日経BP

久しぶりに高校の友人と会いました。
高校時代一緒に8ミリ映画を製作していた仲間です。

日経BPには「日経ビジネス」という雑誌がありますが、その読者向けのコミュニティサイトを運営しています。読者の平均年齢は私と同じ年だそうです。企業の部長クラスの方が多いのではないかと思います。
このネットのコミュニティでは、無料のコンテンツと有料のコンテンツがあるようです。コラムは50本/週以上あるようで、読破する読者は大変な時間を使わ なくてはならない程だそうです。まだ動画コンテンツは少ないようですが、やはり彼らも今後の展開を考えているようでした。
今後いろいろとソリューションを提案していこうと思っています。

JPEG2000

動画を可逆的にエンコードする技術だ。つまりエンコードした後も元に戻せるというわけ。
どんな場所で使われるのかを開発コンサルティング企業の担当者に聞いたところ、「インディーズ系の映画館」というコンセプトが返ってきた。その時はどうし てだかわからなかったので、私の友人で通信と放送の融合を意識したコンサルティングを既に10年以上やってきている姉崎氏を訪問して聞いたみた。

さすが姉崎氏だ!私の疑問をどんどん解いて行ってくださった。

「プロはエンコードしないのが原則。
消費者系ではmpeg系が現時点では一般マーケットを席巻している状態。
その中間のセミプロ向けなのがJPEG2000。
動画を加工する際にはある程度使えるので、フォーマットとしては今後も残って行くだろう。
ネットワークでの配信技術と結びつくと面白い需要を生み出す可能性ある。」

とのこと。
私が見た製品もまだハードディスクを複数つけて使う仕様のようだ。
しかもハードウェアーエンコーディングとディコーディングだ。
今後の展開次第では面白い商品になる可能性もある。
ターゲットは学校や、自治体かもしれない。
本物の映画館を建設する資金はないが、今後映画館を増やして行く可能性のある業界。
そう言えば、慶應の安西塾長は各キャンパスにハリウッド指定の4Kの映画館建設を考えていたのを思い出した。

モーションピクチャー

韓国の大学の先生が押し進めているモーションピクチャーの仕組みをご紹介いただいた。日本より圧倒的に安く開発できるというのが売りなのだが、もう少し調べてみたい。いったい相場ってどんなものなのだろう?

キャラクタービジネスをネットで展開していくのに適しているのではないかと思う。特に説明が必要な商品で子供向けターゲットのものを説明させる、しかもグッズ販売にも繋がる、そんなビジネスだ。もしかするとバーチャルスクールはこの範疇に入るかもしれない。

お預かりしたデータをiPodに入れて、いろいろなところでプレゼンしてみると、結構みんな話に乗ってくる。やはり動画の威力はすごいかもしれない。プレゼン用に急いで以前購入してしまっておいた簡易スピーカーも携帯するようになった。

静岡の東海大学の設備はほとんど使われていないという噂も聞きつけたが、以前、サン・マイクロシステムズに紹介してもらった、沖縄の名護にある国が かなりの資金を入れた施設は4年程前でもモーションピクチャーのスタジオを500円/時間で貸してもらえるというのを聞いて驚いた覚えがあるのを思い出し た。ポッドキャスティングという流通網でこのキャラクタービジネス、火がつくかもしれない

JOCW

日本オープンコースウェアーコンソーシアム
http://www.jocw.jp/

MITがカリキュラムや授業ノートを公開しているのはみなさんもご存知だと思う。これはその日本版。しかしひとつの大学のプロジェクトではなく、日本の一流どころの大学が揃って少しずつ始めているのが特徴だ。

慶應義塾大学のDMC(デジタルメディアコンソーシアム,http://www.dmc.keio.ac.jp/)のe-Learning担当の福 原教授を訪問した時にご紹介いただいた。福原氏は日本イーラニングコンソシアム(http://www.elc.or.jp/)の理事でもある。

確かに、日本の有名どころの大学が連携して情報を公開していっているという作業は、かなりインパクトがある。米国ではMITが走りすぎて他大学がつ いてきたいないからだ。しかもこのデータはNIME(http://www.nime.ac.jp/)の力で現在国の予算を使ってメタデータを入力してい る最中だとのこと。つまりデータベースとの親和性ができてくるということだ。SCORMにも対応していくという方針で、e-Learningのコンテンツ にもなっていく可能性がある。その将来図としては、無料のコースウェアーのマーケットと有償のサポートサービスで学位を取得するマーケットが融合してくる という話。つまり今のコミュニティサイトやSNSのビジネスモデルの発展系か。無料のコンテンツにむらがる潜在顧客、そこに対するAIを活用した広告マー ケッティング、さらには人のサービスとAIによるサービス。そんな図式が思い浮かべられる。

私からは、日本が世界に勝てる仕組みとしての、動画の活用と携帯コンテンツの活用を提言しておいた。融合すると世界をリードできるプロジェクトに発展していくかもしれない。

岡山放送

訪問してみると、最初は何か浮かぬ顔の支社長。
話し始めるとジレンマがわかってきた。
上司からはWeb2.0時代の新しいビジネスを考えるように指示があるが、自分ではその実態を把握しきれていない。しかも参加型のコミュニティでのレベル の低いコンテンツや、無法地帯のエッチ動画の嵐になっても、テレビ局が手がけるビジネスにならないのではないかという危惧がある。さすが業界の人だ。しっ かりと本質を見据えていると感じた。

しかし、状況は一変した。私が持っているiPodを使って、多摩美の学生のコンテンツを見せ始めた時だった。
「ピン!」と来たのだろう。
この作品を作った学生にアニメーションを作って欲しいとのこと。
実は、岡山放送には「OH!くん」というキャラクターがいる。ふんどしを締めた猫のキャラクター。なんともほんわかムードのミッフィーのようなキャラク ターだ。視聴者参加型で育ててきた経緯がある。例えばオリジナルデザインも名前も公募したもののようだ。管理は子会社が行っている。このキャラクターのア ニメーションをポッドキャスティングして、センスの良い「おまけ」として活用してみたくなったとのこと。
展示会での活用方法などをプレゼンしていた私の発言も参考になったのだと思う。

まずは、多摩美の教え子に、メールを書いてみた。
さて、この後どうなるものか。

http://www.ohk.co.jp/

e-Learningの展示会8

これは驚き!
既にIP V6での商用教育コンテンツが配信されていました。

リソー教育、個人指導塾などに導入されています。
衛星を使ったシステムより圧倒的に安く講義は威信できます。
大型ディスプレーで見てもかなりきれいな画像でした。

http://becare.co.jp/

e-Learningの展示会5

ケータイスタディ

携帯電話での学習ってどんなところまでできるのでしょう。
これから期待の分野ですね。
いち早く取り組んでいる企業の話を聞いてきました。
動画はまだまだこれからですね。