国土交通省の「地球地図の学校」プロジェクト第二弾
慶應義塾普通部太田先生による導入編。
国土交通省の「地球地図の学校」プロジェクト第二弾
慶應義塾普通部太田先生による導入編。
第一審査通過チームは
bbc2006022 110 Health Bone
bbc2006032 黄昏の旅団 Fatal Blade〜運命の剣〜
bbc2006041 ビターチョコレイター クイズガメラ邪神覚醒
bbc2006046 TEAM91K TEAM91K
bbc2006060 AliCE Prey Doll
bbc2006073 てむじん musicsite temjin
の6チームに決定いたしました。
尚、第二次審査は下記のとおり公開で行います。
一人でも多くの皆様にご覧いただきたいと思います。
日時:2007年3月26日(月)13:00-17:00
場所:銀座アップルストアー 3F シアタールーム
スケジュール予定:
13:00-13:05 事務局からの趣旨説明
13:05-13:20 企業プレゼンテーション1 M-log
13:20-13:35 大学プレゼンテーション1 Cyber Univ.
13:35-13:50 大学プレゼンテーション2 多摩美術大学(
13:50-14:00 休憩
14:00-14:15 チームプレゼンテーション1
14:15-14:30 チームプレゼンテーション2
14:30-14:45 チームプレゼンテーション3
14:45-15:00 チームプレゼンテーション4
15:00-15:15 チームプレゼンテーション5
15:15-15:30 チームプレゼンテーション6
15:30-15:40 休憩
15:40-15:55 企業プレゼンテーション2 Sun Micro Systems
15:55-16:10 企業プレゼンテーション3 ACCA
16:10-16:25 企業プレゼンテーション4 Apple
16:25-16:30 休憩
16:30-16:50 審査発表・講評
16:50-17:00 来年度のお知らせ
入賞されたチームの方々
プレゼンテーションの準備をお願いいたします。
IT系の人材からすると神様のような存在の石田晴久先生が、この3月末で10年間お勤めになった多摩美術大学を退職される。この春からはまた新たな チャレンジで日本サイバー大学への挑戦が控えており、まだまだそのバイタリティは衰えないが、日本での情報デザインという学問の普及は、石田先生なくして は起きなかった事だろう。
多摩美術大学で設立された「情報デザイン」の研究はその後、各美大でも新たな戦略学部として設置されてきた。
そもそも「情報をデザインする」ということはどういうことなのか。話し出すと大学の講座を一講座持てそうだが、私が今まで子供たちに伝えてきた、情報の収集、目標の設定、計画、実践、報告、反省、バージョンアップという学習のスタンスはここでも使う事ができた。
今後に期待するのは、こうした情報デザインを体験してきた学生達のコンテンツ及び大学そのもののサービスをひとつのメディアとして捉えて、どのように一般の人たちに発表していくかだろう。
今回は秋葉原のダイビルで展覧会を実施したが、その場所に行かないとどんな作品があるのかわからない、バーチャルでは体験できないという状態だ。 「インターネット放送」を授業で展開してきた私たちの希望しては、多摩美術大学放送局、武蔵野美術大放送局、芸術大学放送局、信州大学工学部放送局などが 続々とこの世に出てきて欲しいと願っている。
帰り際、学部長にこんな私の夢をぶつけてきた。
日時:2007年3月26日(月) 午後1時から5時
場所:銀座アップルストアー3階シアタールーム
予定:
第一次審査を通過したチームの公開プレゼンテーション
協賛いただいている企業からのジュニアクリエータ達へのプレゼンテーション
第二次審査発表、表彰式
公開で実施されますので、当日直接会場においで下さい。
70名程まで参加できます。
アップルコンピュータ(株)の法人営業部部長永坂良太さんのお話では
Instraction→Constractionへの変化をICTが生み出した事
生徒中心に一緒に考える、探索や発見のある学習の場
伝達、共同作業を行える環境
探索、創造、発信の循環のある共同作業の場の創出
等の言葉が出て来て、少しうれしくなってきた。
殆ど私が提唱し続けている内容をアップルが会社として考えていてくれるということがわかったからだ。
まさにBBCoach Project(http://bbcoach.mnw.jp/)はこうしたコンセプトの上に成り立った新たな学習環境だ。ぜひ一人でも多くの方々に知っていただきたいと願っている。
富山大学人間発達科学部長 教授 山西潤一先生(日本教育工学協会会長)の話では、
学校現場のICT化とは
学力向上に役立つ手法としての教育
ICT社会での資質を育成する教育
校務のコントロール
の3本の柱があること
学力向上のデータは既に証明されていること
教える側の知識レベルで、教わる側の知識レベルに差が出て来ている事
教える側の環境を管理する管理者のレベルでその環境に差が出て来ている事
などを論じていた。
まさにその通りだと思う。
学校だけではなく、これは企業にも当てはまるだろう。
そして今後の問題点としては
授業手法の蓄積と共有
発達段階に合わせたプログラム開発
校務処理改善の意識
が必要であると提案されていた。
授業手法の蓄積と共有の為にはPodCasting(インターネット放送)が最適であろう。私は「K-12 OCW Server Japan」(http://0to1.roundtable.co.jp/ocw/)というオープンコースウェアー推進サイトを既に構築している。一人 でも多くの仲間を集めたいと願っている。
発達段階に合わせたプログラムを配信するのにもPodCating(インターネット放送)が有効だと思う。また、弊社ではスタンフォード大学が開発 した「EPGY」(http://epgy.stanford.edu/courses/math/M00A/index.html? courselectures, http://epgy.stanford.edu/courses/math/M00A/index.html?exercises.html)等も評 価して各学校に紹介している。
あとは現場にイノベーションが起きるかどうかということだろう。
アップルが講演するイベントに参加してきた。
日本教育工学振興会(JAPET)主催。
元文部省、JAPETの専務理事の吉澤晴行氏のお話で心に残った言葉を紹介しておこう。
「環境が教育を改める」可能性がある。「壁を取り払う」可能性がある。
まさに、私もそう思い続けて、ICTと教育の分野で活動をしている。1994年の夏にインターネットと出会ってから、常にそう考えて来た。
環境を変える事で、サービスを受ける者も変化できるし、サービスを提供する側も変化できる。どう変化するかが問題であって、そこを見据えながら、教育現場の再構築をしていく必要があるという事だ。
慶應義塾普通部、戸山高校、多摩美術大学での授業運営、アットマーク・インターハイスクールでの学校運営、そしてBBCoach Projectでの新たな学習環境運営。ICTを使いこなす事で必ず学習の場、教育の場は変わり続けて来ている。これからもまた新たな課題に挑戦し続けて いきたいと願っている。
BBCoach Project が佳境に入っています。
現在登録チーム数101チーム。
元気なジュニアクリエータ達が最後の共同作業で追い込みをかけています。
第一次審査締め切りは2月28日。
第二次審査は3月26日、銀座のアップルストアー3Fのシアタールームを貸し切って公開で開催します。お時間のある方はぜひご覧ください。
「Takamiyans’ Internet TV」を構築しました。
大学のゼミのインターネット放送局です。教授の公開講座などを中心にゼミ活動を放映していきます。
http://tk-iptv.roundtable.o.jp/
知人に依頼されて、ある都内の私立女子高校の一年生の情報の授業を使って、2時間程講演をして来ました。
カトリック系の中高一貫校で、一瞬学内に入った時には、朝礼のお祈りの声のせいか厳粛な「始めての感覚」の雰囲気を感じましたが、いざ視聴覚室に入り生徒達を前にすると、やはり一般の学校と変わらない10代の子ども達の闊達さに安堵しました。
今回の講演に当たって、伝えたかったのは「なぜ、情報を学ぶのか」「どのように学ぶのか」という点です。
まず、自己紹介をするにあたって、一方的な話にならないように、生徒達にカードを配布しました。生徒の考えている事を共有したかったからです。本来 ならメールやWebでアンケートを取るのが簡単なのですが、この学校の視聴覚教室にはプレゼンテーション用のパソコンがあるだけで、生徒の席からはパソコ ンにアクセスできません。いわゆるアナログの手段です。
問いは次の3つ。
1 先週面白かった事は?
2 今週やってみたい事は?
3 将来やってみたい事は?
いきなり、「将来の夢は?」と聞いてもなかなか出て来ないのですが、こうした質問にすると、割と効率よく返事をもらえるようです。
それでも3番目の質問で、4分の1程度で一番多かったのが「未定」でした。
次が、クリエイティブ系。コンピュータを使った仕事、映画、漫画制作、建築と言った物を作り出す仕事に興味を持っていた女子高生が13%程いました。ま た、医療福祉系という方面を目指している子も国際派の仕事を目指しているのと同じくらい7.5%程いたのが目立っていたと思います。
私は、大学時代文系の学問を修め、理系の社会人教育を経て、35才の時に転機を迎えて、独学でのインターネットの知識をつけて、「インターネットと 教育」をテーマに活動し始めた話をし、専門家になってきたことをお話しました。きっと生徒達からはとりとめの無い話になってしまったかもしれません。
でも、質問に出たのが、理系と文系での情報の学び方の違い?であったり、最後に質問に来てくれた子が、ゲームクリエータになりたいけど、専門学校と大学どちらを選んだら良い?という質問があったり、わりと話を聞いてくれたのだなと感じました。
前の質問には、あまり理系・文系と区別しすぎるのも良くないと思うと回答ました。
後者の質問には、学校の種類を選ぶのではなくて、そこでの自分の活動がネットワークづくりを中心にできるか否か、一生懸命自分探しが出来た方どうかが大切 で、基礎作りの時期なんだと説明しました。また、そうした自分の実績がその後の活動には大きく影響してくる可能性があるというような回答をしました。
そういえば自分も同じような悩みを抱えていたのではと思い出されました。
本題のテーマとしては、慶応義塾普通部での授業がそうであったように、アットマーク・インターハイスクールの学校作りも、結局は「人と人を繋ぐ仕 事」であったこと。その仕事にはインターネットやコンピュータの知識は不可欠であったこと。必要であったから学ぶのも苦ではなかった事などを説明しまし た。エクセルや,ワード、パワーポイント等のソフトを覚えるのは、最終的に人に伝える物を伝えやすくするためであること、ホームページや動画の時代になっ てもそれは何も変わらないこと、情報をデザインするということは、どんな情報を持っていて、どのように自分の中で消化吸収して、それを相手に分かりやすい ように伝えて行くかの作業であることなどを語りました。
しかし、圧倒的に進歩したことも忘れてはいけないと。つまり、コンピュータは「繋がっている」ということ、繋がった先には「人」がいるということ。 人が繋がった時に何が起きるか、どんな事が出来るようになるかを真剣に考えてみて欲しいとお願いしました。繋がる事によってのメリットもデメリットもある と思います。その点をきちんと自分で把握して、自分なりの「情報」を学ぶ理由を見つけ出して欲しいと願っています。