今年度もスタートします!BBCoach Project。

プロジェクトマネジメントも学べてしまうWebコンテストのBBCoach Project。今年も開催です。2003年度からスタートしたこのコンテストも今回で九回目を迎える事になりました。

遠隔でのチーム作り、異年齢でのチーム構成、世界に発信できるコンテンツの制作と、少しハードルが高い企画なのですが、なんとか続けています。

今年はとてもうれしい再会もありました。

2005年度に「クオリア賞」を受賞した学生が、このコンテストをきっかけに映像を作り続けてくれて、今年から始まった国際平和映像祭でも見事「審査員特別賞」を受賞してくれました。戸山高校から早稲田大学に進学していた慶野君と久しぶりの再会をした時、このコンテスト続けて来て良かったと感じました。なにしろ映像を作りづけるきっかけがBBCoach Projectだったそうです。今後の活躍を期待しています。

また、昨年に引き続き、このコンテストの受賞者が倍率の高い推薦入試を乗り切って続々と大学に合格してくれているという実績も出始めました。やはりプロジェクトマネジメント学ぶ、体験するという機会は貴重な学習の機会なのではないかと思います。

社会に出るとチームでの活動が主流になるのに、このチームでの作業体験が少なすぎる現在の学校教育の現場にはまだまだ改善の余地があるのではないでしょうか?

少しずつですが、理解してくれる先生方も増えて来ています。

この学び方を継続して経験している学校は、少しずつその参加方法にも工夫が生まれて、改善が継続しています。おそらくこのあたりも学校のレベル向上に役立ってくれているのではないかと思います。

どなたでも参加できます。

少しでも興味ある方はご連絡ください。

久しぶりのソニーコンピュータサイエンス研究所

先日久しぶりにソニーコンピュータサイエンス研究所を訪問してきた。我が家から1分程のところにあり、良く会社のビルの前は通り過ぎているのだが、なかなか訪問する機会はできなかった。

2003年にBBCoach Projectをスタートする時に大変お世話になったのが縁。佐々木氏を訪問したのは、ある学生の手助けができないかという相談が目的だった。国際平和映像祭でグランプリを受賞した学生がこの冬、世界一周旅行の旅にでる。慶應大学の後輩ということもあり受賞会場では話も盛り上がったのだが、相談にのって欲しいと私のオフィスにわざわざ訪ねて来たのがきっかけ。重田君は大学も休学するはめになり、ひとつのコンテストで人生が大きく変わってしまうかもしれないから真剣だ。大人として何かしてあげられないかと思い、久しぶりに佐々木氏を訪問したという流れ。まだ何がしてあげられるか回答は出てないが、今後どう展開してくるか楽しみだ。

台風の中の若手映像作家達

日本の学生の海外留学生が減っていると聞く。

でもここには私達が想像する以上のアクティブな学生達が集まっていた。

朝から大型台風が接近しているというニュースで、このイベントも中止になるかと思ったら、なんと予定通り開催。

台風が東京に接近する少し前に、早めにUFPFF国際平和映像祭のファイナリストの発表会場である横浜BLITSに向かう。まったく雨にぬれずに会場につくと、友人の金大偉氏がオープニングショーのリハーサルを行っていた。今回も和太鼓と映像のセッション。奈良で成功していたので、これは感動ものになると確信。

ファイナリストはスペインからもやって来ていた。海外にまで取材をしてきたチームから、国内で活動しているチーム、また学内だけで映像を作り込んで来たチーム等様々。それぞれが気持ちのこもった作品を紹介してくれた。

グランプリを受賞したのは慶應義塾大学のチーム。カンボジアの地雷撤去作業そのものを映像に納めていた。世界一周の航空機チケットとユーレイルパスを賞品としてゲットしていた。学生の時にこんな体験ができるなんて、なんとうらやましい。私は社会人になってから自分でお金を貯めて同じセットを購入して旅に出たんだよな。

それにしてもファイナリストに選ばれた学生達は学歴が高かった。東大、早稲田、慶應・・・

早稲田の学生の慶野君は2005年度にBBCoach Projectで入賞した学生だ。しかも茂木健一郎氏からいただいた「クオリア賞」。今回もなんと審査員特別賞をいただいていた。BBCoach Projectで映像作品を初めて制作して、それ以来作り続けているようだ。とてもうれしい。大学でも映像を研究しているとのこと。今後の活躍が楽しみだ。

来年度はぜひ関東学院の私の教え子にもこのコンテストに挑戦してもらいたい。気骨のある若手が一人でも多く世に出て来てくれ事を願っている。

イベントは夜9時近くまでかかったので、あっという間に台風は東京を過ぎ去っていた。首都圏の交通は麻痺していたようだが、会場を出ると既に電車も動いていて、帰りもまったく濡れずに、台風もなかったかのように家路に着く事ができた。