学校をGoogleに!

自己紹介をしているうちに、「学校をGoogleにすることが私の夢です」なんて語ってしまいました。

Googleは世界中の人が検索する行動を起こす事によって、そのログを解析し、活用したサービスを展開しています。

学校は学習者の学習ログをきちんと分析できているのでしょうか?
そもそも一人一人の学習のログを取得できていないのが現状でしょう。
学習者からすると、ちっとも自分の事をみてくれていない、だけど何故かみんなが行くので行っている、そんな集いの場が学校になっているのでは?
これでは本来の学習の場としての学校の役割は果たせていないのが現状なのではないでしょうか?

一方学習塾や予備校は、学習者達の学習進度をなるべく記録として残す努力をしています。個別指導とかいう販売戦略上の言葉を打ち出しているのが、学校との違いを打ち出す手法だとすると・・・

学校を学習の場として再生するには、やはり学習者の学習ログをしっかり収集して、分析、そして個別のサービスを展開するまでの組織に変革すべきなのではないでしょうか?

しかも組織的に。マネジメントの概念を取り入れて。

学校にプロジェクトマネジメントの概念が必要であると感じています。
プロジェクトマネジメントは成功の秘密の概念です。
必ず成功するプロジェクトをマネジメントするには、過去の失敗事例から学んでできた管理手法をしっかりと理解すること、そして、今起きている事象をスムーズな情報共有を介して、マネジメントできる状態まで、整理、分析することが必要です。

学校現場の先生方が疲弊してしまっているのは、この「必ず成功する」体験を避けてしまっているからかもしれません。実現可能なプロジェクトを予測して、すばらしい感動を生む体験を生み出す成功を得るには、どうしたら良いか、一緒に考えて行く必要がありあそうです。

文部科学省も学習ポートフォリオを学習現場で作成すべきだという指針も出しています。学習ポートフォリオを作成する為には、最終ゴールに行き着く為の途中経過報告のデータが必ず必要になってきます。このログデータが取れていない為に、最初からポートフォリオ作成をあきらめている現場担当者もいますが、そう言って避けてばかりいないで、まずは学習者の学習ログを集めて行きませんか?

「学校をGoogleに!」という夢を一緒に追いかけて行きたいと願っています。

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