聖学院SPP:宇宙エレベータプロジェクトのプロジェクトマネジメント

2012年7月28日(土)、フェリス女学院大学の教室をお借りして、サイエンス・パートナーシップ・プロジェクトの一環として、聖学院中学高等学校の生徒と一緒にプロジェクトマネジメントワークショップを実施した。
20120728seigakuin
始めにフェリス女学院大学の講師という立場で私から「なぜプロジェクトマネジメントを学ぶのか?」というタイトルで講演を実施。学習をプロジェクトマネジメントする力、自学自習できるような力をこのプロジェクトで身に付けてほしいという目標を共有させてもらう。
また、今回のプロジェクトは、生徒、教員を含めた学校とTA、講師チームの大学、そして社会人を中心としたNPO法人という複数の団体が参加しているプロジェクトであることを確認。コミュニケーションコントロールのツールとしてインターネットを活用して、プロジェクトの記録を残しておける環境としてSNSを活用することを伝えた。既に今日参加してくれた生徒25名達はSNSへの登録がほぼ済んでいることも確認できた。
次にいくつかのアンケートを実施。各生徒達のモチベーション、実力を探る為に、「学習環境アンケート」「01 Profile学習スタイル診断」「自己評価表」を記入してもらう。
PC保有率96%、iPhone+スマートフォン所有率35%、英語学習時間8時間/週という面白い数字を得る事ができた。また、学習スタイルについては、その後のワークショップのチーム分析にも生徒自ら活用していただき、チームの性格分析も自らしてくれたことも、めずらしい動きだった。
聖学院中学高等学校からは、英語科の高橋一也先生と増山望先生が参加していただいた。
内田1
内田2
マインドストーム
次にフェリス女学院大学の内田奈津子先生から、レゴのマインドストームの宇宙エレベータキットを実際に見せていただき、どんな物かの概説があり、その後チームごとに手に取って触ってみながら、質疑応答、プログラミングの画面等も実際に見てもらい、いよいよ本番が近い事を意識してもらった。発表は11月2日、3日に開催される聖学院中学高等学校の記念祭で行う予定。
午後は、プロジェクトマネジメント・インキュベーション協会の仲間に集まっていただき、プロジェクトマネジメントの初級ワークショップ。
まずは、レゴを使った「モデルハウス制作プロジェクト」。お客様からの要求定義書を紹介し、一定の条件のもとでモデルハウスを作成してもらう。チームでの役割分担、計画、作業記録等を体験しながら、レゴでの家作りをしてもらった。今回は短時間だが、安くし上がってしまう家等は、お客様からの要求から乖離しているということで若干評価点数が下がってしまうというバージョンアップ版で挑戦してもらった。
モデルハウス
その後、実際に記念祭でのプロジェクトを意識してもらいながら、各チームのプロジェクトを整理してもらう作業に入った。11月発表ということもあり、短期間でのチーム力を向上させる必要もあり、いよいよプロジェクトが本格的にスタートできたいう実感が得られたのではないだろうか?
カイコ型宇宙エレベータ
カプセル型
老若男女が乗れるもの
プログラミングを小さく、ビデオに撮影
等様々なアイデアが各チームから発表があった。
フェリス+聖学院

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