映画の趣味で性格が分かるサイト

まだβ版のサービスなのですが、面白いサイトを見つけました。

jinni

自分の好みを登録したり、見た映画にコメントを入れたりすると、自分にあった映画を探しやすくなるメタデータを蓄積してくれるというサービスですね。

コミュニティ機能もあるので、集客しての広告ビジネスと、実際に見つけ出した映画をレンタルビデオできたり、IPTVで観たりする事で発生する費用のインセンティブビジネスなのだと思います。

ただ、このサイトの面白いのは、登録時に自分がどんな映画が好きなのかをプロフィールに入力して行く際に、多重知能的(Multiple Intelligence)的分析テストをしてくれることです。

「Take the Taste Test」に進むと、次のような項目が出て来ます。

The Introspector
The Hero
The Individualist
The Drama Addict
The Social Animal
The Extremist
The Alternate Realist
The Escape Artist
The Master Mind
The Idalist
The Strategis
The Social Philosopher

選択後、そのジャンルに対応する映画の一覧が出て来て、自分が好きな映画かを評価することができます。

結構楽しいので夢中になりますね。

今はiPod Touchが当たるキャンペーンも実施しています。

学校現場等で活用すると、学生の学習履歴、学習スタイルの分析ツールとしても活用できるかもしれません。

象の背中

銀座で舞台挨拶付きで鑑賞して来ました。

肺がんで亡くなる父親とその一家の話。秋元康氏の産經新聞での連載を映像化したものです。もう殆どずるいとしか言いようがない作品です。どの年齢層の心にも響くような登場人物の設定と、誰にでもいつでも起きうる状況設定ですので。

一方で、泣く場面が多すぎるので、作品全体の起伏が少なくて、どこが良かったのか、後で考えるとわからなくなります。あまり脚本に工夫はないかも。

私の場合はもちろん年齢設定が一番近い主人公に感情移入してしまいましたが、主人公と兄貴の二人のシーンが良かったです。亡くなる主人公が死後の家 庭の金銭状況を計算して、縁を切った故郷の長男を頼って父親の遺産を家族に渡して欲しいとお願いした後、入院したホスピスに兄が訪問してくるシーン。それ まで死と向き合って毅然と向き合っていた主人公がつい吐露してしまいます。「まだ死にたくない」と。男としていろいろ周囲を気にしながら、最期を迎えよう と準備していたはずなのに・・・ついね。本音が出てしまった。スイカを食べながら兄貴と泣き笑いしていたシーンにぐっと来ました。

それにしても、役所広司の演技がすばらしい。何か賞を取って欲しいですね。

産經新聞の連載だったのに、フジテレビが応援しないで、 テレビ朝日がバックについていたのは意外でした。フジテレビはこの秋Heroを中心に宣伝攻勢かけていたからかもしれませんね。日曜洋画劇場の前後での宣 伝はみたけど、後は殆どこの映画の情報は入ってこなかった。当日行くまでどんな映画かわからずに、友人に誘われて行きましたので。でもとても良い映画でし たので、恩返しとしたブログに記載させていただきました。ロングランになると良いですね。