたって、一方的な話にならないように、生徒達にカードを配布しました。生徒の考えている事を共有したかったからです。本来 ならメールやWebでアンケートを取るのが簡単なのですが、この学校の視聴覚教室にはプレゼンテーション用のパソコンがあるだけで、生徒の席からはパソコ ンにアクセスできません。いわゆるアナログの手段です。

問いは次の3つ。
1 先週面白かった事は?
2 今週やってみたい事は?
3 将来やってみたい事は?

いきなり、「将来の夢は?」と聞いてもなかなか出て来ないのですが、こうした質問にすると、割と効率よく返事をもらえるようです。

それでも3番目の質問で、4分の1程度で一番多かったのが「未定」でした。
次が、クリエイティブ系。コンピュータを使った仕事、映画、漫画制作、建築と言った物を作り出す仕事に興味を持っていた女子高生が13%程いました。ま た、医療福祉系という方面を目指している子も国際派の仕事を目指しているのと同じくらい7.5%程いたのが目立っていたと思います。

私は、大学時代文系の学問を修め、理系の社会人教育を経て、35才の時に転機を迎えて、独学でのインターネットの知識をつけて、「インターネットと 教育」をテーマに活動し始めた話をし、専門家になってきたことをお話しました。きっと生徒達からはとりとめの無い話になってしまったかもしれません。
でも、質問に出たのが、理系と文系での情報の学び方の違い?であったり、最後に質問に来てくれた子が、ゲームクリエータになりたいけど、専門学校と大学どちらを選んだら良い?という質問があったり、わりと話を聞いてくれたのだなと感じました。

前の質問には、あまり理系・文系と区別しすぎるのも良くないと思うと回答ました。
後者の質問には、学校の種類を選ぶのではなくて、そこでの自分の活動がネットワークづくりを中心にできるか否か、一生懸命自分探しが出来た方どうかが大切 で、基礎作りの時期なんだと説明しました。また、そうした自分の実績がその後の活動には大きく影響してくる可能性があるというような回答をしました。

そういえば自分も同じような悩みを抱えていたのではと思い出されました。

本題のテーマとしては、慶応義塾普通部での授業がそうであったように、アットマーク・インターハイスクールの学校作りも、結局は「人と人を繋ぐ仕 事」であったこと。その仕事にはインターネットやコンピュータの知識は不可欠であったこと。必要であったから学ぶのも苦ではなかった事などを説明しまし た。エクセルや,ワード、パワーポイント等のソフトを覚えるのは、最終的に人に伝える物を伝えやすくするためであること、ホームページや動画の時代になっ てもそれは何も変わらないこと、情報をデザインするということは、どんな情報を持っていて、どのように自分の中で消化吸収して、それを相手に分かりやすい ように伝えて行くかの作業であることなどを語りました。

しかし、圧倒的に進歩したことも忘れてはいけないと。つまり、コンピュータは「繋がっている」ということ、繋がった先には「人」がいるということ。 人が繋がった時に何が起きるか、どんな事が出来るようになるかを真剣に考えてみて欲しいとお願いしました。繋がる事によってのメリットもデメリットもある と思います。その点をきちんと自分で把握して、自分なりの「情報」を学ぶ理由を見つけ出して欲しいと願っています。