Interbeeで関東学院大学が出展!
レッドローバ社のご協力もあり、Interbeeで関東学院大学が出展していた。
学生に3Dの映像を制作させて、発表。
なかなか見栄えのあるプレゼンテーションになっていたのではないだろうか?
やはり、3D映像を撮影するのにはきちんとしたカメラジグ(2台のカメラの位置設定と同期)が必要で、それさえクリアされれば、割と後は楽にコンテンツが制作できる。体験することが最も学習になるだろう。
2008年10月24日に友人の企業のコンテンツが上映されます。
3D立体映像の世界に興味ある方はぜひご覧ください。
参加は無料です。
お申し込みはこちら
アルトとふしぎな海の森
〜パイロット映像〜
株式会社ウェルツアニメーションスタジオ
海を舞台に、主人公アルトが様々な古代生物や人魚などのキャラクター達と一緒に冒険する、イマジネーション豊かなミュージカルファンタジーです。 人間活動が及ぼす海の環境への影響を考え、解決の糸口を捜すストーリーは親子で楽しめます。 立体CG映像と、サラウンドミュージカルに載せて、感動の映像体験をお届けします。
3Dの動画制作では世界ナンバーワン企業とも言えるNHKメディアテクノロジーを訪問。村山至さんから、さまざまな3D動画を紹介していただいた。
3Dの動画の仕組みは、右目用と左目用の映像を同時に撮影することから始まる。単純な方法だと、同期信号を送れる2台の高性能カメラを特殊な台に取り付けて撮影する。但し、その時に人間の目の感覚との差異で様々な不具合が生じると言う。
つまり人間の目と目の間の幅より広い状態で2台のカメラで撮影すると「巨人目」の状態ということになり、2台のカメラの焦点が交わる点が通常の人間の場合より手前に来てしまう。遠くの映像に違和感が出てくるとのこと。
それを避ける為に、NHKは特殊なカメラ(なるべく人間の両目の感覚に近いカメラ)を創ることから行っているとの事。このあたりがノウハウになってくるのだそうだ。しかもハイビジョン用のカメラでの撮影も可能なのがNHKの特徴だそうだ。
映写方法としてはプロジェクターを使って右目用映像と左目用映像を投射して、特殊偏向眼鏡をつけて鑑賞するのが一般的。
新しい映写方法として、東京国際アニメフェア会場では、液晶TVを使って特殊な眼鏡をかけずに3Dの動画を見せていたが、この機能もまだまだ開発段階だそうだ。山形の特殊な シートを民生用の液晶TVの背面に取り付けてある仕組みなのだそうだが、右目用と左目用の細かい山形なので、少し視野角が狭いのが欠点。まだまだプロジェクターで照射した2つの画像を特殊偏向眼鏡をかけてみる方が通常の3D映像の見方だ。ディズニーランド等テーマパークでのイベント用途が主流だ。
ついでに、パソコンのディスプレー用ボードと2枚の鏡を活用したディスプレー という簡易版のものの導入も<a href=”http://0to1.roundtable.co.jp/~tomio/blog/i01coach/?p=236″ title=”redrober”>私の関係者</a>が関わり、輸入がはじまっている。こちらは韓国の技術。
ところで、現在米国では各映画館にこのような3D動画用の仕組みが設置されつつあるという。会場が増えればそれだけ、3D動画の見る機会が増えるので、ビジネスとしても成り立つかもしれない可能性が出て来た。日本ではまだまだそのマーケットは形成されていないのが現実だが、今回もカラオケの運営企業の方と同行して見学したように、日本独自の発展の方法を模索している状態だ。カラオケはありかもしれない。
また、NHKの特徴として、これまでにこうした3D動画を撮影してきた機会が多かったことから、より効果的な3D動画の撮影方法のノウハウが溜まっている事だ。20名程のチームなのだそうだが、世界にも誇れる技術屋集団が、その出番を待っているといったといころか。
また現在2Dで撮影された映画等の作品を、地道に一コマずつ3D化していく作業が行われているそうだ。CGと組合わせて、一日に4コマ程度しかできない、人海戦術の作業らしいが、アジアの安い人件費を活用するとビジネス可能だという話を伺った。ハリウッドが一番のお客さんになるのは間違いないだろう