日本の学生の海外留学生が減っていると聞く。
でもここには私達が想像する以上のアクティブな学生達が集まっていた。
朝から大型台風が接近しているというニュースで、このイベントも中止になるかと思ったら、なんと予定通り開催。
台風が東京に接近する少し前に、早めにUFPFF国際平和映像祭のファイナリストの発表会場である横浜BLITSに向かう。まったく雨にぬれずに会場につくと、友人の金大偉氏がオープニングショーのリハーサルを行っていた。今回も和太鼓と映像のセッション。奈良で成功していたので、これは感動ものになると確信。
ファイナリストはスペインからもやって来ていた。海外にまで取材をしてきたチームから、国内で活動しているチーム、また学内だけで映像を作り込んで来たチーム等様々。それぞれが気持ちのこもった作品を紹介してくれた。
グランプリを受賞したのは慶應義塾大学のチーム。カンボジアの地雷撤去作業そのものを映像に納めていた。世界一周の航空機チケットとユーレイルパスを賞品としてゲットしていた。学生の時にこんな体験ができるなんて、なんとうらやましい。私は社会人になってから自分でお金を貯めて同じセットを購入して旅に出たんだよな。
それにしてもファイナリストに選ばれた学生達は学歴が高かった。東大、早稲田、慶應・・・
早稲田の学生の慶野君は2005年度にBBCoach Projectで入賞した学生だ。しかも茂木健一郎氏からいただいた「クオリア賞」。今回もなんと審査員特別賞をいただいていた。BBCoach Projectで映像作品を初めて制作して、それ以来作り続けているようだ。とてもうれしい。大学でも映像を研究しているとのこと。今後の活躍が楽しみだ。
来年度はぜひ関東学院の私の教え子にもこのコンテストに挑戦してもらいたい。気骨のある若手が一人でも多く世に出て来てくれ事を願っている。
イベントは夜9時近くまでかかったので、あっという間に台風は東京を過ぎ去っていた。首都圏の交通は麻痺していたようだが、会場を出ると既に電車も動いていて、帰りもまったく濡れずに、台風もなかったかのように家路に着く事ができた。